「泰然自若」

「泰然自若」
 
木曜のNY株式市場は上昇。
NASDAQは7日続伸。
S&P500は取引時間中の最高値を6日連続で更新。
2018年1月以来最長を記録した。
主要株価3指数が最高値を更新。
ムニューシン米財務長官が米中の「第1段階」の通商合意について「来年1月初旬に署名する」と述べたことを好感。
「楽観ムードが一段と高まった」との見方だ。
週間新規失業保険申請件数は前週比1万8000件減の23万4000件。
ただ市場予想の22万5000件は上回った。
フィラデルフィア地区連銀業況指数は0.3と11月の10.4から低下。
6月以来の低水準となった。
市場予想は8.0だった。
米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.7%減の535万戸。
トランプ大統領の弾劾訴追には反応薄。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は「2020年中の金利変更の必要性は見当たらない」とコメント。
国債利回りは低下。
10年国債利回りは1.922%。
2年国債利回りは1.630%。
第3四半期のGDP確報値発表を20日に控えてドルの上昇は一服。
ドル円は109円台前半での推移。
 
木曜の日経平均は寄り付き23円安、終値69円安と続落。
日足は4日連続の陰線。
12月メジャーSQ値23895円に4勝1敗。
材料薄に加えて年末のエネルギー不足の格好。
残念ながら悪者を外に求めることも出来ず自滅型の下落。
東証1部の売買代金は1兆9908円。
値上がり913銘柄、値下がり1147銘柄。
新高値109銘柄と11日連続の3ケタ。
新安値9銘柄。
騰落レシオは109.86。
NTレシオは13.75倍。
サイコロは6勝6敗で50%。
25日線(2345223円)からは1.76%、200日(21790円)からは9.52%のプラスかい離。
5日線(23968円)は右肩上がり継続ながら抵抗線に変わった。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.503% 。
買い方▲6.717%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.494%。
買い方▲13.725%。
売り比率は38.0%で6日連続の40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は6.1%。
日経HVは12.0、日経VIは13.22。
日経平均採用銘柄のPERは14.52倍。
EPSは1643円。
PBRは1.17倍。
BPSは20397円。
ドル建て日経平均は217.28(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は2333円(昨年末2077円)。
シカゴ225終値は大証日中比45円安の2378円。
高値23885円、安値23735円。
気学では「弱体日。戻り売り方針良し」。
月曜は「押し目買いの日。ただし大上放れ高きは利食い」。
火曜は「高くば売り。安きは買い」。
水曜は「弱体日にして安き日。吹き値売り方針良し」。
木曜は「逆行性強き日。逆張り方針良し」。
金曜は「よく動く日。波動について駆け引きせよ」。
週足陽線基準は23952円。
月足陽線基準は23529円。
年足陽線基準は19561円。
木曜のボリンジャーのプラス2σが24017円。
5日ぶりにプラス2σを下回った。
プラス1σが23735円。
株価は調整している時には魅力的に映らないが、それは次へのステップと考えたい局面。
 
NYダウは137ドル高の28376ドルと反発。
NASDAQは59ポイント高の8887ポイントと7日続伸。
S&P500は14ポイント高の3205ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は25ポイント高の10804ポイント。
SOX指数は0.81%上昇。
VIX指数は12.50。
3市場の売買高は70.8億株(過去20日平均は69.1
億株)。
225先物CME円建ては大証日中比45円安の23785円。
ドル建ては大証比日中比15円安の23815円。
大証夜間取引終値は日中比50円安の23780円。
ドル円は109.27円。
10年国債利回りは1.922%。
2年国債利回りは1.630%。
 
成長戦略の中間報告やマザーズ銘柄の宝さがしトレンドなどのニュースなどがあるが秀逸はスウェーデン。
スウェーデン中央銀行のリスクバンクは政策金利を現在のマイナス0.25%から0%引き上げると発表。
景気と物価は勢いを欠くが、家計の債務膨張に歯止めがかからず、異例の緩和策をこれ以上続けられないと判断。
「長期化による副作用への懸念も強まるなど、曲がり角に差し掛かっている」とのコメント。
いよいよ来年はここが問われる時代になる香りがする。
 
「岡本硝子(7746)、ガラスフリット事業で新市場開拓」(化学工業日報)と市場関係者コロさん。
「次世代通信規格「5G」対応部品や車載ミリ波レーダー用途など見込む。
将来を見据え、前個体電池向けガラスフリット開発にも取り組む。
足元では車載用の蛍光体分散ガラスの実績化が進み、最先端領域のニーズ取り込んでいく」。
3年で売上高を2倍、株価10倍に高めた「テンバガー」企業レーザーテック(6920)もある。
たぶん共通するのは「泰然自若」の姿勢。
来年の銘柄発掘のキーワードだ。
アタフタ、バタバタしない企業にこそ独自の強みがあり未来があるような気がする。
周章狼狽や朝三暮四の姿勢の銘柄も市場関係者も多いが、そうではなく「泰然自若」だ。
 
東証投資主体別売買動向(週間)12月第2週
外国人2週ぶり買い越し(2852億円)
個人3週連続売り越し(3711億円)
信託銀行、3週ぶり売り越し(58億円)
 
東証マザーズ投資主体別売買動向(週間)12月第2週、
外国人2週連続売り越し(145億円)
個人2週連続買い越し(161億円)
 
ジャスダック投資主体別売買動向(週間)、12月第2週
外国人2週連続売り越し(26.69億円)
個人2週連続買い越し(40.83億円)
 
 
スケジュールを見てみると・・・
 
20日(金):消費者物価指数、米GDP確定値、個人所得、映画スター・ウォーズ日米同時公開
23日(月):安倍首相中国訪問、米シカゴ連銀全米活動指数、新築住宅販売
24日(火):日中韓サミット、米耐久財受注
25日(水):企業向けサービス価格指数、クリスマス
26日(木):年内受け渡し最終日、黒田日銀総裁会見、ボクシングデー
27日(金):失業率、鉱工業生産
30日(月):大納会、米中古住宅販売仮契約
31日(火):大晦日、米CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FHFA住宅価格、中国製造業PMI
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
HEROZ(4382)・・・動兆
 
HEROZに注目する。
同社はAI技術強みに市場予測などBtoBサービスを提供。
建設、金融、エンタメなどにAIを展開。
MaaSの業界団体MONETコンソーシアムに参画。
SMBC日興と業務提携。
12月25日クリスマスに東証1部指定予定。
 

(兜町カタリスト櫻井)

 

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