「節目」
週明けのNY株式市場でNYダウは354ドル高と5日ぶりの反発。
「ブラックフライー、サイバーマンデーで年末商戦が好調な滑り出し。
景気減速への警戒感が薄れた」との解釈だ。
原油の下落は一服。イタリアの財政問題の懸念も後退。
突如として悪材料への解釈が変化し、米中貿易摩擦問題は見えないフリになった印象。
調査会社アドビ・アナリティクスによると「ブラックフライデー」のインターネット通販の売上高は前年比24%増。
26日の「サイバーマンデー」への期待感も加わりアマゾンは5%超の上昇となった。
「基本は売り込まれていたハイテク、金融、エネルギーセクターへの買い戻しと小売への期待」という見方だ。
10年国債利回りは3.06%水準。
ドル円は113円台半ばでの推移。
風景は変わった週初。
ただトランプ大統領が「関税は中国からのアイフォーンにも課される可能性」との報道からアップルは下落。
「11月の3連休明けの株高」のアノマリーを証明してくれた月曜。
寄り付き1円高で大引け165円高。
大阪万博も材料視され続伸となった。
高値21838円で終値21812円。
25日線(21851円)は超えられなかったが5日線(21674円)を大きく上回った。
「5日線をサポートに早々に25日線をブレークできるかに注目」という声が聞こえる。
「2020年五輪の東京開催が決まったのは5年前の9月7日。
その前日6日の日経平均終値は13860円。
決定後の9月9日は283円高。
その後12月にかけて駆け上がり、大納会の終値は16291円。
2173円(17.5%)の上昇となった」というのが歴史だ。
値上がり1119銘柄、値下がり915銘柄。
新高値30銘柄、新安値54銘柄とほぼ拮抗。
騰落レシオは90.10まで上昇してきた。
25日線からは0.2%、200日線からは2.1%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.885%(前日▲8.325%)。
買い方▲13.514%(前日▲14.145%)。
やや差が縮小。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.42%(前日△6.66%)。
依然プラスのまま。
売り方▲21.22%(前日▲21.66%)。
空売り比率は45.6%(前日44.6%)で39日連続40%超。
日経HVは19.3。日経VIは20.40。
東証REIT指数は1806.51と年初来高値更新。
日経平均採用銘柄のPERは12.23倍。
EPSは1783.48円と11月8日の1780.44円を上回り過去最高を更新しあt。
シカゴ225先物終値は大証日中比215円高の22045円。
高値22090円、安値21490円。
11月月足陽線基準は21687円は抜けてきた。
昨年比プラス基準は22764円。
11月SQ値は22469円。
3月月中平均は21395円。
9月月中平均は23188円。
まずは11月13日(火)以来の25日線奪還(21851円)。
その先は200日線(22288円)に期待。
今日は「変化日」。
明日は「株高の日」。
気学では「変化を起こす重要日」。
水曜は「転機を司る注意日にして大騒ぎを見ることあり」。
木曜は「偏傾して動く日。寄り後の足取りを注意せよ」。
金曜は「人気に逆行して動く日」。
(兜町カタリスト櫻井)
