「0.002%」
グッドフライデーの週末3連休を控えたNY株式市場で主要3指数は続伸。
FRBが新型コロナウイルス感染拡大への対応策の一環として打ち出した総額2兆3000億ドルの地方政府や企業に対する支援策を好感。
「ジャンク債購入はかなり予想外だった」と言う声が聞こえる。
相場を左右したのが原油先物相場。
OPECプラスの協調減産への期待と失望が同居した格好。
結局は5月と6月に日量1000万バレルの減産を行うことで合意した。
週間ではNYダウが12.7%、S&P500が12.1%、NASDAQは10.6%上昇。
S&P500の週間の昇率は1974年以来の大きさ。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は660万6000件。
前週の686万7000件からやや鈍化したが2週連続で600万件超。
過去3週間の合計は1678万件となった。
国債利回りは低下。
10年国債利回りは0.728%。
2年国債利回りは0.231%。
ドルは下落。
ドル円は108円台半ば。
恐怖と欲望指数は31→42に上昇。
もう一息でFear→Greedになる。
木曜の日経平均は寄り付き23円高、終値7円安と5日ぶりに反落。
19000円台はキープした。
日足は4日ぶりの陰線。
右肩上がりに転じた5日線(18809円)を4日連続で上回った。
プラスかい離は2.85%。
東証1部の売買代金は2兆2998億円。
7日連続の3兆円割れ(48日連続の2兆円超)。
4月で最も少なく2兆3000億円割れ。
2月21日(2兆973億円)以来の低水準となった。
値上がり1098銘柄(前日1634銘柄)。
値下がり1007銘柄(前日478銘柄)。
新高値21銘柄(前日27銘柄)。
新安値0銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは88.18(前日86.35)。
NTレシオは13.65倍。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩下がりの25日線(18594円)からは4.04%のプラスかい離。
逆に第一次限界水準に近付いてきた。
右肩下がりの75日線は21778円。
右肩下がりの200日線(21876円)からは11.57%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.698%(前日▲6.885%)。
買い方▲19.775%(前日▲21.047%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り▲13.195%(前日▲14.475%)。
買い方▲36.740%(前日▲39.011%)。
空売り比率は45.7%と5日ぶりに上昇。
空売り規制なしの比率は7.2%。
日経HVは58.0、日経VIは40.45。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.74倍。
3日連続で12倍台。
EPSは1518円(前日1509円)。
PBRは0.93倍。
BPSは20801円。
225先物採用銘柄の益回りは7.85%。
ドル建て日経平均は177.61(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は1円安の1856円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1680円(前日1671円)。
東証1部の時価総額は542兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比30円安の19460円。
高値19620円、安値19095円。
大証夜間取引終値は日中比20円安の19470円。
気学では「目先のポイントを作る注意日」。
月曜は「吹き値売り方針の日」。
火曜は「逆行性強く、前後場足取りを変える」。
水曜は「前日の総名にお反して動く」。
木曜は「安値にある時は買い方針良し」。
金曜は「後場高の日。悪目買戻し、逆の時は見送るべし」。
ボリンジャーのプラス1σが19818円。
勝手雲の上限は18879円で2日連続勝手雲の上。
勝手雲は4月16日に白くねじれている。
RSIが68.10。
RCIが48.08。
今年6勝6敗の金曜日はオプションSQ日。
いつものことながら前日のファーストリテの決算発表が相場を読みにくくする。
今夜の米国、英国、香港市場などは聖金曜日で休場。
それこそグッドフライデーになって欲しい日。
3月25日高値19564円に手が届く位置ではある。
暫定SQ値は19577円48銭。
寄り付き段階は幻。
脱却できるかどうかが今日の課題。
今年の曜日別勝敗(4月9日まで)
↓
月曜4勝8敗
火曜7勝6敗
水曜8勝6敗
木曜5勝9敗
金曜6勝6敗
IMFのゲオルギエワ専務理事のコメント。
「新型コロナウイルスのパンデミックにより2020年の世界経済成長率は大幅なマイナス。
1930年代の世界恐慌以来の大不況になる。
3カ月前、われわれは2020年の1人当たりの所得成長率が160カ国以上の加盟国でプラスになると予想していた。
今では今年の1人当たりの所得成長率が170カ国以上でマイナスになると予想。
今年下半期にパンデミックが終息に向かえば21年には部分的な経済回復が予想される。
しかし見通しに関しては途方もない不確実性がある。
パンデミックの期間を含め多くの変動要因次第で、一段と悪化する可能性もある」。
とうとうあの歴史的な出来事の世界大恐慌まで遡ってきた。
ま、市場では歴史的なスペイン風邪まで振り返られたのだから当然かも知れない。
大手銀行の定期預金の金利は0.002%。
三井住友が0.01%→0.002%に引き下げたのに他行が追随した格好だ。
定期預金金利の引き下げは2016年以来4年ぶり。
100万円預けても利息は年間20円。
手数料を取られないだけ良いと考えるしかないのだろう。
一方で普通預金の金利は0.001%。
定期預金の利率は普通預金の2倍ある。
しかし定期預金の半分もあるとも見られよう。
100万円を預けてその差は年間10円。
それでも定期預金をする意味っていうのがよくわからない。
大手銀行の総預金は3月末時点で391兆円。
行き場がなくほとんど金利がつかないお金があふれている。
木曜のNYダウは285ドル高の23719ドルと続伸。
高値は24008ドルまであった。
NASDAQは62ポイント高の8153ポイント。
S&P500は39ポイント高の2789ポイント。
ダウ輸送株指数は84ポイント高の8236ポイント。
SOX指数は2.33%下落。
VIX指数は41.67。
3市場の売買高は115.2億株(過去20日平均は151億株)。
225先物CME円建ては大証日中比30円安の19460円。
ドル建ては大証比日中比110円高の19600円。
ドル円は108.46円。
10年国債利回りは0.728%。
2年国債利回りは0.231%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
ラクーン(3031)・・・動兆
ラクーンに注目する。
同社はアパレルや雑貨を取り扱うBtoBサイト「スーパーデリバリー」を運営。
主に海外流通においてマスクの需要が急増。
消毒等の抗菌・除菌用品も拡大。
新型コロナウイルスの感染拡大を要因とした流通額の減少は見られず堅調に推移。
むしろECについての拡大基調だ。
(兜町カタリスト櫻井)
