「立場再逆転」
NY株式市場は反発。
下落して始まったが、経済回復への期待感が勝り大きく持ち直した格好。
ウィスコンシン州の裁判所は新型コロナ感染対策で州が出した外出禁止令について無効と判断。
一方、元生物医学先端研究開発局(BARDA)の局長だった専門家は下院委員会で警告、
「トランプ政権が新型コロナ対応を改めなければ、米国は暗黒の冬に突入する恐れがある」。
「相場が下げる日は反対論者が前面に出て、戻す日はより楽観的な投資家がチャンスを見いだす」といういい加減な状況だ。
トランプ大統領は「新型コロナウイルスを巡る中国の対応に非常に失望した」とコメント。
中国との断交の可能性が意識され貿易戦争への懸念が再び高まった。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は298万1000件。
前週の317万6000件から鈍化したものの市場予想の250万件は上回った。
10年国債利回りは0.616%。
2年国債利回りは0.149%。
ドル円は107円台前半。
恐怖と欲望指数は39→38。
水曜の日経平均は寄り付き127円安、終値352円安と続落。
NYダウが3日間合計で1000ドルを超す下げとなった影響が出た来た格好。
アジア株が不安定な動きとなり後場は売りが加速。
終値で5日ぶりに2万円を割り込んだ。
日足は2日ぶりの陰線。
SQ値20073円に対しては4勝1敗。
東証1部の売買代金は2兆1578億円。
値上がり190銘柄(前日975銘柄)。
値下がり1952銘柄(前日1103銘柄)。
新高値39銘柄(前日41銘柄)。
新安値3銘柄(前日0銘柄)で5日ぶりにゼロでなくなった。
騰落レシオは129.27(前日132.19)。
NTレシオは13.77倍。
サイコロは6勝6敗で50.0%。
右肩上がりの25日線(19603円)からは1.59%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20630円。
横ばって来た200日線(21695円)から8.21%のマイナスかい離。
右肩上がりの5日線(20223円)から1.53%マイナス。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.839%(前日▲12.477%)。
買い方▲11.522%(前日▲11.854%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.289%(前日▲20.530%)。
買い方▲13.453%(前日▲19.177%)。
空売り比率は43.7%(3日連続の40%超)。
空売り規制なしの比率は6.2%。
日経HVは28.8、日経VIは34.45。
日経平均採用銘柄の予想PERは24.59倍(前日23.74倍)。
東証1部の全銘柄だと予想PERは25.29倍。
PBRは0.95倍。
BPSは20962円。
東証1部全銘柄のPBRは1.06倍。
225先物採用銘柄の益回りは4.07%(前日4.21%)。
配当利回りは1.67%。
ドル建て日経平均は18.43(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は41円安の1958円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1622円(前日1765円)。
東証1部の時価総額は554兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比280円高の20060円。
高値20225円、安値19600円。
大証夜間取引終値は日中比300円高の20080円。
気学では「逆向かいの日。大いに高きは売り、安きは買い」。
月曜は「気味の変化する日。足取りについて駆け引きせひよ」。
火曜は「高下荒く初め高いと後安の日。戻り売り良し」。
水曜は「変化日。前場引け尻の足取りに注意肝要」。
木曜は「前日来の波動について駆け引きせよ」。
金曜は「人気に逆行して前後場歩調を変える日」。
ボリンジャーのプラス1σが20054円。
プラス2σが20504円。
一目均衡の雲の上限は20233円。
雲の上の綱渡りの印象は継続。
下限は18848円。
勝手雲の上限は19449円で20日連続勝手雲の上。
RSIが53.26。
RCIが88.74。
週足陽線基準は20390円。
金曜は今年8勝9敗。
今年の曜日別勝敗(5月14日まで)
↓
月曜6勝10敗
火曜8勝9敗
水曜8勝9敗
木曜8勝11敗
金曜8勝9敗。
市場関係者は一応株のプロフェッショナル。
アフターコロナには最高のおもてなしを行いたいという気持ちは料理人さんと一緒。
でも・・・。
その成果物は料理と違って、誰もが「美味しい」と言ってくれるものでもない。
それでも気概だけは「最高のおもてなし」。
せめてもの気概と言えるかも知れない。
株式市場関係者がコロナを語り、感染症の専門家が経済・景気を語る現実。
どこかおかしい気がする。
現実逃避ではないのだろうが・・・。
それにしても・・・。
巷にマスクがあふれてきた。
先週はセブンイレブンで50枚3150円。
一昨日は新宿のドラッグストアやディスカウントショップで散見。
昨日は虎ノ門琴平神社の入り口で50枚2500円。
アマゾンでは50枚1000円台が登場し始めたとう。
苦節?約3ヶ月。
先は見えてきたという印象だ。
教訓は「バブルはこうして起こる」。
少しでも品切れの可能性が出てくると人は群がるもの。
緊急の必要性がなくても、なくなりそうなもの、店頭から消えたものなどを人は欲しがる。
欲しがるという需要は仮需だからとめどなく高まる。
高まるから供給側は価格で対応する。
価格でも対応できないと本当に品不足になり買えなくなる。
買えなくなると欲しがるという人間の習性はこれに逆らえない。
とにかく買う。
ホットケーキなんて何年も作ったことがないのに、店頭でホットケーキの粉を見つけると買ってしまうのである。
ところがそんな状況も供給の増加で一変する。
まさにマスクと一緒でフツーに供給できれば価格が下がる。
小利を目論んだ業者は値崩れしないうちに売り切ろうとして値下げに走る。
これがミニバブルの崩壊。
逆転していた売り手と買い手の立場が再逆転する瞬間なのだろう。
・東証投資主体別売買動向(週間)5月第1週、外国人4週連続売り越し(1206億円)
個人3週連続買い越し(170億円)信託銀行、10週連続買い越し(91億円)
・東証マザーズ投資主体別売買動向(週間)5月第1週、
外国人6週連続売り越し(4.11億円)個人8週連続買い越し(15.41億円)
・ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、5月第1週
外国人2週ぶり売り越し(0.78億円)、個人4週連続買い越し(3.67億円)
木曜のNYダウは377ドル高の23625ドルと4日ぶりの反発。
NASDAQは80ポイント高の8943ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は32ポイント安の2852ポイント。
ダウ輸送株指数は37ポイン高安の7861ポイントと4日続落。
SOX指数は2.81%上昇。
VIX指数は32.39。
3市場の売買高は118.1億株(過去20日平均は114.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比280円高の20060円。
ドル建ては大証比日中比310円高の20090円。
ドル円は107.24円。
10年国債利回りは0.616%。
2年国債利回りは0.149%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
エイジア(2352)・・・動兆
エイジアに注目する。
同社はメール利用したクラウド型販売支援ソフトの開発・販売が中核。
クラウドサービスが好調。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
