「銅の高値水準を傍証に」

「銅の高値水準を傍証に」
 
水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって大幅高。
S&P500が続伸し過去最高値を更新。
上昇は過去10日で9回目。
NASDAQも過去最高値を更新しコロナ危機前の水準を約23%上回った。
NYダウも2月に付けた最高値(ザラバ29568ドル)に迫った。
トリガーはADP雇用レポート。
民間部門雇用者数の伸びが42万8000人と市場予想の95万人を大きく下回っての着地を好感。
地区連銀経済報告(ベージュブック)で「済活動は8月下旬にかけて小幅ながら拡大」との見方も追い風となった。
エヌビディアが3.8%高。
3市場の売買高は98.5億株と増加継続(20日平均は91.2億株)。
市場に人が戻りつつある格好だ。
株価は午後に上場の勢いを増し取引終了前30分にかけ高値を更新。
10年国債利回りは0.647%。
2年国債利回りは0.134%。
「底堅い経済指標とFRBによる追加緩和という二つの力が市場に働いている」という声が聞こえる。
ドルは続伸、ユーロは下落。
ドル円は106円台前半。
SKEW指数は141,10。
恐怖と欲望指数は767→78。
ますます強気の欲ばりトレンドとなってきた。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き123円高。
終値109円高の23247円と反発。
日足は2日ぶりに陰線。
「反発はしたが、どうも勢いがない」という白けた声ばかりが聞こえた。
とはいえ満月の天赦日。
今年は3回とも3ケタの上昇となった。
東証1部の売買代金は1兆8786億円と2日連続の2兆円割れ。
新興2市場は3日続伸。
マザーズ指数は連日の年初来高値更新。
値上がり1228銘柄(前日915銘柄)。
値下がり846銘柄(前日1162銘柄)。
新高値63銘柄(前日38銘柄)。
新安値4銘柄(前日6銘柄)。
騰落レシオは101.76(前日96.61)。
NTレシオは14.32倍(前日14.32倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(22834円)からは△1.81%。
17日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22421円。
微妙に横ばった200日線(22016円)からは△5.59%。
右肩下がりの5日線(23123円)から△0.54%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲20.398%(前日▲19.922%)。
買い方▲6.983%(前日▲7.230%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.319%(前日▲21.349%)。
買い方▲11.871%(前日▲11.910%)。
空売り比率は37.3%(4日ぶりの40%割れ:前日42.3%)。
空売り規制なしの比率は6.6%。
Quick調査の8月28日時点の信用評価損率は▲15.85%。
(前週▲14.68%)。
4週ぶりに悪化。
8月28日時点の裁定売り残は411億円減の1兆6106億円。
(当限は1兆3301億円)
3週連続の減少。
同裁定買い残は105億円減の5110億円。
(当限は4211億円)。
4週ぶりの減少。
日経HVは13.5、日経VIは22.12。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.01倍(前日21.98倍)。
前期基準では18.16倍。
EPSは1056円(前日1052)。
暫定PERは22.01倍。
計算上のEPSは1056円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21133円(前日21034円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.54%(前日4.55%)。
配当利回りは1.95%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.04倍。
前期基準では19.50倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.21倍。
ドル建て日経平均は219.25(前日218.97)。
東証1部単純平均株価は14円高の2152円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1923円(前日1811円)。
東証1部の時価総額は617兆円(前日614兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比205円高の23505円。
高値23510円、安値23165円。
大証夜間取引終値は日中比220円高の23520円。
気学では「不時高を見る日。押し目買い方針良し」。
金曜は「逆行性強く、前日の足取りに反して動く」。
ボリンジャーのプラス1σが23246円。
一応サポート。
プラス2σが23657円。
一目均衡の雲の上限が22582円。
22日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22866円で下限は22524円。
3日連続で雲の上。
RSIが71.43。
RCIが49.93。
シカゴ225先物が23505円。
大証夜間取引終値が23520円。
8月25日の戻り高値23431円はクリア。
2月21日の窓の23378円もクリア。
同日の高値23588円も視野に入ってコロナ下落を埋めそうな気配だ。
「天赦日、満月」はNYでも奏功した。
そしてイスラムの新年から10日目。
今年もアノマリーは成立した。
 
 
《今日のポイント9月3日》
 
(1)S&P500が続伸し過去最高値を更新。
   上昇は過去10日で9回目。
   NASDAQも過去最高値を更新しコロナ危機前の水準を約23%上回った。
   NYダウも2月に付けた最高値(ザラバ29568ドル)に迫った。
 
(2)水曜の日経平均は109円高の23247円と反発。
   日足は2日ぶりに陰線。
   満月の天赦日今年は3回とも3ケタの上昇。
 
(3)右肩上がりの25日線(22834円)からは△1.81%。
   17日連続で上回っておりサポート。
   右肩上がりの75日線は22421円。
   微妙に横ばった200日線(22016円)からは△5.59%。
   右肩下がりの5日線(23123円)から△0.54%。
   3日ぶりに上回った。
 
(4)空売り比率は37.3%(4日ぶりの40%割れ:前日42.3%)。
   Quick調査の8月28日時点の信用評価損率は▲15.85%。
   (前週▲14.68%)。
   4週ぶりに悪化。
 
(5)8月28日時点の裁定売り残は411億円減の1兆6106億円。
   3週連続の減少。
   同裁定買い残は105億円減の5110億円。
   4週ぶりの減少。
 
(6)ボリンジャーのプラス1σが23246円。
   一応サポート。
   プラス2σが23657円。
   
(7)シカゴ225先物が23505円。
   大証夜間取引終値が23520円。
   8月25日の戻り高値23431円はクリア。
   2月21日の窓の23378円もクリア。
   同日の高値23588円も視野に入ってコロナ下落を埋めそうな気配だ。
   「天赦日、満月」はNYでも奏功した。
   そしてイスラムの新年から10日目。
   今年もアノマリーは成立した。
   気学では「不時高を見る日。押し目買い方針良し」。
 
 
今年の曜日別勝敗(9月2日まで)

月曜16勝15敗
火曜18勝15敗
水曜16勝17敗
木曜13勝20敗
金曜15勝17敗。
 
 
水曜のNYダウは454ドル高の29100ドルと大幅続伸。
NASDAQは116ポイント高の12056ポイントと4日続伸。
S&P500は54ポイント高の3580ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は134ポイント高の11451ポイントと続伸。
SOX指数は2.84%高と続伸。
VIX指数は26.57。
3市場の売買高は98.5億株と増加継続(20日平均は91.2億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比6205円高の23505円。
ドル建ては大証日中比205円高の23505円。
ドル円は106.18円。
10年国債利回りは0.647%。
2年国債利回りは0.134%。
 
ささやかな好材料は「LME銅、2年2カ月ぶり高値」の小さな記事。
金が上がってはいるが金は景気とはほとんど関係ない。
しかし銅は景気の浮沈をもろに受けるもの。
LMEの銅はトン6687ドルと3月の安値から4割上昇。
2年2か月ぶりの高値だ。
中国製造業PMIが9年7か月ぶりの高水準。
米ISM製造業景況感は4カ月連続で上昇し1年9か月ぶりの高水準。
このあたりの数字は裏切らないだろう。
 
ツナググループHD(6551)の「ツナグ働き方研究所」のレポート。
今回は「2020年アルバイト採用ブランド力調査」
アルバイトを探す求職者の意識は、やはりコロナ禍によって変化。
その調査結果のトピックス。
(1)コロナ禍のアルバイト採用ブランドランキング1位は100円均一のダイソー
(2)感染不安から「近場」「短時間」志向が高まる中、コンビニ業界のブランド力も復活
(3)同じ小売業でもスーパーやドラッグストア人気は低下。
   買い占め報道の残像が影響か
 
ランキングでは・・・。
1位ダイソー(4046)
2位無印良品(7453)
3位東京ディズニー(4661)
4位セブンイレブン(3382)
いずれに昨年から順位を上昇。
5位イオン(8267)
6位ユニクロ(9983)
7位セリア(2782)
いずれも順位を下げた。
そして8位ローソン(2651)
9位Fマート(8028)。
この2社は順位上昇。
10位はマクドナルド(2702)。
昨年も10位だった。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
サンバイオ(4592)・・・動兆
 
サンバイオに注目する。
同社は中枢神経系疾患領域の再生細胞薬を開発するバイオベンチャー。
外傷性脳損傷細胞薬の20年度内国内申請に注力。
アルツハイマー病、脊髄損傷、パーキンソン病、網膜色素変性、加齢黄斑変性などに適応疾患を拡大して行く方向。
休養十分という印象だ。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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