「CPIで急落」

「CPIで急落」

木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅に反落。
1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5%上昇。
伸び率は1982年2月以来、約40年ぶりの大きさとなった。
上昇率は4カ月連続で6%超。
21年12月は7.0%だった。
セントルイス地区連銀のブラード総裁のコメント。
「7月1日までに1%の利上げが実施されることを望む」。
これらを嫌気した格好で売り物優勢となった。
テスラやエヌビディア、マイクロソフトなど時価総額が大きいグロース株が約3%安。
ウォルト・ディズニーは3.4%高。
玩具大手マテルが7.65%高。
ケロッグが3.11%上昇。
決算を発表したS&P500採用銘柄のうち78%が市場予想を上回っている。
週間新規失業保険申請件数は前週比1万6000件減の22万3000件。
減少は3週連続。
市場予想は23万件だった。
3月のFOMCで0.25%利上げという見方は完全に織り込まれた。
0.5%利上げ確率は99.5%。
0.75%利上げ確率は0.5%。
1月の財政収支は1190億ドルの黒字。
月次での黒字は2019年9月(830億ドル)以来2年超ぶり。
黒字額は19年4月(1600億ドル)以来の大きさだった。
前年同月は1630億ドルの赤字と1月として過去最大の赤字を計上していた。
10年国債利回りは2.043%。
一時2.056%と19年8月1日以来の高水準。
2019年8月以降で初めて2%を上回った。
2年国債利回りは1.609%。
ドル円は116円水準と5週間ぶりの安値水準。
WTI原油3月物は0.22ドル(0.25%)高の1バレル=89.88ドル。
ビットコインは1.11%安の4万3985.20ドル。
SKEW指数は127.72→129.78→128.11。
恐怖と欲望指数は40→36。

木曜のNYダウは526ドル(1.47%)安の35241ドルと4日ぶりに反落。
高値35800ドル、安値35100ドル。
NASDAQは304ポイント(2.10%)安の14185ポイントと3日ぶりに反落。
高値14509ポイント、安値14118ポイント。
S&P500は83ポイント(1.81%)安の4504ポイントと3日ぶりに反落。
高値4588ポイント、安値4484ポイント。
ダウ輸送株指数は267ポイント(1.71%)安の15390ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は3.22%安の3536ポイントと3日ぶりに反落。
VIX指数は19.79。
3市場の売買高は128億株(前日109億株、過去20日平均は125億株)。
225先物CME円建ては大証日中比315円安の27385円。
ドル建ては大証日中比305円安の27395円。
ドル円は116.00円。
10年国債利回りは2.043%。
2年国債利回りは1.609%。

「25日線を上回った」

木曜の日経平均は寄り付き239円高。
一時27800円台があって終値は116円(△0.42%)高の27696円と3日続伸。
日足は2日ぶりに陰線。
週間では256円の上昇。
週足は2週連続陽線。
下向きの25日移動平均線を回復。
ザラ場高値では1月5日高値→27日安値の下落幅(ザラ場高値から同安値へ)の54.9%戻りを達成。
(終値ベースでは48.2%)。
SQ値27835円は「幻」ではなかったが終値で下回っており大きく1敗。
TOPIXは0.53%高と3日続伸。
東証マザーズ指数は2.46%高と続伸。
日経ジャスダック平均は0.20%高と続伸。
東証1部の売買代金は3兆4508億円(前日3兆3825億円)。
値上がり1447銘柄(前1583銘柄)。
値下がり636銘柄(前日544銘柄)。
新高値37銘柄(前日47銘柄)。
新安値12銘柄(前日27銘柄)。
騰落レシオは95.15(前日91.97)。
NTTレシオは14.11倍(前日14.13倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
下向きの25日線(27625円)からは△0.26%(前日▲0.40%)。
21日ぶりに上回った。
下向きの75日線は28497円。
24日ぶりに上回った。
下向きの200日線(28588円)からは▲3.12%(前日▲3.56%)。
22日連続で下回った。
上向きの5日線は27449円。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.231%(前日▲11.759%)。
買い方▲10.775% (前日▲11.297%)。
買い方やや優勢継続。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.795%(前日△1.623%)。
マイナスに転じた。
因みに1月25日が△14.068%。
買い方▲31.914% (前日▲32.860%)。
空売り比率は44.1%(前日43.9%、21日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.5%(前日9.3%)。
日経VIは21.97(前日21.91)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.70倍(前日13.76倍)。
前期基準では18.06倍。
EPSは2021円(前日2004円)。
225のPBRは1.24倍。
BPSは22335円(前日22241円)
日経平均の益回りは7.30%。
10年国債利回りは0.225%。
東証1部全銘柄だと予想PERは14.88倍。
前期基準では20.02倍。
PBRは1.25倍。
東証1部単純平均株価は17円高の2284円。
東証1部売買単価は2471円(前日2250円)。
東証1部時価総額は722兆円(前日719兆円)。
ドル建て日経平均は239.52(前日238.91)。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比315円安の27385円。
高値27855円、安値27340円。
大証先物夜間取引終値は日中比320円安の27380円。
気学では「戻り売り方針の日」。
火曜は「突っ込み買いの日。上放れ高きは売り向かえ」。
水曜は「良く動く日。足取りについて駆け引きせよ」。
木曜は「押し目買いにある時は急伸することあり」。
金曜は「人気に逆行して動き、前後場歩調を変える」。
ボリンジャーのマイナス1σが27000円。
マイナス2σが26374円。
プラス1σは28251円。
アノマリー的には「バレンタインデーは上げの特異日」。

《今日のポイント2月11日》

(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅に反落。
   10年国債利回りは2.043%。
   2019年8月以降で初めて2%を上回った。
   2年国債利回りは1.609%。
   ドル円は116円水準と5週間ぶりの安値水準。
   ビットコインは1.11%安の4万3985.20ドル。
   SKEW指数は127.72→129.78→128.11。
   恐怖と欲望指数は40→36。

(2)ダウ輸送株指数は267ポイント(1.71%)安の15390ポイントと3日ぶりに反落。
   SOX指数は3.22%安の3536ポイントと3日ぶりに反落。
   VIX指数は19.79。
   3市場の売買高は128億株(前日109億株、過去20日平均は125億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比315円安の27385円。

(3)東証1部の売買代金は3兆4508億円(前日3兆3825億円)。
   新高値37銘柄(前日47銘柄)。
   新安値12銘柄(前日27銘柄)。
   騰落レシオは95.15(前日91.97)。
   NTTレシオは14.11倍(前日14.13倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。

(4)下向きの25日線(27625円)からは△0.26%(前日▲0.40%)。
   21日ぶりに上回った。
   下向きの75日線は28497円。
   24日ぶりに上回った。
   下向きの200日線(28588円)からは▲3.12%(前日▲3.56%)。
   22日連続で下回った。
   上向きの5日線は27449円。
   2日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.231%(前日▲11.759%)。
   買い方▲10.775% (前日▲11.297%)。
   買い方やや優勢継続。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.795%(前日△1.623%)。
   マイナスに転じた。
   因みに1月25日が△14.068%。
   買い方▲31.914% (前日▲32.860%)。

(6)空売り比率は44.1%(前日43.9%、21日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は9.5%(前日9.3%)。
   日経VIは21.97(前日21.91)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.70倍(前日13.76倍)。
   EPSは2021円(前日2004円)。
   BPSは22335円(前日22241円)
   日経平均の益回りは7.30%。
   10年国債利回りは0.225%。

(8)東証1部単純平均株価は17円高の2284円。
   東証1部時価総額は722兆円(前日719兆円)。
   ドル建て日経平均は239.52(前日238.91)。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが27000円。
   マイナス2σが26374円。
   プラス1σは28251円。
   アノマリー的には「バレンタインデーは上げの特異日」。

今年の曜日別勝敗(2月10日まで)

月曜3勝1敗
火曜3勝3敗
水曜4勝2敗
木曜2勝4敗
金曜2勝3敗

2月第1週の週間海外投資家動向。
現物1705億円売り越し(4週連続で売り越し)。
先物435億円売り越し(4週連続で売り越し)。
合計2140億円売り越し(4週連続で売り越し)。

1月第4週の週間海外投資家動向。
現物2009億円売り越し(3週連続で売り越し)。
先物3266億円売り越し(3週連続で売り越し)。
合計5276億円売り越し(3週連続で売り越し)。

今日の延長戦でしか考えない思考法。
換言すれば「通りすがりの相場観」。
日替わりで長期思考は薄い。
これが大半の市場観測なのだろう。
あたかも先を見ているように聞こえることもある。
それでもその日の相場の強弱にされている。
高ければ強気、安ければ弱気。
昨日の弱気も相場の上昇を見れば、なぜか「買うしかない」。
昨日の強気も相場の下落を見れば「待つも相場、見るも相場。調整もある」。
この不思議な傾向は専門家も素人の域を出ないような気がする。
せいぜい「専門家は理路整然と間違える」傾向が強いだけだろう。
直観を軽視し、適当な数字を持ってきて説明するのが専門家であるにすぎないとも言える。
ということは、数字を持ち出す術に長けているのが専門家なのかもしれない。
重要なのは通りすがりの相場観ではない。
保存の効く相場観だろう。

スケジュールを見てみると。
【2月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
    気学では「前半もたつくも中旬より反落し、月末には保ち合いとなる」。
   
2月11日(金)建国記念日で休場、米ミシガン大学消費者信頼感、
2月13日(日)NISAの日、米スーパーボウル
2月14日(月)バレンタインデーは上げの特異日
2月15日(火)10ー12月GDP速報値、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、ZEW景況感
2月16日(水)第三次産業活動指数、首都圏マンション販売、米小売売上高、鉱工業生産、
        中国各種経済指標
2月17日(木)貿易収支、機械受注、米住宅着工、フィラデルフィア連銀製造業景況感、
        G20財務相・中央技能総裁会議(インドネシア)、変化日
2月18日(金)消費者物価、 米中古住宅販売、連邦政府つなぎ予算の期限、株高の日L
2月21日(月)プレジデンツデーでNY休場
2月22日(火)企業向けサービス価格指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格、独IFO景況感
2月23日(水)天皇誕生日で休場
2月24日(木)米新築住宅販売、株安の日L、変化日
2月25日(金)米耐久財受注、米個人所得 大幅高の日
2月28日(月)鉱工業生産、米シカゴ購買部協会景気指数、モバイル見本市「MWC」開催(バルセロナ)
        MSCIパッシブ売買インパクト

◇━━━ カタリスト━━━◇

ポエック(9264)・・・動兆

水処理機器、動力、防災関連が中核。
水処理機器、オゾン装置、防潮壁が拡大基調。
水素ステーションの冷却装置向けに期待感。
業績堅調。
(1795円)

(兜町カタリスト櫻井)

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