「雇用統計など関係なしで続落」

「雇用統計など関係なしで続落」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
原油価格が再び上昇しインフレ懸念が継続。
「FRBがインフレ抑制に一段と積極的な利上げを行わざるを得なくなる」との懸念が拡大。
パウエルFRB議長が否定した次回FOMCでの0.75%利上げを警戒。
「議長を嘘つきにしたい」という印象だ。
雇用統計などほぼ関係なく市場は恐怖心を煽られている格好。
それでも「焦点は来週の消費者物価指数(CPI)にシフト」との声。
茶番チックな解釈で笑える。
NYダウは一時500ドル以上の下落場面があったが下落幅を縮小した。
NASDAQ総合は終値ベースで2020年以来の安値を更新。
5週続落で12年第4四半期以来最長となった。
S&P500種も5週続落。
11年第2四半期以来最長となった。
4月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比42万8000人増加。
市場予想(39万1000人増)は上回った。
雇用増が40万人を超えたのは12カ月連続。
製造業のほか、レジャー・接客で雇用が増加した。
4月の失業率は3.6%と、前月から横ばいだった。
時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。
伸びは前月の0.5%から鈍化。
前年同月比では5.5%上昇。
前月比で5.6%伸びた。
労働参加率は62.2%。
2年ぶりの高水準だった前月の62.4%から低下した。
国債利回りは上昇。
10年国債利回りは3.142%。
2年国債利回りは2.724%。
ドル円は130円台半ば。
WTI原油6月物は前日比1.51ドル(1.39%)高の1バレル=109.77ドル。
週間では約5%上昇で2週続伸。
ビッドコインは1.7%安の3万5892ドル。
SKEW指数は127.75→128.65→126.21。
恐怖と欲望指数は32→31。

週末のNYダウは98ドル(0.30%)安の32899ドルと続落。
高値33035ドル、安値32474ドル。
サイコロは6勝6敗。
NASDAQは173ポイント(1.40%)安の12144ポイントと続落。
高値12358ポイント、安値11990ポイント。
連日の年初来安値更新。
サイコロは5勝7敗。
S&P500は23ポイント(0.57%)安の4123ポイントと続落。
高値4157ポイント、安値4067ポイント。
サイコロは6勝6敗。
ダウ輸送株指数は183ポイント(1.21%)安の14900ポイントと続落。
SOX指数は0.78%安の2982ポイントと続落。
VIX指数は30.19。
3市場の売買高は134.9億株(前日は134.5億株、直近20日平均121億株)。
225先物CME円建ては大証日中比225円安の26885円。
ドル建ては大証日中比200円安の26910円。
ドル円は130.56円。
10年国債利回りは3.142%。
2年国債利回りは2.724%。

週間ベースでNYダウは0.2%安、6週続落(累計5,6%下落)。
NASDAQ総合指数は1.5%安、5週続落(同14.8%下落)。
S&P500は0.2%安(同9.3%下落)。

「週足は今年初の4週連続陽線」

週末の日経平均は寄り付き34円安。
終値は185円(△0.69%)高の27003円と反発
日足は2日ぶりに陽線。
「連休明けで直近の米国株が大きく崩れたのは5月2日と似たパターン。
どちらも米株安を冷静に受け止めたがFOMCを通過した分、週末の方がより強い反応となった」。
そんな声もある。
週間では155円の上昇。
週足は今年初の4週連続陽線。
昨年9月の5週連続以来だ。
TOPIXは17ポイント(△0.93%)高の1915ポイントと反発。
プライム市場指数は9ポイント高の985.49。
東証マザーズ指数は2.55%安と4日続落。
プライム市場の売買代金は3兆4359億円(前日2兆9582億円)。
連休の間としては多かった。
値上がり1279銘柄(前日949柄)。
値下がり510銘柄(前日830銘柄)。
新高値104銘柄(前日71銘柄)。
新安値41銘柄(前日28銘柄)。
日経平均の騰落レシオは88.50(前日83.88)。
NTレシオは14.03倍。
3月22日以来の低水準。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(27151円)からは▲0.55%(前日▲1.36%)。
7日連続で下回った。
下向きの75日線は26990円。
7日ぶりに上回った。
下向きの200日線(28053円)からは▲3.74%(前日▲4.423%)。
77日連続で下回った。
上向きの5日線は26751円。
3日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.584%(前日▲11.385%)。
買い方▲11.768% (前日▲12.233%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.288%(前日▲3.228%)。
買い方▲32.746% (前日▲31.873%)。
空売り比率は42.7%(前44.5%。28日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は5.3%(前日7.5%)。
4月28日時点の信用売り残は336億円減の6459億円。
3週ぶりに減少。
同信用買い残は209億円減の3兆760億円。
2週ぶりに減少。
信用倍率は4.76倍(前週4.56倍)。
5週連続で4倍台。
日経VIは27.73(前日27.83)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.60倍(前日12.53倍)。
8日連続で12倍台。
前期基準では15.12倍。
EPSは2143円(前日2140円)。
3円増加して今年最大。
225のPBRは1.20倍。
BPSは22316円(前日22348円)
日経平均の益回りは7.94%。
10年国債利回りは0.240%。
プライム市場の予想PERは13.67倍。
前期基準では16.63倍。
PBRは1.21倍。
プライム市場の単純平均は10円高の2410円。
プライム市場の売買単価は2292円(前日2477円)。
プライム市場の時価総額は696兆円(前日690兆円)。
ドル建て日経平均は206.73(前日205.98)。
週末のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比225円安の26885円。
高値27120円、安値26540円。
大証先物夜間取引終値は日中比310円安の26810円。
気学では月曜は「高下荒く初め高いと後安の日。戻り売り良し」。
火曜は「関門注意日にして、後場仕成りの急変を見る」。
水曜は「変化を起こす重要日。前日来の足取りに注意」。
木曜は「一方に偏して動く日、波動について駆け引きせよ」。
金曜は「人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが27645円。
マイナス1σが26657円。
マイナス2σが26168円。
マイナス3σが25670円。
一目均衡の雲の上限が26748円。
下限が26644円。
2日連続で雲の上。
その雲は金曜に白くねじれた。
4月25日の26904円ー26764円のマドは埋めた。
アノマリー的には「株安の日」。

《今日のポイント5月9日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
   10年国債利回りは3.142%。
   2年国債利回りは2.724%。
   SKEW指数は127.75→128.65→126.21。
   恐怖と欲望指数は32→31。

(2)ダウ輸送株指数は183ポイント(1.21%)安の14900ポイントと続落。
   SOX指数は0.78%安の2982ポイントと続落。
   VIX指数は30.19。
   3市場の売買高は134.9億株(前日は134.5億株、直近20日平均121億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比225円安の26885円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆4359億円(前日2兆9582億円)。
   連休の間としては多かった。
   値上がり1279銘柄(前日949柄)。
   値下がり510銘柄(前日830銘柄)。
   新高値104銘柄(前日71銘柄)。
   新安値41銘柄(前日28銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは88.50(前日83.88)。
   NTレシオは14.03倍。
   3月22日以来の低水準。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)下向きの25日線(27151円)からは▲0.55%(前日▲1.36%)。
   7日連続で下回った。
   下向きの75日線は26990円。
   7日ぶりに上回った。
   下向きの200日線(28053円)からは▲3.74%(前日▲4.423%)。
   76日連続で下回った。
   上向きの5日線は26751円。
   3日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.584%(前日▲11.385%)。
   買い方▲11.768% (前日▲12.233%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.288%(前日▲3.228%)。
   買い方▲32.746% (前日▲31.873%)。

(6)空売り比率は42.7%(前44.5%。28日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は5.3%(前日7.5%)。
   4月28日時点の信用売り残は336億円減の6459億円。
   3週ぶりに減少。
   同信用買い残は209億円減の3兆760億円。
   2週ぶりに減少。
   信用倍率は4.76倍(前週4.56倍)。
   5週連続で4倍台。
   日経VIは27.73(前日27.83)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.60倍(前日12.53倍)。
   6日連続で12倍台。
   前期基準では15.12倍。
   EPSは2143円(前日2140円)。
   3円増加して今年最大。
   225のPBRは1.20倍。
   BPSは22316円(前日22348円)
   日経平均の益回りは7.94%。
   10年国債利回りは0.240%。

(8)プライム市場の単純平均は10円高の2410円。
   プライム市場の時価総額は696兆円(前日690兆円)。
   ドル建て日経平均は206.73(前日205.98)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27645円。
   マイナス1σが26657円。
   マイナス2σが26168円。
   マイナス3σが25670円。
   一目均衡の雲の上限が26748円。
   下限が26644円。
   2日連続で雲の上。
   その雲は金曜に白くねじれた。
   4月25日の26904円ー26764円のマドは埋めた。
   アノマリー的には「株安の日」。

今年の曜日別勝敗(5月6日まで)

月曜6勝9敗
火曜10勝7敗
水曜9勝7敗
木曜9勝8敗
金曜7勝9敗

週間ベースで日経平均株価は0.6%高、2週ぶり反発。
TOPIXは0.9%高、2週ぶり反発。
東証プライム市場指数は0.9%高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は2.9%安、5週続落(累計15.0%下落)。
東証スタンダード市場指数は0.4%高、2週ぶり反発。
東証グロース指数は2.8%安、4週続落(指数発表以降同14.1%下落)。
東証REIT指数0.9%高、2週ぶり反発。

日曜の日経朝刊トップ「世界企業減速、増益2%」の見出し。
1-3月期は2%増益で約104兆円。。
10ー12月の前四半期は6割増益だったからブレーキがかかったとの解釈。
とはいえ6四半期増益。
19年1-3月比では42%増。
素材・エネルギーは増益幅を拡大。
一方、情報通信や金融などが減益に転じた。
今後の課題は4-6月の現状と今期見通し。
おそらく期初見通しはショボいだろう。
むしろ年後半をどう見るかだが、中間期で上方修正。
通期増益基調継続と考えれば悪くないと考えたい。

こんな指摘もあった。
「FOMCの過度な悲観の修正が1日で終わるという株式市場参加者のポジション事情。
CMEではプット(売る権利)の総売買高をコール(買う権利)の総売買高で割ったプット・コール・レシオ。
4月29日に1.33と過去半年で最高を記録。
00年や08年など過去の利上げ局面に比べ買い残の水準は2倍。
利上げは信用金利の上昇につながり買い残の山が一気に崩れかねない。
個人(非営利団体を含む)は株式時価総額80兆ドルの約4割(32兆ドル)を保有。
現預金などは18兆ドル。
株式が3割下落すると現預金の半分が消滅する計算になる」。

因みに5月6日時点の米S&P50にのプットコールレシオは1.01。
因みに4月28日時点の日経平均のプットコールレシオは0.10。
4月25日が0.09、4月13日が6.05だった。

「PCレシオ5日移動平均が1.1を上回ったら買い、0.07を下回ったら売り」。
「PCレシオ5週移動平均が1.1を上回ったら買い、0.1を下回ったら売り」。
「PCレシオが0.7以下:コール需要が急増し、強気ムードが強まる」。
「PCレシオが1.3以上:プット需要が急増し、弱気ムードが強まる」。
解釈応用編はいくらもあるしダマシもある。

◇━━━ カタリスト━━━◇

アスタリスク(6522)・・・動兆

スマホに装着のバーコード・RFIDリーダーが中核。
主力。小売、自販機、物流に展開。
米国飲料メーカー向け物流管理用バーコードリーダーが拡大。
国内は衣料、物流など堅調。
セルフレジに期待。

(兜町カタリスト櫻井)

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