「鎧橋」

「鎧橋」

「つじつまの合わないハイテク主導での続伸」

木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%程度続伸。
10年国債利回りが低下。
「金利低下がグロースセクターの一部を下支えした」との見方だ。
エヌビディアが4%高。
四半期業績は市場予想を下回ったが「売上高低迷が最悪期を脱する可能性がある」との見方。
良いとこ取りの動きに見える。
フィラデルフィア半導体(SOX)指数は3%超の上昇。
アップルとマイクロソフトが1%、アマゾンとアルファベットが2%超上昇。
アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が4.8%高。
ブロードコムが3.6%高。
ジャクソンホールでのパウエルFRB議長発言を警戒している割にはつじつまの合わない動きだ。
「イベント通過で材料解消の動き」の先取りなのかも知れない。
今四半期からロシアの消費者および商業銀行向け事業を閉鎖すると発表したシティグループが2.1%高。
通期の売上高見通しを下方修正したセールスフォースは3.4%安。
デル・テクノロジーズが第2四半期決算で売上高の伸びが過去6四半期で最低となった。
決算発表を受け、時間外取引で株価は約7%下落。
ギャップは2022年の通期見通しを撤回。
第2四半期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比0.6%減。
速報値の0.9%減から上方修正。
第1四半期は1.6%減だった。
市場予想は0.8%減。
第2四半期の国内総所得(GDI)は1.4%増。
第1四半期は1.8%増だった。
GDPとGDIの平均は第2四半期に0.4%増。
第1四半期の0.1%増から伸びが加速した。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比2000件減の24万3000件。
市場予想は25万3000件だった。
7月中旬に26万1000件と8カ月ぶりの高水準を記録して以来25万件水準で推移。
FF金利先物市場が織り込む9月0.75%利上げの確率は65%。
0.5%利上げ確率は35%。
FF金利は現行の2.33%から年末までに3.64%に上昇する見通し。
10年国債利回りは3.031%。
2年国債利回りは3.374%。
独IFO業況指数は88.5に低下。
2020年6月以来の低水準。
低下は3カ月連続。
7月分は88.7に上方修正された。
第3四半期のドイツ経済はマイナス成長となる見通し。
ドル円は136円台半ば。
WTI原油先物9月限は2.37ドル(2.5%)安の92.52ドル。
ビッドコインは145ドル安の21565ドル。
SKEW指数は123.83→122.78→123.10。
恐怖と欲望指数は46→48。

木曜のNYダウは322ドル(0.98%)高の33291ドルと続伸。
高値33306ドル、安値32889ドル。
サイコロは8勝4敗。
NASDAQは207ポイント(1.67%)高の12639イントと続伸。
高値12641ポイント、安値12471ポイント。
サイコロは6勝6敗。
S&P500は56ポイント(1.36%)高の4197ポ゚イントと続伸。
高値4156ポイント、安値4119ポイント。
サイコロは7勝5敗。
ダウ輸送株指数は254ポイント(1.73%)高の14957ポイントと3日続伸。
SOX指数は3.62%高の2970ポイントと3日続伸。
VIX指数は21.78と低下。
3市場の合算売買高は93億株(前日89億株。過去20日平均は108億株)。
225先物CME円建ては大証日中比170円高の28680円。
ドル建ては大証日中比180円高の28690円。
ドル円は136.51円。
10年国債利回りは3.031%。
2年国債利回りは3.374%。

「週足陽線基準は28724円」

木曜の日経平均は寄り付き102円高。
終値は165円(△0.58%)高の28479円と6日ぶりに反発。
8月SQ値28525.62円を一時上回った場面もあった。
日足は3日ぶりに陽線。
TOPIXは9.42ポイント(△0.48%)高の1976ポイントと4日ぶりに反発。
プライム市場指数は4.84ポイント(△0.48%)高の1017.08と4日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は1.16%高の743.68と続伸。
プライム市場の売買代金は2兆222億円(前日は2兆3245億円)。
値上がり1243銘柄(前日1005銘柄)。
値下がり512柄(前日734銘柄)。
新高値63銘柄(前日40銘柄)。
新安値4銘柄(前日4銘柄)。
日経平均の騰落レシオは111.33(前日116.01)。
NTレシオは14.41倍(前日14.39倍)。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
上向きの25日線(28213円)からは△0.94%(前日△0.47%)
28日連続で上回った。
上向きの75日線は27251円。
28日連続で上回った。
横這いの200日線(27539円)からは△3.41%(前日△2.80%)。
23日連続で上回った。
下向きの5日線は28594円。
5日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.734%(前日▲12.076%)
買い方▲6.411%(前日▲6.877%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.280%(前日▲14.634%)。
買い方▲24.256% (前日▲24.911%)。
空売り比率は41.3%(前日42.7%。6日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率6.8%(前日7.2%)。
日経VIは19.06(前日19.97)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.92(前日12.85倍)。
3日連続で12倍台。
前期基準では13.52倍。
EPSは2204円(前日2203円)。
225のPBRは1.17倍。
BPSは24341円(前日24318円)。
10年国債利回りは0.225%。
プライム市場の予想PERは13.86倍。
前期基準では14.53倍。
PBRは1.20倍。
プライム市場の予想益回りは7.21%。
配当り利回り(加重平均)は2.44%。
プライム市場の単純平均は2円安の2525円。
プライム市場の売買単価は2230円(前日2240円)。
プライム市場の時価総額は718兆円(前日715兆円)。
ドル建て日経平均は208.23(前日207.09)と6日ぶりに反発。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比170円高の28680円。
高値28685円、安値28345円。
大証先物夜間取引終値は日中比170円高の28680円。
気学では金曜は「目先の天底をつくる日」。
月曜は「下放れ突っ込むと底入れする。逆なら反落する」。
火曜は「初め高いと後安し。吹き値売り方針良し」。
水曜は「押し込むと跳ね返す日。突っ込み買いで駆け引きせよ」。
木曜は「後場高の日。押し目買い方針で進め」。
金曜は「安値にある時は急伸する日」。
ボリンジャーのプラス2σが29181円。
プラス1σが28697円。
アノマリー的には「変化日」。
週足陽線基準は28724円。
前週末比プラス基準は28930円。
月足陽線基準は27993円。

《今日のポイント8月26日》

(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%程度続伸。
   10年国債利回りは3.031%。
   2年国債利回りは3.374%。
   ドル円は136円台半ば。
   SKEW指数は123.83→122.78→123.10。
   恐怖と欲望指数は46→48。

(2)ダウ輸送株指数は254ポイント(1.73%)高の14957ポイントと3日続伸。
   SOX指数は3.62%高の2970ポイントと3日続伸。
   VIX指数は21.78と低下。
   3市場の合算売買高は93億株(前日89億株。過去20日平均は108億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比170円高の28680円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆222億円(前日は2兆3245億円)。
   値上がり1243銘柄(前日1005銘柄)。
   値下がり512柄(前日734銘柄)。
   新高値63銘柄(前日40銘柄)。
   新安値4銘柄(前日4銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは111.33(前日116.01)。
   NTレシオは14.41倍(前日14.39倍)。
   サイコロは4勝8敗で33.33%。

(4)上向きの25日線(28213円)からは△0.94%(前日△0.47%)
   28日連続で上回った。
   上向きの75日線は27251円。
   28日連続で上回った。
   横這いの200日線(27539円)からは△3.41%(前日△2.80%)。
   23日連続で上回った。
   下向きの5日線は28594円。
   5日連続で下回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.734%(前日▲12.076%)
   買い方▲6.411%(前日▲6.877%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.280%(前日▲14.634%)。
   買い方▲24.256% (前日▲24.911%)。

(6)空売り比率は41.3%(前日42.7%。6日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率6.8%(前日7.2%)。
   日経VIは19.06(前日19.97)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.92(前日12.85倍)。
  3日連続で12倍台。
   EPSは2204円(前日2203円)。
   BPSは24341円(前日24318円)。
   10年国債利回りは0.225%。

(8)プライム市場の単純平均は2円安の2525円。
   プライム市場の時価総額は718兆円(前日715兆円)。
   ドル建て日経平均は208.23(前日207.09)と6日ぶりに反発。

(9)ボリンジャーのプラス2σが29181円。
   プラス1σが28697円。
   アノマリー的には「変化日」。
   週足陽線基準は28724円。
   前週末比プラス基準は28930円。
   月足陽線基準は27993円。

今年の曜日別勝敗(8月25日まで)

月曜16勝14敗
火曜16勝17敗
水曜18勝14敗
木曜18勝14敗
金曜17勝14敗

8月第3週の週間海外投資家動向。
現物222億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
先物4263億円買い越し(5週連続で買い越し)。
合計4040億円買い越し(3週連続で買い越し)。
個人は現物1871億円売り越し。
先物850億円買い越し。
合計1020億円売り越し。
信託銀行は現物51億円買い越し。
先物34億円買い越し。
合計86億円の買い越し。

8月第2週の週間海外投資家動向。
現物1229億円売り越し(3週ぶりに買い越し)。
先物2714億円買い越し(4週連続で買い越し)。
合計3943億円買い越し(2週連続で買い越し)。
個人は現物2747億円売り越し。
先物599億円売り越し。
合計3338億円売り越し。
信託銀行は現物97億円売り越し。
先物221億円売り越し。
合計318億円の売り越し。

明るい材料を好む株式市場。
一方でネガティブでおどろおどろしい材料を好むのは商品市場。
理由は簡単で、株は明るい材料で上昇するが、商品は世界の悪材料で上昇する。
問題は、世界では商品市場が株式市場よりもメインということ。
東京では商品先物は付属的な扱いをされているが、世界は違う。
そして歴史も長い。
この主導権の違いが東京から相場を見にくくするのだろう。
しかも東京でやけに人気が継続している「アップORダウン」のFX市場は商品市場からの転入組が多い。
理論的には銀行出身者が目立つが、実務的には商品先物ワールドだろう。
90年代にFXが登場してから市場の話題は世界経済のスケジュールとチャートが主流となってしまった。
換言すればデータスケジュールと紙芝居で動く世界。
経済は人間の活動の結果だが、無機質に感じられるのはこの影響だろう。
商品は悪材料が好き、とくにおどろおどろしい世界経済崩壊論や株価暴落論が好き。
でも株は好材料や明るい未来が大好き。
この素性の違いを知ることは結構重要だ。

所管官庁で言えば財務省と経済産業省。
大蔵省の時代には通産省と圧倒的な力の差があった。
兜町と蛎殻町を隔てているのが鎧橋というのが実感だった。
商品相場の地位向上を目指して、そして証券市場の投資家が欲しくて商品ファンドという奇怪なものもあった。
資金全体の8割を高利回りの日本国債で運用し残りの2割で商品先物でドテンバタン。
失敗しても国債の金利で元本は確保できるという代物。
さすがにバブルの時代でも人気はなかった。
ところがETFが登場して様相は一変。
原油でも金でも生々しさが消えてスマートになった。
穀物でさえ「現引きしたが芽が出る」なんて揶揄する向きもいなくなった。
大蔵省は財務省と改名して存在感が薄くなり通産省は経済産業省と改名して強くなった。
市場も似たようなものかもしれない。
中身はそんなに変わらないのに取り扱い商品の内容を変えて改名したらパワーバランスが変化した格好だ。

スケジュールを見てみると・・・。

【8月】5勝5敗、(勝率50%、10位)
    気学では「戻り売り方針一貫のとき。新安値は買い。下旬より上昇傾向」。

8月27日(土)アフリカ開発会議(→28日、チュニジア)
8月29日(月)株高の日L
8月30日(火)失業率、米CB消費者信頼感、FHFA住宅価格、CS住宅価格、JOLT求人件数
        JPX400・JPX中小型定期銘柄入れ替え実施
8月31日(水)鉱工業生産、消費動向調査、中国製造業非製造業PMI、
         MSCI日本株指数パッシブ売買インパクト

【9月】8勝2敗、(勝率80%、2位)
    気学では「初め高きは中旬にかけて下押し。月末小波乱か」。

9月 1日(木)法人企業統計、米ISM製造業景況感、中国財新製造業PMI
9月 2日(金)マネタリーベース、米雇用統計、製造業受注
9月 5日(月)レイバーデーでNY休場、東方経済オーラム(ロシア)、
        天然ガスLNG国際会議「ガステック」(ミラノ)変化日
9月 6日(火)家計調査、毎月勤労統計、米ISM非製造業、JPモルガンコンポジットPMI
        株安の日
9月 7日(水)景気動向指数、米貿易収支、ベージュブック、中国貿易収支、アップルのイベント(予定)
9月 8日(木)景気ウォッチャー調査、GDP改定値、都心オフィス空室率、米消費者信用残高、ECB理事会
9月 9日(金)メジャーSQ、マネーストック、中国生産者・消費者物価
9月10日(土)中国中秋節(→11日)、水星逆行開始
9月11日(日)沖縄県知事選、ロシア統一選挙
9月12日(月)変化日
9月13日(火)法人企業景気予測調査、国内企業物価指数、米消費者物価、財政収支、国連総会 株高の日
9月14日(水)機械受注、米生産者物価、
9月15日(木)貿易統計、第三次産業活動指数、米小売売上高、鉱工業生産、NY連銀製造業景気指数、
 フィラデルフィア連銀製造業景況感、輸出入物価、上海協力機構サミット(ウズベキスタン)、上げの特異日
9月16日(金)米ミシガン大学消費者信頼感、中国各種経済指標、FTSE日本株パッシブ売買インパクト
9月19日(月)敬老の日で休場、米NAHB住宅市場指数
9月20日(火)消費者物価、首都圏マンション販売、米FOMC(→21日)、住宅着工件数、建設許可件数、国連総会一般討論開始 株安の日
9月21日(水)日銀金融政策決定会合(→22日)、訪日外客数、米パウエルFRB議長会見、中古住宅販売
9月22日(木)黒田日銀総裁会見、米4-6月期経常収支、 株安の日、変化日
9月23日(金)秋分の日で休場、デリバティブの祝日取引解す、動かない日
9月25日(日)イタリア総選挙
9月26日(月)アジア開発銀行年次総会(→30日)、独IFO景況感 株安の日L
9月27日(火)企業向けサービス価格指数、米耐久財受注、CB消費者信頼感、FHFA住宅価格、新築住宅販売、 株高の日L
9月28日(水)日銀金融政策決定会合議事要旨、米中古住宅販売仮契約、変化日
9月29日(木)日中国交正常化50周年、米GDP改定値、 株高の日L
9月30日(金)失業率、鉱工業生産、消費動向調査、米個人所得・支出、中国PMI、株安の日L、日経平均パッシブ売買インパクト

今日明日はお台場の日経IR個人投資家フェアへ遠征。
サンセイランディックさんのブースのお手伝い。

◇━━━ カタリスト━━━◇

ソラスト(6197)・・・動兆

医療機関への人材派遣、在宅サービスが中心の介護や保育事業が中核。
介護・保育がM&A効果で大幅増収。
10月にさいたま市に新設する施設でセンサー活用の科学的介護実施。

(兜町カタリスト櫻井)

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