「火曜の2連敗は避けたいところ。」
週明けのNY株式は反発。
今週は主要500社の2割以上が決算発表を予定。
フェイスブックやアマゾン・ドット・コム、アルファベットなど大型ハイテク企業の発表が相次ぐ。
前週までに四半期決算の発表を終えた企業の8割近くで利益が市場予想を上回って着地。
「業績期待の買いが優勢だった」という面白い解釈だ。
モルガン・スタンレーの目標株価や投資判断の引き上げなどを受けてアップルが上昇。
ゴールドマン・サックスが投資判断を「買い」に引き上げた半導体のマイクロン・テクノロジー、
半導体製造装置のアプライドマテリアルズも大幅高。
フェイスブックやインテルなどの上昇も目立った。
連邦政府の債務上限引き上げや今後2年間の歳出案で米政府と議会の合意が近いとの報道を好感。
米国債が債務不履行に陥るとの警戒感が後退。
NYダウは70ドルあまり上昇した場面もあった。
NASDAQ総合株価指数も反発。
もっともホルムズ海峡でイランが英タンカーを拿捕しイランと米英の緊張が強まっていることから上値は重い展開。
長期金利の指標である表面利率2.375%の10年国債利回りは前週末比0.01%低い(価格は高い)2.04%。
今週開催予定のECB理事会で金融緩和に前向きな姿勢が示されるとの見方が買い材料になった。
ドル円は方向感乏しく107円台後半。
恐怖と欲望指数は44ポイント。
参院選を通過した月曜の日経平均は寄り付き72円安、大引け50円と反落。
日足は2日連続の陽線。
参院選の与党勝利は織り込み済みで特に影響薄。
「上海株が不安定で東京は物色意欲に乏しい」との見方だ。
個別では朝方にトヨタが年初来高値を更新。
鉄が年初来安値を更新と対照的な動き。
「来週のFOMCまではNY株やドル円、長期金利をにらみながら方向感に欠ける地合いが続きそうな雰囲気」という声もある。
日経平均は終値(21416円)で25日線(21444円)に届かず。
早々に上回れるかが当面の焦点だ。
東証2部指数は逆行高。東証1部の売買代金は1兆6323億円。
値上がり730銘柄、値下がり1318銘柄。
新高値43銘柄、新安値27銘柄。
騰落レシオは95.26。
NTレシオは13.76。
25日線からは0.1%、200日線からは0.6%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.890%。
買い方▲10.968%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.091%。
買い方▲14.683%。
空売り比率は49.4%と上昇し90日連続の40%超。
日経HVは14.4、日経VIは15.21。
日経平均採用銘柄のPERは11.98倍でEPSは1787円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比30円高の21390円。
高値21415円、安値21270円。
気学では「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
水曜は「不時の高下を演ずる日」。
木曜は「変化をみる重要日」。
金曜は「転換注意日。後場の足取りに注意肝要」。
火曜の2連敗は避けたいところ。
NYダウは17ドル高の27171ドルと反発。
NASDAQは57ポイント高の8204ポイント。
S&P500は8ポイント高の2985ポイント。
ダウ輸送株指数は17ポイント高の10622ポイント。
SOX指数は1.98%上昇。
VIX指数は13.53。
3市場の売買高は51億株(直近20日平均は64億株)。
225先物CME円建ては大証日中比30円高の21390円。
ドル建ては大証比30ポイント高の21390ポイント。
大証夜間取引終値は日中比40円高の21400円。
ドル円は107.88円。
10年国債利回りは2.041%。
(兜町カタリスト櫻井)
