「短観通過」
前引けの日経平均株価は前週末比143円03銭高の24263円07銭と続伸。
円安・ドル高基調を受け買いが先行の展開。
時間外取引での米株価指数先物の上昇も支えとなり、上昇幅を拡大。
一時24306円54銭(前週末比186円50銭高)まで上昇した場面もあった。
「名実ともに下半期相場入りしたことで資金配分への思惑もある。
上昇ピッチが速く目先調整も想定されるが、一方で乗り遅れた投資家が出動してくるとの期待もある」という声も聞こえる。
寄り前に発表された日銀短観。大企業・製造業の景況感はプラス19で着地し3四半期連続の悪化。
大企業・製造業の業況判断DIが3四半期連続で悪化するのは、2007年12月調査から2009年3月調査にかけて5四半期連続で悪化して以来だ。
しかし影響は薄かった印象。
「買えば下がり、売れば上がる」というのも実は株式投資の法則。
これには理由があります。
フツーの場合買う時も売り時も成り行きではなく指値で投資をすることは多いのでしょう。
売りの場合は現値よりも上、買いの場合は現値よりも下。
ということは売りの場合は上昇トレンドでなければ売れず、買いの場合は下落トレンドでなければ買えません。
つまりトレンドが逆を向いているのに売れたり買えたりしてしまうのですから「買えば下がる、売れば上がる」。
運が悪い訳ではありません。
逆説的な動きになっていますが当然の結果なのです。
自分の相場観不足ではありません。
だから、そんなことでめげていてはいけません。
株は買えば下がるもの、売ればあがるもの。
そう決めてしまえば何の心配もないでしょう。
これを防ぐためには成り行きが良いというのは前の部分でも言いました。
最高のベストショットなんてめったにありません。
林に入ってもラフの阻まれても、それでも最善のプレーをするのは株も一緒。
その先はどうすると常に考えましょう。
「常に考えること。常に相場に関連付けて考え抜くこと。
そうすることで、相場の本質に近づけるような気がしてくるものだ」。
前向きな思考法で相場に対峙していればいつかはラッキーもやってきます。
「株価を買わず株を買う、株価を売らず株を売る」。
こんな思考法が求められているのです。
ノーベル賞の日本人有力候補
医学・生理学賞(10/1発表)
森和俊京都大教授 細胞内のストレス管理
本庶佑京都大特別教授 がん免疫治療
坂口志文大阪大栄誉教授 免疫抑える細胞
物理学賞(10/2発表)
佐川真人大同特殊鋼顧問 ネオジム磁石
十倉好紀東大教授 マルチフェロイック物質
細野秀雄東工大教授 鉄系超電導物質
古沢明東大教授 量子コンピューター
化学賞(10/3発表)
神谷信夫大阪市立大教授 光合成
藤田誠東大教授 自己組織化
北川進京都大特別教授 多孔性材料
山本尚中部大教授 有機合成
経済学賞(10/8発表)
清滝信宏米プリンストン大教授 マクロ経済学
(櫻井)
