「相克」

 
「相克」
 
 
週明けのNY株式市場で主要3指数は続伸。
NYダウは6日続伸し461ドル高の27572ドル。
2月24日以来の高値水準。
NASDAQは続伸し110ポイント高の9924ポイント。
2月19日以来3カ月半ぶりに終値ベースの過去最高値を更新した。
ハイテク株と通信株がNASDAQの上昇をけん引。
3月末安値からの上昇率は44.7%で強気相場だ。
S&P500は38ポイント高の3232ポイント。
昨年末終値(3230ポイント)をわずかに上回り、年初来でプラスに浮上した。
雇用統計で非農業部門雇用者数が一転増加に転じ、失業率も予想外に改善。
「新型コロナ発生による経済的損失の最悪期は過ぎた」との解釈だ。
「経済活動の正常化が業績の追い風になる」とごく当然の声もある。
債券利回りはやや低下。
10年国債利回りは0.878%。
2年国債利回りは0.216%。
リスク選好の動きが強まりドルは下落。
ドル円は108円台半ばへ約1円の円高。
恐怖と欲望指数は66→67。
 
 
週明けの日経平均は寄り付き258円高、終値314円高と今年初の6日続伸。
昨年10月18日―29日(7日続伸)以来の続伸。
日足は2日連続陽線。
雇用統計を背景にした週末のNY高で買い物優勢。
後場は景気ウォッチャー調査の「悪化に歯止めがかかりつつある」との判断で一段高。
東証1部の売買代金は2兆8713億円。
値上がり1582銘柄(前日1154銘柄)。
値下がり526銘柄(前日943銘柄)。
新高値49銘柄(前日49銘柄)。
新安値銘51銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは141.19(前日138.53)。
NTレシオは14.21倍と拡大(3月9日14.18、3月9日12.90)。
サイコロは10勝2敗で83.33%。
右肩上がりの25日線(21028円)からは10.22%のプラスかい離。
14年11月10.03%、13年5月10.06%を抜けた。
09年4月7日の10.80%以来の高水準。
右肩下がりの75日線は20166円。
右肩上がりの200日線(21706円)から6.78%のプラスかい離。
右肩上がりの5日線(22735円)から1.95%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.753%(前日▲17.053%)。
買い方▲3.900%(前日▲5.098%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲26.487%(前日▲24.186%)。
買い方▲5.806%(前日▲7.176%)。
空売り比率は37.0%(6日連続40%割れ、11日連続40%未満)。
空売り規制なしの比率は6.0%。
日経HVは19.0、日経VIは25.87。
日経平均採用銘柄の予想PERは19.33倍(前日20.00倍)。
EPSは1199円(前日1143円)。
暫定PERは17.54倍。
計算上のEPSは1321円。
225のPBRは1.13倍。
BPSは20511円(前日20597円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.17%(前日5.00%)。
配当利回りは1.77%。
東証1部全銘柄だと予想PERは22.86倍(前日23.59倍)。
前期基準では19.51倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.22倍。
ドル建て日経平均は211.67(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は15円高の2164円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1685円(前日1762円)。
東証1部の時価総額は620兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比25円高の23215円。
高値23275円、安値22965円。
大証夜間取引終値は日中比20円高の23210円。
いずれも2月21日-25日の23378円-22950円のマドの中。
気学では「人気に逆行して動く日」。
水曜は「転機を司どる重要日。波動につくべし」。
木曜は「保合いの日なれど不二の高下を見ることあり」。
金曜は「吹き値売り方針の日」。
ボリンジャーのプラス2σが23171円。
プラス3σが24242円。
拡大継続。
一目均衡の雲の上限は20133円。
15日連続で雲の上。
週足の一目均衡の上限(22565円)を15週間ぶりに明確に上抜けた。
日足の勝手雲の上限は20842円で37日連続勝手雲の上。
RSIが92.42。
RCIが99.45。
日銀のETF買いは5月13日以来16日連続でゼロ。
円高トレンドとNY高の綱引きの火曜日。
SOX指数の反落とダウ輸送株指数の続伸1万ポイント台との相克。
 
 
《今日のポイント6月9日》
 
(1)今年初の6日続伸。
   昨年10月18日ー29日(7日続伸)以来。
 
(2)2月21日-25日の23378円-22950円のマドの中。
 
(3)ダウ輸送株指数は179ポイント高の10052ポイントと5日続伸で1万ポイント回復。
   SOX指数は0.26%下落し5日ぶりに反落。
 
(4)空売り比率は37.0%(6日連続40%割れ、11日連続40%未満)。
 
(5)NTレシオは14.21倍と3月9日の14.18を抜けた。
   1981年2月18日(14.23倍)以来、39年ぶりの高水準。
   目指すは23000円台のSQ値。
   場合によっては24000円台の年初来高値水準。
   12月SQ値23854円、1月23857円、2月23744円、3月17052円。
 
(6)日銀のETF買いは5月13日以来16日連続でゼロ。
 
(7)ドル建て日経平均は211.67と昨年12月13日の219.64に迫ってきた。
 
(8)右肩上がりの25日線(21028円)からは10.22%のプラスかい離。
   14年11月10.03%、13年5月10.06%を抜けた。
   09年4月7日の10.80%以来の高水準。
   ボリンジャーのプラス2σが23171円。
   プラス3σが24242円。
 
(9)年足陽線基準は23204円、昨年末比プラス基準は23782円。
 
 
今年の曜日別勝敗(6月8日まで)

月曜10勝10敗
火曜11勝9敗
水曜11勝9敗
木曜10勝12敗
金曜10勝11敗。
 
週明けのNYダウは461ドル高の27572ドルと6日続伸。
NASDAQは110ポイント高の9924ポイントと続伸。
終値ベースの過去最高値を更新。
S&P500は38ポイント高の322ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は179ポイント高の10052ポイントと5日続伸で1万ポイント回復。
SOX指数は0.26%下落し5日ぶりに反落。
VIX指数は25.82。
3市場の売買高は164億6000万株(過去20日平均は123.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比25円高の23215円。
ドル建ては大証比日中比30円高の23220円。
ドル円は108.42円。
10年国債利回りは0.878%。
2年国債利回りは0.216%。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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