「陽のスパイラル」
木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は85万3000件と前週の71万6000件から予想以上に増加。
9月半ば以来の高水準となった。
これを受けて序盤は売り物優勢。
ただ追加景気刺激策への期待感は当然ながら台頭。
ムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長が「大きな進展」が見られるとコメント・
これが拡大支援材料となった格好。
民泊仲介大手の米エアビーアンドビーがNASDAQ市場に上場。
初値は新規株式公開の売り出し価格(68ドル)の2倍以上の146ドル。
公開価格での時価総額は約872億ドル。
株価は一時142.6%高の165ドルまで急騰し終値は144.71ドル。
11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%、前年比1.2%上昇。
食品価格がやや低下したものの幅広い上昇が見られ、伸びはともに市場予想の0.1%、1.1%を上回った。
EU首脳会議では1兆1000億ユーロの多年度財政枠組み(MFF)と7500億ユーロのコロナ復興基金案について合意。
「長期債利回りが過去数カ月にわたり上昇。
利回り上昇に歯止めをかけ借り入れコストを低水準に抑えるためFRBは長期債の買い入れを拡大させる可能性がある」。
そんな声もある。
10年国債利回りは0.906%。
2年国債利回りは0.138%。
ドル円は104円台前半。
SKEW指数は135.71。
16日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は80ポイント→77ポイント。
木曜のNYダウは69ドル安の29999ドルと続落。
終値は日中安値からは100ドル超戻した。
NASDAQは66ポイント高の12405ポイントと反発。
S&P500は4ポイント安の3668ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は113ポイント安の12689ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は0.04%安の2733ポイントと反落。
VIX指数は22.43。
3市場の売買高は103.1億株(前日104.1億株。過去20日平均は114.8億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比15円高の26645円。
ドル建ては大証日中比15円高の26685円。
ドル円は104.20円。
10年国債利回りは0.906%。
2年国債利回りは0.138%。
木曜の日経平均は寄り付き129円安。
終値61円安の26758円と反落。
日足は3日連続陽線。
SBGの売買代金は第2位の任天堂の8.7倍にまで膨らんでダントツ。
TOPIXも反落。
東証マザーズ指数は続落。
日経ジャスダック平均は反落。
東証1部の売買代金は2兆7270億円(前日2兆3361億円)。
30日連続の2兆円超え。
値上がり739銘柄(前日1457銘柄)。
値下がり1339銘柄(前日625銘柄)。
新高値55銘柄(前日68銘柄)。
新安値10銘柄(前日11銘柄)。
騰落レシオは112.27(前日119.13)。
NTレシオは15.0倍(前日15.07倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(25962円)からは△3.06%。
26日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は24225円。
右肩上がりの200日線(22285円)からは△20.06%(前日△20.42%)。
2日連続で△20%超。
右肩下がりに転じた5日線(26667円)から△0.33%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.993%(前日▲18.944%)。
買い方▲7.525%(前日▲7.036%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.436%(前日▲10.978%)。
買い方▲20.899%(前日▲19.560%)。
空売り比率は39.9%(2日ぶりの40%割れ:前日37.9%)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日6.9%)。
日経VIは19.74と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは25.00倍(前日25.00倍)。
前期基準では19.85倍。
EPSは1070円(前日1072円)。
225のPBRは1.19倍。
BPSは22484円(前日22536円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.00%(前日4.00%)。
配当利回りは1.73%。
東証1部全銘柄だと予想PERは27.48倍。
前期基準では21.51倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.29倍。
ドル建て日経平均は256.19(前日257.42)。
東証1部単純平均株価は12円安の2317円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2306円(前日2131円)
東証1部時価総額は674兆円(前日675兆円)。
水曜のシカゴ225先物終値は大証日中比15円高の26645円。
高値26785円、安値26565円。
225先物大証夜間取引終値は日中比50円高の26680円。
気学では「前日の足取りに反して動くこと多し」。
月曜は「寄り高は売り狙い良し。突っ込みは見送り」。
火曜は「戻り売りの日。但し急落したら利入れのこと」。
水曜は「前日より安きは底入れ。買い仕込め」。
木曜は「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り」。
金曜は「不時安をみせる日。戻り売りで駆け引きせよ」。
ボリンジャーのプラス1σが26752円。
プラス2σが27543円。
一目均衡の雲の上限が23375円。
27日連続で雲の上。
勝手雲の上限は26337円。
27日連続で勝手雲の上。
RSIが71.86(前日70.97)。
RCIが79.67(前日84.89)。
先週末(26751円)との比較ではわずか5円の値動き。
11月30日に26800円台に乗せた後26900円台に届かない日が9日連続。
週足陽線基準は26547円。
6週連続高への挑戦。
メジャーSQ通過後の空虚さは避けたいところ。
《今日のポイント12月11日》
(1)木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
SKEW指数は135.71。
16日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は80ポイント→77ポイント。
(2)ダウ輸送株指数は113ポイント安の12689ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は0.04%安の2733ポイントと反落。
VIX指数は22.43。
3市場の売買高は103.1億株(前日104.1億株。過去20日平均は114.8億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比15円高の26645円。
(3)東証1部の売買代金は2兆7270億円(前日2兆3361億円)。
30日連続の2兆円超え。
新高値55銘柄(前日68銘柄)。
新安値10銘柄(前日11銘柄)。
騰落レシオは112.27(前日119.13)。
(4)右肩上がりの25日線(25962円)からは△3.06%。
26日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(22285円)からは△20.06%(前日△20.42%)。
2日連続で△20%超。
右肩下がりの5日線(26667円)から△0.33%。
2日連続で上回った。
(5)空売り比率は39.9%(2日ぶりの40%割れ:前日37.9%)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日6.9%)。
(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.993%(前日▲18.944%)。
買い方▲7.525%(前日▲7.036%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.436%(前日▲10.978%)。
買い方▲20.899%(前日▲19.560%)。
(7)ドル建て日経平均は256.19(前日257.42)。
東証1部時価総額は674兆円(前日675兆円)。
(8)ボリンジャーのプラス1σが26752円。
プラス2σが27543円。
RSIが71.86(前日70.97)。
RCIが79.67(前日84.89)。
先週末(26751円)との比較ではわずか5円の値動き。
11月30日に26800円台に乗せた後26900円台に届かない日が9日連続。
週足陽線基準は26547円。
暫定SQ値は26713円47銭。
6週連続高への挑戦。
メジャーSQ通過後の空虚さは避けたいところ。
今年の曜日別勝敗(12月10日まで)
↓
月曜24勝21敗
火曜25勝19敗
水曜25勝23敗
木曜19勝27敗
金曜22勝25敗
12月第1週の海外投資家は現物1599億円買い(5週連続買い越し)。
先物2137億円売り(2週連続売り越し)。
合計539億円の売り越し。
売り越しは5週間ぶり。
米家計の純資産は7-9月(第3四半期)にも増加し過去最高に達した。
背景は株式相場の上昇。
「貯蓄の減少分を相殺した」との見方だ。
純資産は、前期比3.8兆ドル(約396兆円)、3.2%増加し123.5兆ドル。
家計債務は年率5.6%増加。
背景は住宅ローン債務が2007年以来の大幅増加となったことだという。
住宅ローンが増加しても株高がそれを打ち消してくれる世界。
想像できることは不動産価格の上昇と株価の上昇の連環。
リーマンショックの頃に言われた「負のスパイラル」は逆転し「陽のスパイラル」に変身。
そんな見方ができようか。
日経朝刊「スクランブル」では「リンク債、償還金の行方」。
観測では日経平均リンク債の残高は9000億円。
ただこれは公募分だろうから私募分を入れれれば兆円単位だろう。
早期償還条件発効価格は)は概ね23000円→25000円だという。
参照時期がくれば当然償還されることになる。
「早期償還で戻る金額は数週間以内に2000億円。
さらに4500億円が条件を充たしそうだ」との声。
リーマンの頃はノックインで売りを呼んだリンク債。
今は上昇局面で買いを呼ぶものに逆転した格好。
こちらも「陽のスパイラル」だろう。
もっとも・・・。
日経平均リンク債はダウサイドリスクは大きいがアップサイトメリットはゼロ。
そんな商品設計だが年換算数%の分配金を求めたマネーが寄ってくるから不思議なもの。
基本的にはプットの売りのプレミアを取りに行っているだけ。
一番儲かるのは設定している業者と販売している金融機関。
この構図はあまり指摘されないのは不思議だ。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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同社は医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供。
病院向けの新規サービスが拡大基調。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
