「演技」

 
「演技」
 
週末のNY株式市場で主要3指数は続伸。
NYダウは190ドル上昇。
NASDAQとS&P500は終値ベースでの史上最高値を更新した。
時価総額が2兆ドルを超えたアップルが5%強上昇。
S&P500やナスダックを最も押し上げた。
アマゾンやマイクロソフトも上昇のけん引役。
テスラが2.4%高。
通期の収益見通しを引き上げた農業機械メーカーのディアが4.4%高。
週間ではNYダウほぼ変わらず。S&P500は0.7%高、NASDAQが2.7%高。
8月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.7。
2019年2月以来の高水準。
製造業とサービス業ともに新規受注が増加。
7月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比24.7%増加し586万戸。
伸びは2カ月連続で過去最高を更新。
販売戸数は2006年12月以来、約13年半ぶりの高水準を記録した。
コロナ禍で在宅勤務が定着する中、大型物件への需要が拡大。
10年国債利回りは0.636%。
2年国債利回りは0.147%。
8月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合PMIは51.6。
景況拡大と悪化の分かれ目の50は上回ったものの7月の54.9から低下。
市場予想の54.9を下回った。
ユーロは対ドルで1週間ぶりの安値水準。
ドル円は105円台後半。
SKEW指数は146.73と上昇。
恐怖と欲望指数は70→70。
 
週間ベースでNYダウは0.00%安、3週ぶり小反落。
NASDAQは2.7%高、4週続伸(累計9.2%上昇)。
S&500は0.7%高、4週続伸(同5.6%上昇)。
 
 
週末の日経平均は寄り付き142円高。
終値39円高の23920円と安値引けながら小幅反発。
2日連続で23000円台を割り込んだ。
日足は2日連続陰線。
週間では369円の下落。
週足は3週ぶりに陰線
TOPIX、マザーズ指数も反発。
東証1部の売買代金は1兆6777億円と5日連続2兆円割れ。
値上がり1330銘柄(前日444銘柄)。
値下がり718銘柄(前日1633銘柄)。
新高値69銘柄(前日42銘柄)。
新安値1銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは100.45(前日96.47)。
2日ぶりの3ケタ。
NTレシオは14.29倍(前日14.31倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
横ばって来た25日線(22712円)からは△0.92%。
9日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22091円。
200日線(22009円)からは△4.14%。
右肩下がりの5日線(23011円)から▲0.40%。
4日連続で下回った。
今週は5日線に上値が抑えられる状況が継続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.568%(前日▲17.974%)。
買い方▲7.636%(前日▲8.090%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲25.928%(前日▲25.124%)。
買い方▲13.365%(前日▲12.397%)。
空売り比率は38.3%(2日ぶり40%割れ:前日40.2%)。
空売り規制なしの比率は7.4%。
日経HVは18.3、日経VIは21.56。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.79倍(前日21.75倍)。
前期基準では18.03倍。
EPSは1051円(前日1051円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは21.78倍。
計算上のEPSは1051円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは21027円(前日20991円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.59%(前日4.60%)。
配当利回りは1.99%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.74倍。
前期基準では19.30倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
ドル建て日経平均は217.05(前日218.29、12月13日が219.64)。
昨年12月の219.68がターゲット。
東証1部単純平均株価は10円高の2127円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1843円(前日1876円)。
東証1部の時価総額は612兆円(前日610兆円)。
時価総額の壁が立ちはだかる。
シカゴ225先物終値は大証日中比10円安の22890円。
高値23126円、安値22700円。
大証夜間取引終値は日中比変わらずの22900円。
気学では「戻り売り方針の日。高値を見ても翌日弱し」。
月曜は「初め安いと後引き返す日。突っ込み買い良し」。
火曜は「変化注意日」。
水曜は「押し目買いの日。但し急伸後は利入れ良し」。
木曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
金曜は「寄り安は買いなれど、上放れ高きは売り狙え」。
ボリンジャーは拡散。
プラス1σが23060。
プラス2σが23408円。
一目均衡の雲の上限が22393円。
14日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22379円で下限は22337円。
9日連続で雲の上。
白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
RSIが72.97。
RCIが83.24。
8月SQ値23350円は「幻」で6連敗。
課題は安倍首相のスケジュール。
一部報道では「午前中に慶応大病院を訪れる方向で調整。理由は検診の結果を聞くため」。
先週月曜同様にこれが引っかかる週明け。
 
 
《今日のポイント8月24日》
 
(1)NY株式市場で主要3指数は続伸
   ダウ輸送株指数は46ポイント高の10940ポイントと3日続伸。
   SOX指数は0.78%高と反発。
 
(2)日経平均は2日連続の23000円割れ。
   8月SQ値23350円は「幻」で6連敗。
   東証1部の売買代金は1兆6777億円と5日連続2兆円割れ。
   新高値69銘柄(前日42銘柄)。
   新安値1銘柄(前日2銘柄)。
   騰落レシオは100.45(前日96.47)。
   2日ぶりの3ケタ。
   
 
(3)横ばって来た25日線(22712円)からは△0.92%。
   9日連続で上回っておりサポート。
   右肩上がりの75日線は22091円。
   200日線(22009円)からは△4.14%。
   右肩下がりの5日線(23011円)から▲0.40%。
   4日連続で下回った。
   5日線に上値が抑えられる状況が継続。
 
(4)空売り比率は38.3%(2日ぶり40%割れ:前日40.2%)。
 
(5)ボリンジャーは拡散。
   プラス1σが23060円。
   プラス2σが23408円。
   一目均衡の雲の上限が22393円。
   14日連続で雲の上。
   勝手雲の上限は22379円で下限は22337円。
   9日連続で雲の上。
   白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
 
(6)課題は安倍首相のスケジュール。
   一部報道では「午前中に慶応大病院を訪れる方向で調整。理由は検診の結果を聞くため」。先週月曜同様にこれが引っかかる週明け。
 
 
週間ベースで日経平均株価は1.6%安。
TOPIXは1.2%安、ともに3週ぶり反落。
東証マザーズ指数は8.1%高、3週続伸(累計18.4%上昇)。
日経ジャスダック平均は0.8%高、3週続伸(同3.8%上昇)、
東証2部指数は1.1%安、3週ぶり反落。
東証REIT指数は3.0%高、3週続伸(同4.2%上昇)。
 
今年の曜日別勝敗(8月21日まで)

月曜14勝15敗
火曜17勝14敗
水曜15勝16敗
木曜13勝19敗
金曜15勝16敗。
 
 
週末のNYダウは190ドル高の27930ドルと続伸。
NASDAQは46ポイント高の11311ポイントと続伸。
S&P500は11ポイント高の3397ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は46ポイント高の10940ポイントと3日続伸。
SOX指数は0.78%高と反発。
VIX指数は22.31。
3市場の売買高は84億株(20日平均は96億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比10円安の22890円。
ドル建ては大証日中比変わらずの22900円。
ドル円は105.78円。
10年国債利回りは0.636%。
2年国債利回りは0.147%。
 
土曜日経朝刊の「市場展望」。
話題は75日線が200日線を上抜けたゴールデンクロス。
先週水曜に発生した。
「テクニカル的には中長期の強気サイン。
しかし経験則からは短期的な下げ局面警戒」。
不思議な解釈だ。
そのココロは「2019年9月のゴールデンクロスでは直後3日で約700円安だった」。
昨年発生したGCは9月26日。
日経平均は22048円。
10月3日の日経平均は21277円。
確かに下落したがその後12月17日の24006円まで長期上昇になった。
しかも8月26日の20268円が安値となっての上昇途中でのGC。
目先的な下落があっても中長期の上昇サインと考えたい局面だ。
今回のGCがあった8月19日は23110円。
ココを取り戻せば道は開ける気がする。
 
わかったようでわからないということは多い。
ただ市場では「わかったふりをする」をする人が多いのも現実。
先週木曜にラジオ番組に登場していただいたのがグッドパッチ(7351)。
デザインの企業だ。
ただこのデザインというのがほとんど理解できない。
通常は「視認性の良さ」とか「形状」などの表面的な解約。
しかしこれは違う。
あるいは「WEBデザイン」かと思ったがこれも違う。
土屋社長の直接聞いてみれば「企業の本質を表現することの結果としてのデザイン」。
製作物の話ではなく経営と哲学の問題だ。
「理解している人は多いですか?」と聞いてみたところ「少ないでしょうね」。
それでも市場では株価が形成されているのが現実。
わまらないままでもわかったふりをすることが多いということだ。
「わからないこと」は「わからない」として聞くことは一番。
それすらしない人が多いから市場が彷徨うこともある。
もっとも・・・。
この「デザイン会社」という日本初の上場。
本当のことが理解されれば未来への期待は表面的ではなく高まると思われる。
そういえば・・・。
太宰治の「人間失格」の中に登場する「ワザ、ワザ」という指摘
「ワザ」は演技いうこと解釈だ。
考えてみればわかったふりも演技。
株式市場という舞台での演技は多いのかも知れない。
 
《兜町ポエム》
 
「秋の気配♪」
 
あれが株価の好きな場所
安値が見下ろせる小高い踊り場
売り手の声が小さくなる
僕は黙って板を見てる
目を閉じて息を止めて
遡るほんのひととき
こんなことは今までなかった
株価がレンジから上離れていく
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
AIinside(4488)・・・動兆
 
ヨシムラフードサービスに注目する。
同社はAI認識技術活用したクラウド型OCRサービスが中核。
手書き文字のデジタル文字変換に強み。
業務効率化需要でクラウドOCR「DXスイート」の契約数順調。
デジタル・ガバメントに取り組む自治体による業務のデジタル化は追い風。
テレワークを行う企業や21年3月期単体業績見通しは上方修。
マザーズ上場は昨年12月。

(兜町カタリスト櫻井)

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