日本株をロングにしている投資家は日銀。
投資家に取ってのリスクは実はアップサイドにあるのではないか。
何度も壁に跳ね返されながら心が折れそうに見える。
しかし表現を変えれば「実は上に行きたがっている。売り物をこなして突き抜けるのは時間の問題」。
邪魔しているのは「銀行など国内金融機関」との観測。
「金利の乱高下で債券運用利益が伸び悩んだ地銀は株の売却益で運用収益を補いたい」。
9月のウリは今年も隠れているようだ。
リーマンショック10周年。
当時のNYダウ:11421ドル→25952ドル。
NASDAQ:2261ポイント→8091ポイント。
GDP:14.8兆ドル→20.4兆ドル。
小売売上高:3667億ドル→5075億ドル。
ISM製造業:44.8→61.3。
新築住宅販売:43.3万戸→62.7万戸。
家計債務:12.86兆ドル→13.29兆ドル。
ちなみに日経平均12000円→23000円
株式の時価総額ランキング比較。
☆2018年8月末
(1)アップル(10994億ドル)
(2)アマゾン(9816億ドル)
(3)マイクロソフト(8613億ドル)
(4)アルファベット〈グーグル〉(8521億ドル)
(5)バークシャー(5171億ドル)
(6)ファイスブック(5078億ドル)
(7)アリババ(4536億ドル)
(8)テンセント(4124億ドル)
(9)JPモルガン・チェース(3850億ドル)
(10)J&J(3613億ドル)
☆2008年8月末
(1)エクソンモービル(4155億ドル)
(2)GE(2795億ドル)
(3)マイクロソフト(2491億ドル)
(4)ウォールマート(2329億ドル)
(5)中国移動(2301億ドル)
(6)P&G(2117億ドル)
(7)J&J(1968億ドル)
(8)HSBC(1902億ドル)
大きく変わったのは「世界一高価なリンゴ」だろうか。
NYダウの8月月間上昇幅は549ドル。
そのうち半分はアップルの寄与。
9月12日に開催される新製品発表会に期待は集まる。
熟練した市場関係者の至言。
「勢いある銘柄を買い、勢いよくさばく(売る)」。
これが一番実は簡単。
つまり、高く買って高く売る。
これが一番簡単で、しかも、取れる。
安く買って高く売るのは至難の業。
「安く買って高く売ることばかりにこだわっていると、チャンスを逃してしまいかねない」。
つまり・・・。
株式投資は「自分の買値よりも上で買ってくれる投資家探しのシナリオ」にほかならない。
《兜町ポエム》
「投資家が迷う兜町(恋人も濡れる街角)」
不思議は株は誘うような姿をして
寄り付き前に訪れるさ
間柄は遠いけど
コイツならOK今買い
東京じゃ今乱れた株が揺れる
高値と安値の真ん中で
買いの手だけで感じちゃう
そのままストップ高欲しくて
ああつれない値動きさえ
よく見りゃ愛しく思えてく
ただ引け際でもいいから
上に行く値動きを示してよ
株だけが俺を悩ませる
投資家も迷う兜町
新興市場によく似た銘柄がいて
シャイな値動き毎日するよ
通り過ぎりゃいいものを
あの頃のバブル忘れず
ああ時折売りの降る
新高値あたりで待っている
もうこのままでいいから
高値追いで俺を利食わせてくれ
株だけが俺を悩ませる
投資家も迷う兜町
株だから狂おしいままに
投資家も迷う兜町
(櫻井)。
