「飲み水の問題ではなく」

「飲み水の問題ではなく」

「荒れるSQ週に続伸後の急反落」

火曜のNY株式市場で主要3指数は5日ぶりに大幅反落。
主要3指数の下落率は4%を超え2020年6月以来の大幅な下落率となった。
8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びで着地。
「FRBがインフレ対応でタカ派姿勢を弱めるという期待に冷水を浴びせた」との見方だ。
アップル、マイクロソフト、アマゾンなど金利に敏感なハイテク関連が下落。
8月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.3%上昇。
7月の8.5%から縮小した。
ただ市場予想の8.1%は上回った。
前月比では0.1%上昇。
市場予想は0.1%低下だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比6.3%上昇。
7月の5.9%から加速し市場予想の6.1%も上回った。
前月比では0.6%上昇。
7月は0.3%上昇だった。
「FRBが来週0.75%ポイントの積極的な利上げを実施することはほぼ確実。
短期的な引き締めサイクル休止の観測にも強く抵抗するだろう」との見方だ。
ガソリンは前月比10.6%下落した。
一方、食品は前月比0.8%上昇。
前年同月比でも11.4%上昇し1979年5月以来の大幅な伸びとなった。
家賃は前月比0.7%上昇。
前年同月比では6.3%上昇。
86年4月以来最大の上昇率となった。
CPIは6月に前年同月比9.1%上昇し1981年11月以来約40年ぶりの大幅な伸びを記録。
ピークに達したとの解釈だが6カ月連続で8%を超えて推移。
FF金利が織り込む0.75%利上げ確率は81%。
1%利上げの確率は前日のゼロ→19ー35%。
2023年2月までのターミナルレート(利上げの最終到達点)の予想は4.50─4.75%。
11月と12月のFOMCではそれぞれ0.5%利上げ見通し。
国債利回りは急上昇。
2年国債利回りは一時約15年ぶりの高水準となる3.794%まで上昇。
10年債との逆イールドは前日の0.21%→0.33%に拡大した。
10年国債利回りは3.513%。
2年国債利回りは3.745%。
米財務省が13日発表した8月の財政収支は2200億ドルの赤字。
赤字額は前年同月(1710億ドル)から29%増加した。
歳入は前年同月比13%増の3040億ドル。
歳出は19%増の5230億ドル。
2022会計年度(21年10月─22年8月)累計では9460億ドルの赤字。
前年同期(2兆7100億ドルの赤字)から65%減少した。
ドルは円やユーロなどに対して急伸しドル円は144円台半ば。
WTI原油先物10月限は前日比0.47ドル(0.54%)安の1バレル=87.31ドル。
ビッドコインは9.48%安の20277ドル。
イーサは6.8%安の1600ドル。
SKEW指数は121.06→125.46。
恐怖と欲望指数は48→40。
荒れるSQ週にCPIをネタに上昇幅を吐き出した格好。
不謹慎だが「茶番」に見えて仕方がない。
「騒がない」というのが適当なのだろう。

火曜のNYダウは1276ドル(3.94%)安の31104ドルと5日ぶりに反落。
高値32006ドル、安値31018ドル。
サイコロは5勝76敗。
4日続伸での合計1240ドル余りの上昇幅が1日で消えた。
NASDAQは632ポイント(5.16%)安の11633ポイントと5日ぶりに反落。
高値11957ポイント、安値11604ポイント。
サイコロは4勝8敗。
4日続伸での合計721ポイントの上場幅はかろうじて下回和らなかった。
その前の7日続落での下落幅は約1095ポイントだった。
S&P500は177ポイント(4.32%)安の3932ポ゚イントと5日ぶりに反落。
高値4037ポイント、安値3921ポイント。
サイコロは5勝7敗。
4日合計の上昇幅は約207ポイントはほぼ消した。
ダウ輸送株指数は540ポイント(3.79%)安の13712ポイントと4日ぶりに反落。
SOX指数は6.18%安の2562ポイントと5日ぶりに反落。
VIX指数は27.27と上昇。
3市場の合算売買高は115.8億株(前日96.3億株。過去20日平均は103.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比770円安の2763円。
ドル建ては大証日中比735円安の27665円。
ドル円は144.55円。
10年国債利回りは3.513%。
2年国債利回りは3.745%。

「2日連続で空売り比率40%割れ」

火曜の日経平均は寄り付き14円高。
終値は72円(△0.25%)高の28614円と4日続伸。
日足は4日連続で陽線。
SQ値28253円に対しては2勝1敗。
TOPIXは6.35ポイント(△0.32%)高の1986イントと4日続伸。
日銀は6月19日以来60日間ETFを買っていない。
プライム市場指数は3.29ポイント(△0.32%)高の1022.27と4日続伸。
東証マザーズ指数は0.06%安の753.48と4日ぶりに反落。
プライム市場の売買代金は2兆3609億円(前日は2兆1700億円)。
値上がり1008銘柄(前日1259銘柄)。
値下がり735柄(前日488銘柄)。
新高値118銘柄(前日148銘柄)。
3日連続で3ケタ。
新安値4銘柄(前日2銘柄)。
日経平均の騰落レシオは102.51(前日101.37)。
NTレシオは14.40倍(前日14.41倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(28299円)からは△1.12%(前日△0.91%)
2日連続で上回った。
上向きの75日線は27501円。
41日連続で上回った。
横這いの200日線(27439円)からは△4.28%(前日△4.00%)。
4日連続で上回った。
上向きの5日線は28173円。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.090%(前日▲14.015%)
買い方▲6.685%(前日▲6.896%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.364%(前日▲15.602%)。
買い方▲22.672% (前日▲22.251%)。
空売り比率は38.4%(前日39.5%。2日連続で40%割れ)。
空売り規制なしの比率6.5%(前日6.3%)。
9月9日時点の信用売り残は505億円増の8470億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は871億円減の3兆895億円。
4週ぶりに減少。
信用倍率は3.65倍(前週3.99倍)。
8週連続で3倍台。
日経VIは18.30(前日19.15)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.95倍(前日12.92倍)。
18日連続で12倍台。
前期基準では13.66倍。
EPSは2209円(前日2209円)。
225のPBRは1.18倍。
BPSは24249円(前日24394円)。
10年国債利回りは0.240%。
プライム市場の予想PERは13.90倍。
前期基準では14.59倍。
PBRは1.20倍。
プライム市場の予想益回りは7.19%。
配当り利回り(加重平均)は2.43%。
プライム市場の単純平均は20円高の2531円。
プライム市場の売買単価は2534円(前日2566円)。
プライム市場の時価総額は721兆円(前日719兆円)。
ドル建て日経平均は201.13(前日198.94)と4日続伸。
9日ぶりに200ドル台復活。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比770円安高の27630円。
高値28470円、安値27610円。
大証先物夜間取引終値は日中比750円安の27650円。
9月の権利配当落ち分は日経平均で224円。
(TOPIXでは19.6ポイント)。
現物はまだ配当落ちしていないので224円の逆ザヤ。
気学では「下寄り買い。但し突飛高は利入れ方針。飛付警戒」。
木曜は「先日来高かりし時は反落する日」。
金曜は「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが28791円。
プラス2σが29204円。
マイナス1σが27806円。
マイナス2σが27313円。
先週末から始まった水星の逆行は10月2日に終わる。
今週末のNYはクワドラブルウイッチング(メジャーSQ)。
アノマリー的には明日が「上げの特異日」。

《今日のポイント9月14日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は5日ぶりに大幅反落。
   10年国債利回りは3.513%。
   2年国債利回りは3.745%。
   ドル円は144円台半ば。
   SKEW指数は121.06→125.46。
   恐怖と欲望指数は48→40。
   荒れるSQ週にCPIをネタに上昇幅を吐き出した格好。
   不謹慎だが「茶番」に見えて仕方がない。

(2)ダウ輸送株指数は540ポイント(3.79%)安の13712ポイントと4日ぶりに反落。
   SOX指数は6.18%安の2562ポイントと5日ぶりに反落。
   VIX指数は27.27と上昇。
   3市場の合算売買高は115.8億株(前日96.3億株。過去20日平均は103.3億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比770円安の2763円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆3609億円(前日は2兆1700億円)。
   値上がり1008銘柄(前日1259銘柄)。
   値下がり735柄(前日488銘柄)。
   新高値118銘柄(前日148銘柄)。
   3日連続で3ケタ。
   新安値4銘柄(前日2銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは102.51(前日101.37)。
   NTレシオは14.40倍(前日14.41倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(28299円)からは△1.12%(前日△0.91%)
   2日連続で上回った。
   上向きの75日線は27501円。
   41日連続で上回った。
   横這いの200日線(27439円)からは△4.28%(前日△4.00%)。
   4日連続で上回った。
   上向きの5日線は28173円。
   4日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.090%(前日▲14.015%)
   買い方▲6.685%(前日▲6.896%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.364%(前日▲15.602%)。
   買い方▲22.672% (前日▲22.251%)。

(6)空売り比率は38.4%(前日39.5%。2日連続で40%割れ)。
   空売り規制なしの比率6.5%(前日6.3%)。
   9月9日時点の信用売り残は505億円増の8470億円。
   3週ぶりに増加。
   同信用買い残は871億円減の3兆895億円。
   4週ぶりに減少。
   信用倍率は3.65倍(前週3.99倍)。
   8週連続で3倍台。
   日経VIは18.30(前日19.15)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.95倍(前日12.92倍)。
   EPSは2209円(前日2209円)。
   BPSは24249円(前日24394円)。
   10年国債利回りは0.240%。

(8)プライム市場の単純平均は20円高の2531円。
   プライム市場の時価総額は721兆円(前日719兆円)。
   ドル建て日経平均は201.13(前日198.94)と4日続伸。
   9日ぶりに200ドル台復活。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28791円。
   プラス2σが29204円。
   マイナス1σが27806円。
   マイナス2σが27313円。
   先週末から始まった水星の逆行は10月2日に終わる。
   今週末のNYはクワドラブルウイッチング(メジャーSQ)。
   アノマリー的には明日が「上げの特異日」。

今年の曜日別勝敗(9月13日まで)

月曜17勝16敗
火曜19勝17敗
水曜18勝16敗
木曜19勝15敗
金曜19勝15敗

「株は上げなきゃ下がらない。株が下げなきゃ上がれない」。
簡単な言葉だが、これはある意味で株式市場の本質だろう。
しかし上下運動の説明をするには道具が必要だ。
「CPIが予想よりも上ブレたから急落」。
専門家のもっともらしい言葉に翻弄されるのが市場でもある。
大昔は貿易収支、あるい雇用統計、最近は物価。
材料には事欠かない。
しかし、CPIは8.1%上昇の市場予想が8.1%で着地したのは事実。
トレンドが反転してインフレ継続感が出たのも事実。
それでも7月の9.1%よりも低いし、何よりCPIそのものが何カ月も遅れて出てくる数次の合計。
信頼性があるのかないのかという点は問われない。
むしろ今週のアメリカはメジャーSQ週。
だから荒れているのだろうが、ここは見ない。
先日、送迎バスに取り残された幼児が亡くなった事故があった。
「なぜ確認しなかったんだろう」。
「女の子が園にいないことに気が付かないのだろうか」。
などと話しているときにある市場関係者は言った。
「なんでバスに飲み水積んでおかなかったんだろう」。
この発想には驚いた。
飲み水を積む以前の問題だし、事の本質は道具の問題ではない。
本質から離れて道具を持ち出して語る姿勢では、この市場関係者の相場見通しはきっと当たらないだろう。

大和証券のクオンツリポートは「MSCI指数構成銘柄の11月定期見直し予想」。
MSCIによる発表は11月10日、リバランスは同月30日引けで発生する。

・採用候補
7211 三菱自

・除外候補

2002 日清粉G           
2433 博報堂DY         
8355 静岡銀             
2371 カカクコム         
4516 日本新薬           
7186 コンコルディア     
3861 王子HD           
6845 アズビル           
6465 ホシザキ           
2127 日本M&A         
2593 伊藤園             
6753 シャープ           
1803 清水健             
4042 東ソー     

◇━━━ カタリスト━━━◇

サンセイランディック(3277)・・・動兆

権利関係が複雑な底地や居抜き不動産の権利調整が中核。
居抜きが販価想定超。
底地も堅調。
ペンション再生事業などの先行費こなし営業増益幅拡大。       

(兜町カタリスト櫻井)

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