「過去最高が目立ち始めた」
NY株式市場は主要3指数が反落。
NASDAQはザラバの史上最高値を更新したもの引けはマイナス。
「原油安を受けたエネルギセクターの軟調がS&P500の重荷」という見方だ。
ただ時間外取引でマイクロソフトは約3%高、フェイスブックは約5%高。
この先にアマゾン、インテルなどの決算が控えており市場は決算に一喜一憂状態だ。
2019年通期見通しを取り下げ自社株買いを中止すると発表したボーイングは0.38%高。
カナダ中銀は将来の利上げの必要性を巡る文言を削除。
2019年の成長見通しを1.7%→1.2%に下方修正。
オーストラリアの第1四半期の消費者物価指数は3年ぶりの低い伸びに鈍化。
ドイツのIFO業況指数は99.2と前月改定値の99.7から低下。
NYが決算集中となる中で視点を外にそらそうという動きは活発化している。
というか、材料難での材料ハンティングという印象でもある。
10年国債利回りは2.5%水準。
2年債と10年債の利回り差は一時21.5ベーシスポイントまで拡大。
ドル円は112円台前半。
英仏市場は反落、独市場は9日続伸。
水曜の日経平均はS&P500とNASDAQの史上最高値更新を受け寄り付き97円高。
終値59円安で日足は陰線。
4日ぶりの反落。
受け渡し日の変化を材料に信用取引での需給関係の変化というのも多少はあっただろう。
「S&P500の高値更新では踊れず。
連休控えのカレンダー事情とはいえ歯がゆい」という声が聞こえる。
そんなことより日経平均の終値22200円00銭は奇跡的。
美しい結晶に映った。
大引け間際の商いは膨らみ東証1部の売買代金は2兆3229億円。
値上がり547銘柄、値下がり1510銘柄。
新高値84銘柄、新安値76銘柄。
騰落レシオは93.54。
NT倍率は13.77倍。
25日線からは2.0%、200日線からは1.5%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速で売り方▲10.488%。
買い方▲10.203%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.204%。買い方▲16.835%。
空売り比率は445.6%で36日連続40%超。
4月19日時点の裁定買い残は464億円減の1兆807億円。3週連続の減少。
同裁定売り残は485億円減の6529億円。3週連続の減少。
SQまたぎでの減少だろうが、裁定取引はやる気なしという水準だ。
日経HVは11.4、日経VIは16.40。
日経平均のPERは12.49倍でEPSは1777円と増加。
あと17円で過去最高更新となる。
シカゴ225先物終値は大証日中比50円高の22220円。
高値22370円、安値22125円。
大証夜間取引終値は日中比30円高の22200円。
気学では「戻り売り方針の日。但し急落したら利入れせよ」。
金曜は「安値にある時は小底入れを見る日」。
今年4勝10敗とワーストの木曜日は「変化日、株安の日」。
平成最後の前日に打ち返して欲しいところ。
ファナックの今期6割減益予想が足かせにならなければ良いが・・・。
昨日の日経平均は22200円00銭。
妙に丸まった奇跡的な数字。
平成のスタート時も奇跡的な数字だったことがあると記した。
19891月8日(日)に「平成」という新元号が発表された。
翌日9日(月)の日経平均終値は前日比469円高の30678円。
その後5日間での上昇幅は1088円。
同年12月29日の大発会の最高値38915円まで突っ走ったのが歴史。
興味深いのは平成4日目の1989年1月12日。
前日11日の日経平均は終値31143円45銭。
翌12日の日経平均終値は31143円45銭。
前日比0円00銭で変わらず。
思わぬ風景を相場は演出してくれることがあるような気がする。
日経朝刊の広告。
日本証券業協会は「証券会社とお取引のある皆様にお知らせです」。
10連休の間に多くの証券会社が休業。
この告知だ。
おそらく未来に渡って滅多にお目にかからないメッセージだろう。
そして目に入ったのは西松屋の2面カラー全面広告。
「おかげさまで全国1000店舗」。
記事と違ってやる気のある広告だった。
NYダウは59ドル安の26597ドルと反落。
高値は26680ドル。
NASDAQは18ポイント安の8102ポイント。
高値は8139ポイントでザラバ最高値(8133ポイント)更新。
S&P500は6ポイント安の2927ポイント。
高値は2936ポイント(ザラバ過去最高値は2940ポイント)。
ダウ輸送株指数は95ポイント高の11098ポイント。
SOX指数は0.95%の上昇。
VIX指数は13.05。
3市場の売買高は65.7億株と低水準。
225先物CME円建ては大証日中比50円高の22220円。
ドル建ては大証比70ポイント高の22240ポイント。
大証夜間取引終値は日中比130円高の22200円。
ドル円は112.19円。
10年国債利回りは2.519%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
MTI(9438)・・・動兆
MTIに注目する。
同社は「music.jp」「ルナルナ」等コンテンツ配信が中核。
スマホ向け有料会員数では国内最大規模だ。
母子手帳アプリは震災時のバックアップとしてニーズ増。
メディパルHDと電子カルテ営業開始。
ゲリラ豪雨検知アプリに期待感。
(兜町カタリスト櫻井)
