「熟柿」

「熟柿」
 
NY株式市場は終盤にかけて買い優勢となり主要3指数そろって上昇。
もたもたした展開が変わったのはWHOの緊急事態宣言。
「感染拡大が続く新型コロナウイルスによる肺炎は国際的な緊急事態に相当する。
過去数週間に前例のない感染の広がりに前例のない対応が取られている。
中国との取引や旅行の制限は提言しない」。
これを受けて「市場はある時点で感染拡大が頭打ちになり、状況が改善していくと考え始めている」という見方だとなった。
業績の伸びが鈍化するとの見通しを示したフェイスブックが6.14%急落。
2019年の実質GDP速報値(季節調整済み)は前年比2.3%増。
16年以来3年ぶりの弱い伸びとなった。
2.9%増だった18年に続きトランプ政権の成長率目標である3%を2年連続で下回った。
「貿易摩擦に伴う設備投資の低迷が経済の重荷」という解釈だ。
国債利回りは低下。
10年債利回りは一時1.534%と昨年10月9日以来の低水準となった。
終値ベース利回りは1.590%。
2年国債利回りは1.414%。
ドル円は108円台後半。
恐怖と欲望指数は52→56。
一時50を切った場面もあった。
S&P500指数採用企業の第4四半期は0.7%の増益見通し。
決算シーズン開始時は0.6%減益予想だった。
「決算への期待は徐々に高まっている」との声。
 
木曜の日経平均は寄り付き95円安、終値401円安と大幅反落。
日足は3日ぶりに陰線。
中国から帰国した日本人の肺炎感染を嫌気。
香港、台湾、韓国の大幅安で下落幅を拡大した。、
終値(22977円)は75日線(23290円)を下回った。
月足陽線基準23204円は守れず。
東証1部の売買代金は2兆5135億円と2日ぶりの2兆円超。
ただTOPIXのFFWの影響があっての増加だった。
値上がり296銘柄(前日1094銘柄)。
値下がり1819銘柄(前日1967銘柄)。
新高値32銘柄(前日31銘柄)。
新安値83銘柄(前日23銘柄)。
騰落レシオは77.89(前日81.90)と低下。
NTレシオは13.72倍(10月28日が13.87倍)。
サイコロは6勝6敗で50.0%。
右肩下がりの25日線(23707円)からは3.08%のマイナスプラスかい離。
200日(22075円)からは4.09%のプラスかい離。
5日線(23348円)は依然右肩下がり。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.442% 。
買い方▲10.672%。
売り方買い方が微妙に逆転。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△0.477%。
買い方▲19.654%。
売り方のプラスは底打ちサインというのが経験則。
空売り比率は45.7%で8日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は6.3%。
日経HVは18.1、日経VIは19.34。
日経平均採用銘柄のPERは14.05倍。
EPSは1635円。
PBRは1.13倍。
BPSは20334円。
225先物採用銘柄の益回りは7.12%。
ドル建て日経平均は210.96(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は42円安の2230円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1873円(前日1905円)。
シカゴ225終値は大証日中比225円高23195円。
高値23285円、安値22820円。
気学では「案外高き日なり、逆に安き時は翌日高し」。
月曜は「前場安いと後場戻す。突っ込み買い良し」。
火曜は「前日が高いときはこの日反落する」。
水曜は「寄り安は買いなれど上寄りしたら売り狙え」。
木曜は「人気に逆行して動く日なり」。
金曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
ボリンジャーのマイナス2σが23104円。
マイナス1σが23405円。
逆にマイナス3σが22803円。
一目均衡の雲の上限(23560円)は割り込んだまま。
下限は22683円。
勝手雲の下限(23533円)も割り込んだまま。
上限は23772円。
結局1月は「往ってこい」。
週足陽線基準は23343円。
月足陽線基準の23204円が欲しい週末月末。
格言は「行き過ぎもまた相場」だ。
「枝先に行かねば熟柿は食えぬ」という格言もあった。
今年3連勝の金曜日。
 
今年の曜日別勝敗

月曜1勝2敗
火曜2勝2敗
水曜2勝2敗
木曜2勝2敗
金曜3勝無敗
 
NYダウは124ドル高の28859ドルと3日続伸。
NASDAQは29ポイント高の9298ポイントと3日続伸。
S&P500は10ポイント高の3283ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は72ポイント安の10833ポイントと反落。
SOX指数は2.90%下落。
VIX指数は15.43。
3市場の売買高は77.2億株(直近20日平均75.4億株)。
225先物CME円建ては大証日中比225円高の23195円。
ドル建ては大証比日中比240円高の23210円。
ドル円は108.95円。
10年国債利回りは1.590%。
2年国債利回りは1.414%。
 
スケジュールを見てみると・・・
 
2月】陽線確率7勝3敗、(陽線確率70%)、過去15年10勝5敗(1位)
    気学では「戻りを待って売れ。突っ込みは利入れして戻りで上り直すこと」
 
 1日(土):FRB議長議会証言
 2日(日):米スーパーボウル
 3日(月):3日新甫、米ISM製造業、米アイオワ州党員集会(予備選挙・党員集会の皮切り)、株安の日
 4日(火):米マネタリーベース、米製造業受注、米大統領一般教書演説、変化日
 5日(水):米ADP雇用レポート、貿易収支、ISM非製造業、天赦日+寅の日
 6日(木):都心オフィス空室率、
 7日(金):家計調査、景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高、中国貿易収支、鬼宿日・天恩日
 8日(土):朝鮮人民軍創建日
 9日(日):米アカデミー賞授賞式
10日(月):景気ウォッチャー調査、トランプ大統領予算教書公表、中国生産者・消費者物価
11日(火):建国記念の日で休場、米大統領選ニューハンプシャー州予備選
12日(水):マネーストック、米財政収支、変化日、株高の日
13日(木):NISAの日、国内企業物価指数、米消費者物価
14日(金):オプションSQ、第3次産業活動指数、米輸出入物価、小売売上高、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感、ミュンヘン安全保障会議
16日(日):米政府のファーウェイ制裁の一部猶予期限
17日(月):GDP速報値、首都圏マンション販売
18日(火):米NAHB住宅価格指数、独ZEW景況感、株高の日
19日(水):機械受注、貿易統計、米生産者・消費者物価
20日(木):米CB景気先行指数、フィラデルフェア連銀製造業景況感変化日
21日(金):消費者物価、全産業活動指数、米中古住宅販売、イラン議会選挙、下げの日
22日(土):G20財務相・中央銀行総裁会議(サウジアラビア・リヤド)、こめ 民主党党員集会(ネバダ州)
23日(日):令和初の天皇誕生日
24日(月):振替休日で休場、米シカゴ連銀全米活動指数、独IFO景況感、世界最大のモバイル機器見本市「NWCバルセロナ」開幕、株安の日
25日(火):企業向けサービス価格指数、米S&P住宅価格指数、CB消費者信頼感、大幅高の日
26日(水):米新築住宅販売
27日(木):米GDP改定値、耐久財受注、中古住宅販売、米朝首脳会談から1年
28日(金):失業率、鉱工業生産、米個人所得変化日
29日(土):米大統領予備選(サウスカロナ州)中国製造業PMI
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)
 

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