「遅れてきた春に」
水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって反落。
米食品医薬品局(FDA)の報告書。
「ファイザーのワクチンの治験データが、緊急使用承認に向けた基準を満たす内容だった」を好感。
これを受けNYダウはザラバの過去最高値を更新したものの押し戻された。
「市場はワクチンとウイルスのニュースの間で重要な綱引きをしてきた。
これまでのところ、ワクチンのニュースが勝っている。
次は追加救済策の行方に注目」という見方だ。
フェイスブックは反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで提訴された。
これを受け終盤に下落幅を拡大しアルファベットなど他の大型株も軟調。
長期債利回りは上昇。
「足元はレンジ取引」との解釈だ。
10年国債利回りは0.937%。
2年国債利回りは0.151%。
ドル円は104円台前半。
SKEW指数は135.75。
15日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は82ポイント→80ポイント。
水曜のNYダウは105ドル安の30068ドルと反落。
NASDAQは243ポイント安の12338ポイントと5日ぶりに反落。
S&P500は29ポイント安の3672ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は25ポイント高の12803ポイントと続伸。
SOX指数は2.84%安の2734ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は22.36と上昇。
3市場の売買高は104.1億株(前日107.6億株。過去20日平均は114.8億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比170円安の26690円。
ドル建ては大証日中比175円安の26685円。
また円建ての方が高い。
ドル円は104.21円。
10年国債利回りは0.937%。
2年国債利回りは0.151%。
水曜の日経平均は寄り付き59円高。
終値350円高の26817円と4日ぶりの反発。
終値ベースでは12月2日の26800円を上抜いて年初来高更新。
日足は2日連続陽線。
TOPIXも反発。
東証マザーズ指数は反落。
日経ジャスダック平均は続伸。
東証1部の売買代金は2兆3361億円(前日2兆445億円)。
29日連続の2兆円超え。
値上がり1457銘柄(前日1143銘柄)。
値下がり625銘柄(前日931銘柄)。
新高値68銘柄(前日42銘柄)。
新安値11銘柄(前日20銘柄)。
騰落レシオは119.13(前日120.47)。
NTレシオは15.07倍(前日15.05倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(25839円)からは△3.78%。
25日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は24174円。
右肩上がりの200日線(22269円)からは△20.42%(前日△18.93%)。
3日ぶりに△20%超。
右肩下がりに転じた5日線(26675円)から△0.52%。
3日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.944%(前日▲17.659%)。
買い方▲7.036%(前日▲7.330%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.988%(前日▲11.640%)。
買い方▲19.560%(前日▲19.625%)。
空売り比率は37.9%(2日ぶりの40%割れ:前日41.1%)。
空売り規制なしの比率は6.9%(前日9.0%)。
Quick調査の12月4日時点の信用評価損率は▲12.37%。
(前週▲12.35%)。
2週ぶりの悪化。
12月4日時点の裁定売り残は746億円増の1兆6893億円。
(当限は1兆4367億円)
3週ぶりの増加。
同裁定買い残は828億円減の4808億円。
(当限は3927億円)。
2週ぶりに減少。
日経VIは19.48と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは25.00倍(前日24.67倍)。
前期基準では19.85倍。
EPSは1072円(前日1072円)。
225のPBRは1.19倍。
BPSは22536円(前日22621円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.00%(前日4.05%)。
配当利回りは1.72%。
東証1部全銘柄だと予想PERは27.20倍。
前期基準では21.33倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.30倍。
ドル建て日経平均は257.42(前日254.34)。
東証1部単純平均株価は20円高の2330円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2131円(前日1985円)
東証1部時価総額は675兆円(前日668兆円)。
水曜のシカゴ225先物終値は大証日中比170円安の26690円。
高値26915円、安値26510円。
225先物大証夜間取引終値は日中比260円安の26600円。
気学では「吹き値売りの日」。
金曜は「前日の足取りに反して動くこと多し」。
ボリンジャーのプラス1σが26728円。
プラス2σが27617円。
一目均衡の雲の上限が23331円。
26日連続で雲の上。
勝手雲の上限は26229円。
26日連続で勝手雲の上。
RSIが70.97(前日58.93)。
RCIが84.89(前日84.62)。
アノマリー的には「変化日・株安の日」。
《今日のポイント12月10日》
(1)水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって反落。
SKEW指数は135.75。
15日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は82ポイント→80ポイント。
(2)ダウ輸送株指数は25ポイント高の12803ポイントと続伸。
SOX指数は2.84%安の2734ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は22.36と上昇。
3市場の売買高は104.1億株(前日107.6億株。過去20日平均は114.8億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比170円安の26690円。
(3)東証1部の売買代金は2兆3361億円(前日2兆445億円)。
29日連続の2兆円超え。
新高値68銘柄(前日42銘柄)。
新安値11銘柄(前日20銘柄)。
騰落レシオは119.13(前日120.47)。
(4)右肩上がりの25日線(25839円)からは△3.78%。
25日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(22269円)からは△20.42%(前日△18.93%)。
3日ぶりに△20%超。
右肩下がりに転じた5日線(26675円)から△0.52%。
3日ぶりに上回った。
(5)空売り比率は37.9%(2日ぶりの40%割れ:前日41.1%)。
空売り規制なしの比率は6.9%(前日9.0%)。
Quick調査の12月4日時点の信用評価損率は▲12.37%。
(前週▲12.35%)。
2週ぶりの悪化。
12月4日時点の裁定売り残は746億円増の1兆6893億円。
(当限は1兆4367億円)
3週ぶりの増加。
同裁定買い残は828億円減の4808億円。
(当限は3927億円)。
2週ぶりに減少。
(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.944%(前日▲17.659%)。
買い方▲7.036%(前日▲7.330%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.988%(前日▲11.640%)。
買い方▲19.560%(前日▲19.625%)。
(7)ドル建て日経平均は257.42(前日254.34)。
東証1部時価総額は675兆円(前日668兆円)。
(8)ボリンジャーのプラス1σが26728円。
プラス2σが27617円。
RSIが70.97(前日58.93)。
RCIが84.89(前日84.62)。
アノマリー的には「変化日・株安の日」。
今年の曜日別勝敗(12月9日まで)
↓
月曜24勝21敗
火曜25勝19敗
水曜25勝23敗
木曜19勝26敗
金曜22勝25敗
日経朝刊の「スクランブル」。
今朝の見出しは「来るか円高・株高時代」。
企業の為替感応度の低下と円キャリー取引の減少が円安株高後退の原因と分析。
バブル時の円高株価に戻る可能性を指摘している。
長らくこの国の市場を支配してきた「円安株高論」。
自国通貨が売られて反映した国はない。
にもかかわらずこの国だけは自国通貨が売られるのとこよなく愛して30年。
さまざまな要素の後退で、ようやく常識の通じる市場に変化できる転換点を迎えた気がする。
紹介された市場関係者の見通しは「1ドル100円。日経平均3万円」。
「人生100年、日経平均10万円」よりはささやかだが、悪くはない。
たまたま昨日聞いた別の為替市場関係者のコメント。
「今、話すことなどない」。
職場放棄のような一言だった。
長らくFXに蹂躙されてきた日本株式市場。
「遅れてきた春」がやってくる可能性は大きそうだ。
◇━━━ カタリスト━━━◇
PCI(3918)・・・動兆
PCIに注目する。
同社は自動車、家電などの組み込みソフト開発が主力。
IoT、半導体の開発も手がける
車載デバイス、ソフト開発、IoTや企業向け案件が拡大。
企業の情報セキュリティ強化は追い風。
米国のAIベンチャーに出資しAIに本格進出。
DX促進支援としてクラウド型予約・入退室管理システム「ELMaster」がマイナビルームで活用。
業績は好調。
前9月期は8期連続増収で着地。
今9月期は増収増益で過去最高の見通し。
新中計での数値目標は23年9月期に売上高300億円(前期167億円)。
営業利益18億円(前期7.5億円)。
(兜町カタリスト櫻井)
