「謹賀新年」

「謹賀新年」
 
 
水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって下落。
ザラバにS&P500とNASDAQは過去最高値を更新したが結局反落。
懸念されたのは午後に発表された7月FOMC議事要旨。
景気低迷からの回復についての先行き不透明感。
労働市場の一段の「大幅な改善」は経済活動の「幅広く持続的な」再開にかかっている。
そしてハト派的な政策の導入にFRBが否定的であること。
これらが不安材料となった。
個別ではアップルの時価総額が米企業として初めて2兆ドルを突破した場面があった。
小売大手ターゲットやホームセンター大手ロウズの好調な第2四半期決算は好感された。
10年国債利回りは0.685%。
2年国債利回りは0.145%。
ドルは主要通貨に対して上昇。
「FOMC議事要旨が一段とハト派的な内容になるとの期待もあった。
これが失望に転じ、株安・ドル高につながった」という解釈だ。
ドル円は106円台前半。
SKEW指数は138.20。
恐怖と欲望指数は70→68。
 
水曜の日経平均は寄り付き54円安。
終値59円高の23110円と3日ぶりの小幅反発。
23000円台はキープした。
日足は4日ぶりの陽線。
TOPIXは続伸。
マザーズ指数は2.96%高で5日続伸。
東証1部の売買代金は1兆6966億円と3日連続2兆円割れ。
値上がり1115銘柄(前日959銘柄)。
値下がり954銘柄(前日1124銘柄)。
新高値72銘柄(前日60銘柄)。
新安値0銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは108.53(前日100.95)。
2日連続100%超。
直近最高値150.78(6月2日)、最安値 40.12(3月16日)
NTレシオは14.32倍(前日14.31倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(22695円)からは△1.83%。
7日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は22013円。
4月7日以来下回っていた200日線を上抜いてゴールデンクロス。
200日線(22007円)からは△5.01%。
右肩上がりの5日線(23159円)から▲0.21%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.865%(前日▲18.214%)。
買い方▲7.258%(前日▲8.089%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲26.688%(前日▲25.124%)。
買い方▲12.024%(前日▲14.238%)。
空売り比率は37.6%(3日連続の40%超:前日40.6%)。
空売り規制なしの比率は7.0%。
Quick調査の8月14日時点の信用評価損率は▲15.58%。
(前々週▲20.60%→▲17.86%)。
2週連続の改善。
8月14日時点の裁定売り残は1078億円減の1兆6702億円。
(当限は1兆4340億円)
2週ぶりの減少。
同裁定買い残は1271億円増の5031億円。
(当限は4352億円)。
2週連続の増加。
裁定買いも少しやる気が出てきた印象。
日経HVは18.1、日経VIは21.17。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.89倍(前日21.86倍)。
前期基準では18.14倍。
EPSは1055円(前日1054円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは21.92倍。
計算上のEPSは1053円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21009円(前日21147円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.56%(前日4.57%)。
配当利回りは1.98%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.87倍。
前期基準では19.41倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.21倍。
ドル建て日経平均は219.06(前日218.29、12月13日が219.64)。
昨年12月の219.68がターゲット。
東証1部単純平均株価は3円高の2138円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1853円(前日1818円)。
東証1部の時価総額は615兆円(前日614兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比15円安の23115円。
高値23195円、安値22950円。
大証夜間取引終値は日中比50円安の23080円。
気学では「軟弱日。戻り売り方針良し」。
金曜は「戻り売り方針の日。高値を見ても翌日弱し」。
ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23039円。
プラス2σが23384円。
プラス3σが23729円。
一目均衡の雲の上限が22374円。
12日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22381円で下限は22337円。
7日連続で雲の上。
白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
RSIが61.69。
RCIが92.86。
8月SQ値23350円は「幻」で4敗。
今日はイスラム・ヒジュラ暦の新年、明日は鬼宿日。
 
《今日のポイント8月20日》
 
(1)NYダウは3日続落。S&P500、NASDAQも終値は反落。
   ダウ輸送株指数は18ポイント高の10883ポイントと反発。
   SOX指数は0.63%安と続落。
   3市場の売買高は86.1億株(過去20日平均は97.2億株)。
 
(2)新高値72銘柄(前日60銘柄)。
   新安値0銘柄(前日1銘柄)。
   騰落レシオは108.53(前日100.95)。
   2日連続100%超。
   直近最高値150.78(6月2日)、最安値 40.12(3月16日)
 
 
(3)右肩上がりの25日線(22695円)からは△1.83%。
   7日連続で上回った。
   右肩上がりの75日線は22013円。
   4月7日以来下回っていた200日線を上抜いてゴールデンクロス。
   200日線(22007円)からは△5.01%。
   右肩上がりの5日線(23159円)から▲0.21%。
   2日連続で下回った。
 
 
(4)空売り比率は37.6%(3日連続の40%超:前日40.6%)。
   Quick調査の8月14日時点の信用評価損率は▲15.58%。
   (前々週▲20.60%→▲17.86%)。
   2週連続の改善。
 
 
(5)8月14日時点の裁定売り残は1078億円減の1兆6702億円。
   (当限は1兆4340億円)
   2週ぶりの減少。
   同裁定買い残は1271億円増の5031億円。
   (当限は4352億円)。
   2週連続の増加。
   裁定買いも少しやる気が出てきた印象。
 
(6)日経平均採用銘柄の予想PERは21.86倍(前日21.91倍)。
   EPSは1054円(前日1054円)。
   7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
   暫定PERは21.85倍。
   計算上のEPSは1054円。
 
(7)ドル建て日経平均は219.06(前日218.29、12月13日が219.64)。
   昨年12月の219.68がターゲット。
 
(8)ボリンジャーは拡散。
   プラス1σが23039円。
   プラス2σが23384円。
   プラス3σが23729円。
   一目均衡の雲の上限が22374円。
   12日連続で雲の上。
   勝手雲の上限は22381円で下限は22337円。
   7日連続で雲の上。
   白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
 
(9)8月SQ値23350円は「幻」で4敗。
   イスラム・ヒジュラ暦の新年、金曜は鬼宿日。
   今年木曜は13勝18敗とワースト。
 
 
今年の曜日別勝敗(8月19日まで)

月曜14勝15敗
火曜17勝14敗
水曜15勝16敗
木曜13勝18敗
金曜14勝16敗。
 
 
水曜のNYダウは85ドル安の27692ドルと3日続落。
NASDAQは64ポイント安の11146ポイントと3日ぶりの反落。
S&P500は14ポイント安の3374ポイントと3日ぶりの反落。
ダウ輸送株指数は18ポイント高の10883ポイントと反発。
SOX指数は0.63%安と続落。
VIX指数は22.50。
3市場の売買高は86.1億株(過去20日平均は97.2億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比15円安の23115円。
ドル建ては大証日中比5円安の23125円。
ドル円は106.10円。
10年国債利回りは0.685%。
2年国債利回りは0.145%。
 
売買エネルギーの低迷をどう見るかが別れ道という気がする。
昨日まで東証1部の売買代金2兆円割れは3日連続。
3日連続は約3ヶ月ぶりだ。
夏休みで夏枯れという指摘もある。
世界的な金融緩和で運用マネーは減っている訳ではない。
結局先行き不透明ということだろう。
コロナ、米中、企業業績。
指を折れば限りはない。
「日経平均は23000円を超えた水準では上を追いにくい」。
そんなコメントだ。
でも2週間ほど前には「日経平均の22000円買い23000円売りのシナリオ」。
そんな声ばかりだった。
でも23000円。
しかもいつもは上がる筈のない8月に高値を取ってきた現実。
外れた市場関係者は悔しさをどこで振り切るのかが課題となってきた。
そう考えると「ジャンプの前のすくみ」。
価格ではなく量の点で「陰極まれば陽」だと考えたい局面。
去年だっていつもは上がる筈のない9月10月に上がっていた。
 
金の市場関係者の鼻息が荒い。
以前とは違って静かになったFX関係者と立場を変えて喧しい。
一方でいつも静かなのは株式市場関係者。
「やる気レス」などっちつかずのコメントは何十年も続いている。
法改正を含め手足を縛られた形がDNAとしrてそのまま残ったからだろうか。
八面六臂、あの手この手で浮遊マネーを誘い込む手法なんては両替屋さんや先物やさんに奪われてしまった。
委縮した業者のマインドがそのまま株式市場の物足りなさに直結しているような気がする。
そもそも興味がないから気が付かない。
気が付かないから変化は見過ごす。
その結果儲からないかラますます離脱する。
悪循環だ。
ビフォアバブルは「まだ」のマインド。
アフターバブルは「もう」のマインド。
たちが悪いのは「ビフォアバブルのもう」だろうか。
 
イスラム・ヒジュラ暦の新年。
風景はまもなく変わってくるに違いない。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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マクアケに注目する。
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(兜町カタリスト櫻井)

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