「深い」

「深い」

7~9月期のGDP速報値は、実質成長率が年率換算で1.2%減で着地。
内需、外需ともに減少し2四半期ぶりのマイナス。
「相次いで発生した台風や地震など自然災害による、個人消費や自動車輸出、インバウンド需要の落ち込みなどが響いた」。
もっともらしい解釈が聞こえる。
輸出が1.8%減と5四半期ぶり、個人消費が0.1%減と2四半期ぶりのマイナス。
個人消費は悪天候の影響で外出を控える動き。
「野菜などの価格高騰が消費を冷やした面もありそうだ」という見方もある。
結論は「中国など世界経済の減速については「7~9月期のGDPからは読み取れない」となっている。

MSCIの定例見直しも発表。
「MSCIジャパンに関しては約477億円の資金流入予想」。
新規採用はアサヒインテック(7747)、モノタロウ(3064)、ピジョン(7956)、
そしてウェルシア(3141)。
除外はサイバダイン(7779)、マブチ(6592)、NOK(7240)
そして東京建物(8804)。
入れ替えは30日の取引終了後に実施。

香港からのアノマリーはテレビドラマ。
今月は市場関係者が恐れる「ある人物」が表舞台に登場するという。
香港のベテラン俳優、鄭少秋(アダム・チェン)氏は出演するテレビドラマが放映されるときまって株式相場が下がるジンクス。
付いたあだ名は「株安男」。
鄭氏出演の新番組が10月末に始まった。
10月中旬、中国のテレビ局がドラマの第1話を先行放映。
上海株総合指数が1日で5%下げたという。
香港などでの放映開始日(10月31日)の香港ハンセン指数は上昇。
しかし「悪い化学変化を起こすかもしれない」と警戒ムードだという。
始まりは1992年。
主演の連続ドラマ「大時代」の放映期間中にハンセン指数が20%下落。
株安の本当の理由は日本のバブル崩壊の余波。
しかし60~90年代の香港株式市場を舞台にしたものだった、株安との関連の印象が強く残ったという。
94年の「笑看風雲」、97年の「江湖奇侠傅」、12年の「心戦」。
いずれも放映期間中に株価が2割前後下落。
香港の市場関係者らはこのあまりにも不思議なアノマリーを役名から「丁蟹効果」と呼ぶようになったという。
的中率は今のところ9割以上。
「なんの根拠もないが『実績』はすごい」という解釈だ。
ドラマ放映は来年1月下旬までの予定。

市場関係者のメルマガから。やはり深い。

相場の流れは何かを見て、その流れに乗る「上がるまでそれほど待たない銘柄」を探すようになりました。
あとは「当たり屋につけ」でいい。
そのときの相場のリズムに合っている人の銘柄や、そこから連想される銘柄を発掘する。
また、その流れの先にありそうな銘柄を見つける努力をする。
相場は最大の師匠ですが、回りの人たち全てが師匠です。
個人投資家の方々も師匠です。
誰からも「学ぶ」。
つまり(銘柄発掘)は「自分独自のやり方を見出すこと+相場や回りの方々から学ぶこと」です。
面白いことに、相場や回りの方々から学んだことから見つけた銘柄って意外とダブりません。
それは「自分独自のやり方を見出した方々」に言えることなのですが、
「自分独自のやり方を見出した」ことからオリジナリティ、好みが出るのでしょう。
ここまで行けば、もっと相場が面白くなります。

(櫻井)

 

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