「3陽連のあと」

3陽連のあと」
 
NY株式は続落。
ハイテクセクターの軟調は継続。
トランプ大統領がアマゾンに対する課税措置見直しに言及した報じられたことからアマゾンが大幅安となった。
一方、ディフェンシブセクターは底堅く推移。
2017年第4四半期のGDP確報値は年率換算で前期比29%増で着地。
改定値の25%増から上方修正。市場予想の27%増も上回った。    
債券市場は四半期末を控えたポジション調整から買い優勢の展開。
「不安定な株価動向を受けた債券への逃避買いが膨らんだ」という見方だ。
10年国債利回りは2773%と一時7週間ぶりの低水準となった。
290億ドルの7年債入札は応札倍率が20162月以来の低水準。
米財務省は今週、過去最大規模となる総額2940億ドルの入札を実施したが無事通過したことになる。
29日は午後2時(日本時間30日午前3時)までの短縮取引。
30日は聖金曜日の祝日で休場。
為替はドル高トレンド。
「貿易戦争懸念が和らいだほか、四半期末を迎えドルに資金が流入した」との解釈だ。
「聖金曜日の週末を控えトレーダーらがポジションを調整。
ドルがやや早い段階で底堅く推移した」という声も聞こえる。
ドル円は一時107円台。
 
大幅安ながら3日連続の高値引けだった水曜。
一時500円以上の下落となったが、大引けにかけて下げ幅を縮小。
「大引けにかけて前日同様配当の再投資の買いが奏功した」との解釈だ。
権利配当落ち分160円を埋めることはできなかったが21000円台キープという格好。
日経平均の日足は高値引けで「陽の丸坊主」。
3日連続の陽線で「3陽連」は底堅い足取りだ。
「ファンダメンタルズからはこれ以上売り叩けない水準」という声も聞こえる。
23日時点の裁定買い残は前週比2019億円減少し13321億円と3週連続の減少。
一方裁定売り残は前週比1051億円増の1945億円と6週連続増。
1991年の統計開始以降の最高を3週連続で更新した。
25日線(21556円)からは24%のマイナスかい離。
200日線(21316円)からは13%のマイナスかい離。
騰落レシオは8941%まで低下。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲13515%(前日▲11591)
買い方は▲10072%(前日▲10213)
拮抗から買い方有利のトレンド。
Quick調査の信用評価損率は▲1166%とやや悪化。
空売り比率は469%と7日連続の40%超。
日経平均のEPS1678円でPER1253倍。
シカゴ225先物終値は日中比200円高の21230円。
NY株の続落にもかかわらずドル円が一時107円台に乗せたことを好感した格好。
「ドル高円安は単なる期末要因」という訳のわからない解釈も聞こえる。
昨日も下値となったボリンジャーのマイナス20711円。
マイナス21133円。
これを上回ればあとは200日線、そして25線がターゲットとなろう。
気学では「後場高のこと多し、前場安なら買い狙い良し」。
もっとも前場高のスタート予想だからまた難しい。
 
 
NYダウは9ドル安の23848ドルと続落。
NASDAQ59ポイント安の6949ポイント。
SP5007ポイント安の2605ポイント。
ダウ輸送株指数6ポイント高の10188ポイント。
3市場の売買高は696億株。
CME円建ては大証比200円高の21230円。
ドル建ては大証比240ポイント高の21270ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比230円高の21260円。
ドル円は10690円。
10年国債利回りは2775%。
 
 
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夢真(2362)・・・動兆。
 
夢真に注目する。
同社は建設現場の若年層施工管理技術者派遣が主力。
施工管理技術者など若者採用2500人計画(純増約700人)は順調に推移。
育成中のIT向け技術者派遣に期待感。
IT企業への派遣ではなく一般企業のIT技術者ニーズに応える方向だ。
2月度の売上高は246200万円(前年同月比30%増)で、営業利益は44700万円(同70%増)。
稼動人数の増加、および派遣単価の改善で30%増収となった。
営業利益は70%増となった。
1710月~182月累計営業利益の通期予想42億円(前期比46%増)に対する進捗率は、5カ月で484%。
1172円)。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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