「鬼は外、福は内」

「鬼は外、福は内」

前引けの日経平均株価は285円15銭高の28376円20銭と前場の高値引けで続伸。
続伸は1月14日までの5日続伸以来。
6日ぶりに5日線(28192円)を回復した。
もっとも一時下落に転じた場面もあったからまだ「おっかなびっくり」の状態。
東証1部の売買代金は1兆2449億円。

それこそ節分だけに「鬼は外」。
続けて「福は内」と言いたいところ。
節分=追儺=豆を撒く日。
豆=魔目=魔滅に繋がるという故事来歴。
「鬼は外、福は内」。
外ばかりではなく足元に目を向けようという意味にも通じようか。
場でも豆を撒けば良いのかもしれない。
マーケットでは、節分までは昨年の相場を引きずる。
それ以降は大体今年の相場になると言われる。
本格的には4月1日に昨年来高安値が年初来高安値に変ってからが今年の相場。
風景が変るのは4月まで待たなければならないだろうか。
「雨の中に立春大吉の光あり」(高浜虚子)。

日経朝刊最終面の文化欄を見ていたら・・・。
日本ラジオ博物館の館長さんの言葉。

1925年のラジオ放送開始の頃。
「当初は相場の番組はほとんどで。地方の資産家は舶来の高価なラジオで放送を聞いた。
今のIT投資の先駆けとも言える。
代表的なのが米国で量産されたAR-812型。
日本で放送が始まった頃に正式に輸入され家1軒に当たる高額で売られた」。
そういえば、証券会社の視点でも短波放送で株価を伝えている時代は長かった。

(櫻井)

 

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