「欲しいのはメッセンジャーでなく自分の意見」
「3か月に1回の先物決済と週明けの休日を控えての動き」
週末のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。
ウォラーFRB理事は「もう少し金融引き締めの必要がある」とコメント。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は利上げを容認する意向を示した。
「利上げサイクルが終わりに近づいているという楽観的な見方に冷水を浴びせた」との解釈。
というよりも3か月に1回の先物決済と週明けの休日を控えての動きという印象。
材料は結果を見て後から取り付けたような印象だ。
合算出来高は約170億株(直近20営業日の平均は110億株)。
マイクロソフトが1.7%安。
アマゾンが1.3%安。
エヌビディアは0.1%高。
アドビが0.9%高。
ロボット掃除機「ルンバ」を製造するアイロボットが21%急騰
週足ではS&Pが2.6%高、NYダウが1.2%高、NASDAQが3.2%高。
S&Pは5週連続での上昇。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は63.9。
5月の59.2から上昇した。
インフレ懸念の緩和と債務上限問題の解決により、4カ月ぶりの高水準。
市場予想は60.0だった。
1年先のインフレ期待は3.3%に低下し2021年3月以来の低水準。
5月は4.2%だった。
10年国債利回りは3.767%。
2年国債利回りは4.720%。
2年国債と10年国債の利回り格差はマイナス0.956%。
7月FOMCでの0.25%利上げ確率は74.4%。
15日は67%だった。
日銀がECBとは対照的に超低金利政策を維持。
今年後半のインフレ率鈍化を予想。
これを受け円はユーロに対して155.22円と15年ぶりの安値に急落。
円は対ドルでも下落し6カ月ぶりの安値水準。
ドル円は141円台後半。
WTI原油先物7月限は前日比1.16ドル(1.64%)高の71.78ドル。
週間では2.29%上昇した。
8月物は1.12ドル高の71.93ドルだった。
SKEW指数は156.44→150.37→147.86→143.07。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は81→82(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
週末のNYダウは108ドル(0.32%)安の34299ドルと反落。
高値34588ドル、安値34285ドル。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは113.39%(前日108.06%)。
NASDAQは93ポイント(0.68%)安の13689ポイントと7日ぶりに反落。
高値13864ポイント、安値13680ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは108.86%(前日106.43%)。
S&P500は16ポイント(0.37%)安の4409ポイントと7日ぶりに反落。
高値4448ポイント、安値4407ポイント。
サイコロは9勝3敗。
騰落レシオは118.96%(前日115.84%)。
ダウ輸送株指数は75ポイント(0.51%)安の14792ポイントと5日ぶりに反落。
SOX指数は34ポイント(0.94%)安の36673ポイントと続落。
VIX指数は13.54(前日14.50)と上昇。
NYSE出来高は31.04億株(前日10.81億株)。
3市場の合算売買高は170億株(前日118億株、過去20日平均は110億株)。
先物決済のクアドラプル・ウィッチングで膨らんだ。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の33675円。
ドル建ては大証日中比100円高の33750円。
ドル円は141.82円。
10年国債利回りは3.767%。
2年国債利回りは4.720%。
週明け19日は奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日のため休場。
週間ベースでNYダウは1.2%高、3週続伸(累計3.6%上昇)。
ナスダック総合指数は1.9%高、8週続伸(同13.4%上昇)。
S&P500は2.6%高、5週続伸(同6.9%上昇)。
フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は4.2%高、2週続伸(同4,9%上昇)。
「10週連続陽線」
週末の日経平均は寄り付き86円安。
終値は220円(△0.66%)高の33706円と反発。
日足は2日ぶりに陽線。
4日間で1800円以上上昇していたからこその300円近い下落で始まった。
32517円→32638円にマド。
33127円→33203円にマドで2空。
SQ値32018円38銭に対して6勝0敗。
日経平均は週間で1440円の大幅上昇。
10週連続の上昇は過去4位タイ。
2012年11月→2013年1月の12週続伸以来の記録となる。
この時は「岩戸景気」の1958年12月→59年4月の17週連続に次ぐ54年ぶりの記録更新だった。
10週間の上昇値幅は過去最大。
週足も10週連続陽線。
TOPIXは6.39ポイント(△0.28%)高の2300ポイントと反発。
プライム市場指数は3.25ポイント(△0.28%)高の1183.76と反発。
東証マザーズ指数は35.44ポイント(△4.46%)高の830.37と反発。
2022年4月以来の高水準となった。
プライム市場の売買代金は5兆5601億円(前日は4兆3825億円)。
26日連続で3兆円超。
4日連続で4兆円超はプライム市場再編後で最長。
5兆円台と増加した背景はFTSE日本指数パッシブ売買。
値上がり1118銘柄(前日761銘柄)。
値下がり668銘柄(前日1006銘柄)。
新高値217銘柄(前日309銘柄)。
6日連続で3ケタ。
新安値16銘柄(前日15銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは110.61(前日109.84)。
NTレシオは14.65倍(前日14.60倍)。
26日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは9勝3敗で75.00%。
マザーズ指数は8勝4敗で66.66%。
上向きの25日線(31528円)からは△6.91%(前日△6.79%)。
46日連続で上回った。
上向きの75日線は2925円。
59日連続で上回った。
上向きの200日線(28048円)からは△20.17%(前日△19.50%)。
57日連続で上回った。
上向きの5日線は33229円。
6日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.889%(前日▲17.088%)
買い方▲4.172%(前日▲4.838%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.513%(前日▲9.341%)。
買い方▲15.186% (前日▲18.061%)。
空売り比率は41.0%(前日40.4%、2日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率6.2%(前日8.4%)。
3月10日が18.4%だった。
日経VIは20.74(前日21.99)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは15.33倍(前日15.29倍)。
前期基準では15.67倍。
EPSは2198円(前日2190円)。
5月10日は2005円まで低下。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.38倍(前日1.37倍)。
BPSは24424円(前日24441円)。
10年国債利回りは0.400%(前日0.420%)。
日経平均の予想益回りは6.52%。
予想配当り利回りは1.92%。
プライム市場の予想PERは15.66倍。
前期基準では16.15倍。
PBRは1.34倍。
プライム市場の予想益回りは6.38%。
配当利回り加重平均は2.24%。
プライム市場の単純平均は15円高の2663円。
プライム市場の売買単価は2758円(前日2739円)。
プライム市場の時価総額は823兆円(前日820兆円)。
ドル建て日経平均は239.56(前日237.17)と反発。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の33675円。
高値33955円、安値33135円。
大証先物夜間取引終値は大証日中50円高の33700円
気学では月曜は「寄り安は買い。上寄りは売り狙え」。
火曜は「不二高をみる日。悪目買い方針良し」。
水曜は「変化注意日」。
木曜は「押し目買いの日」。
金曜は「転換注意日。高安共に足取りに付け」。:
ボリンジャーのプラス1σが32631円。
プラス2σが33734円。
プラス3σが34837円。
週足ボリンジャーのプラス1σが31608円。
プラス2σが33476円。
プラス3σが35344円。
週明けのNY株式市場は奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日のため休場。
《今日のポイント6月19日》
(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。
10年国債利回りは3.767%。
2年国債利回りは4.720%。
ドル円は141円台後半。
SKEW指数は156.44→150.37→147.86→143.07。
(5月31日が158.30)。
恐怖と欲望指数は81→82(2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は75ポイント(0.51%)安の14792ポイントと5日ぶりに反落。
SOX指数は34ポイント(0.94%)安の36673ポイントと続落。
VIX指数は13.54(前日14.50)と上昇。
NYSE出来高は31.04億株(前日10.81億株)。
3市場の合算売買高は170億株(前日118億株、過去20日平均は110億株)。
先物決済のクアドラプル・ウィッチングで膨らんだ。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の33675円。
(3)プライム市場の売買代金は5兆5601億円(前日は4兆3825億円)。
26日連続で3兆円超。
4日連続で4兆円超はプライム市場再編後で最長。
5兆円台と増加した背景はFTSE日本指数パッシブ売買。
値上がり1118銘柄(前日761銘柄)。
値下がり668銘柄(前日1006銘柄)。
新高値217銘柄(前日309銘柄)。
6日連続で3ケタ。
新安値16銘柄(前日15銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは110.61(前日109.84)。
NTレシオは14.65倍(前日14.60倍)。
26日連続で14倍台。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
(4)上向きの25日線(31528円)からは△6.91%(前日△6.79%)。
46日連続で上回った。
上向きの75日線は2925円。
59日連続で上回った。
上向きの200日線(28048円)からは△20.17%(前日△19.50%)。
57日連続で上回った。
上向きの5日線は33229円。
6日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.889%(前日▲17.088%)
買い方▲4.172%(前日▲4.838%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.513%(前日▲9.341%)。
買い方▲15.186% (前日▲18.061%)。
(6)空売り比率は41.0%(前日40.4%、2日連続で40%超)。
空売り規制なしの銘柄の比率6.2%(前日8.4%)。
3月10日が18.4%だった。
日経VIは20.74(前日21.99)。
2月16日の安値は14.63。
(7)日経平均採用銘柄のPERは15.33倍(前日15.29倍)。
EPSは2198円(前日2190円)。
5月10日は2005円まで低下。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.38倍(前日1.37倍)。
BPSは24424円(前日24441円)。
10年国債利回りは0.400%(前日0.420%)。
(8)プライム市場の単純平均は15円高の2663円。
プライム市場の時価総額は823兆円(前日820兆円)。
ドル建て日経平均は239.56(前日237.17)と反発。
(9)ボリンジャーのプラス1σが32631円。
プラス2σが33734円。
プラス3σが34837円。
週足ボリンジャーのプラス1σが31608円。
プラス2σが33476円。
プラス3σが35344円。
週明けのNY株式市場は奴隷解放記念日「ジューンティーンス」の祝日のため休場。
週間ベースで日経平均株価は4.5%高、10週続伸(累計22.5%上昇)。
TOPIXは3.4%高、3週続伸(同7.2%上昇)。
東証プライム市場指数は3.4%高、3週続伸(同7.2%上昇)。
東証マザーズ指数は7.5%高、3週続伸(同14.4%上昇)。
東証スタンダード市場指数は2.1%高、3週続伸(同3.2%上昇)。
東証グロース指数は6.9%高、3週続伸(同13.8%上昇)。
東証REIT指数は0.4%安、3週ぶり反落。
今年の曜日別勝敗(6月16日まで)
↓
月曜16勝6敗(月曜4連勝中)
火曜17勝5敗(火曜3連勝中)
水曜12勝11敗
木曜12勝10敗
金曜18勝5敗(金曜7連勝中)
市場では理屈をつけて高値圏を否定しようとする動きが多い。
上昇の継続が信じられないし、予想が外れたからだろう。
「毛抜き天井」とか「バフェト指標」とか「200日線からプラス20%乖離」。
さまざまな材料を持ち出して、過去の延長線上で相場を推理する。
「言い訳解釈」あるいは「アリバイ解釈」という表現もアリかも知れない。
長年培われた弱気の虫。
弱気を言っておけばよかった時代が忘れられないのだろうか。
相場は明らかにワープしているのに面白く感じる。
そのうち「長期上昇過程だか短期調整はあるかも知れない」という絶対に間違わない予想も出てくるのだろう。
米国市場の週末は強烈な商いだった。
事前にブルームバーグが報じていた記事。
かなりの玉移動だった。
↓
極めて多くのオプションが16日に期限を迎え、投資家は新たな難題に直面する。
強気のデリバティブ(金融派生商品)で利益を追求するか、値下がりを見越しヘッジするかを迫られる。
株式や指数に関連する契約約4兆2000億ドル(約589円)相当が満期を迎える予定。
1年前より20%多い。
BofAの個人投資家の心理レポート。
「投資家が雄牛(強気)を追っており、株価が泡立っている。
われわれは『急落前の急伸』と表現する。
急落には現時点で、フェデラルファンド金利のターミナルレート6%、実質金利2%、失業率4%以上が必要だ」。
米国株ファンドには過去3週間で380億ドルが流入。
2022年10月以来の勢い。
ハイテクファンドは過去8週間で190億ドルが流入。
21年3月以来の勢いとなった。
結構大きな変化は米財務省が発表した半期に一度の外国為替報告書。
日本が「監視対象」から除外された。
多くの国がインフレ抑制のため自国通貨の下落を防ぐための介入を行ったことは背景だ。
ただポイントは為替操作国認定の「監視リスト」条件。
(1)大幅な対米貿易黒字。
(2)多額の経常黒字
(3)為替介入を継続的かつ、一方的に行っている
以上の3つの基準のうち2つに該当する国と地域が指定される。
今回、日本は対米貿易黒字は基準に該当した。
しかし円安やエネルギー価格の高騰などで経常黒字が大幅に減少したことで「監視リスト」から除外された。
「監視リスト」からの除外は指定が始まった2016年以来初めて。
ポイントは多額の黒字を計上しておらず、アメリカの敵ではないというアメリカ側の見解。
今後貿易摩擦が生じる可能性は少ないと読める。
実は株式市場的にも大きな変化だ。
重要なのは「誰かが言っている」ことは関係ないということ。
活字や映像などではいわゆる専門家が登場し解釈する。
しかし、こと株式市場に限っては「誰かが言っている」という報道ではなく「自分はどう考えるか」が欲しい。
市場関係者の言葉の引用ではなく「自分の相場観」が望まれる。
記事や映像は単なるメッセンジャーではない。
「自分の意見」であるべきだろう。
相場観や見通しでの責任転嫁やアリバイ作りはもういらない。
(兜町カタリスト櫻井)
