「株は運の芸」

「株は運の芸」

週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
ボーイング、キャタピラー、GSなどが上昇しNYダウは続伸。
S&P500は反落し週間では2週連続下落。
NASDAQも反落。
ただ週間では5週ぶりに反発。
5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は61.5。
2009年10月以降で最高となった。
市場予想は60.2だった。
「堅調な経済指標によって利上げの可能性が高まりグロース株を圧迫した」との見方だ。
フォード・モーターは6.7%高と昨年12月以降で最大の上昇。
1対4の株式分割を発表した半導体大手エヌビディアは2.6%高。
PMIの債券市場への影響は限定的で国債利回りは低下。
10年国債利回りは1.623%。
2年国債利回りは0.155%。
ドル円は108円台後半。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは11.5%安の35952.05ドル。
ビットコインは4月中旬に付けた約6万5000ドルの最高値から約45%下落。
今週は約28%安。
イーサも約15%下落し2339ドル。
中国の金融安定発展委員会がビットコインのマイニングや取引を取り締まる方針を表明したことが嫌気された。
WTI7月物終値は前日比1.64ドル(2.65%)高の63.58ドル。
SKEW指数は144.51。
恐怖と欲望指数は37→34。

週末のNYダウは123ドル(0.36%)高の34207ドルと続伸。
NASDAQは64ポイント(0.48%)安の13470ポイントと反落。
S&P500は3ポイント(0.08%)安の4155ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は4ポイント高の15475ポイントと5日ぶりに小幅反発。
SOX指数は0.46%安の3052ポイントと3日ぶりに反落。
VIX指数は20.15と低下。
合算売買高は90.8億株(前日は93億株、過去20日平均は100.5億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比30円高の28380円。
ドル建ては大証比日中比30円高の28380円。
ドル円は108.94円
10年国債利回りは1.623%。
2年国債利回りは0.155%。

週間ベースでNYダウは0.5%安、2週続落(累計1.6%下落)、
NASDAQは0.3%高、5週ぶり反発。
S&P500は0.4%安、2週続落(同1.8%下落)。 

週末の日経平均は寄り付き171円高。
終値は219円高の28317円。
上昇率は0.78%。
SQ値27748円には終値で6勝と完璧に勝ち越し。
日足は4日連続で陽線。
日経平均は週間では233円の上昇。
週足では十字に近い陽線。
ただ26週線28523円は上抜けなかった。
TOPIXは0.46%上昇で続伸し1900ポイント台回復。
東証マザーズ指数は2.26%上昇と4日続伸
日経ジャスダック平均は0.39%上昇で4日続伸。
東証1部の売買代金は2兆3802億円(前日2兆1734億円)。
84日連続で2兆円超。
値上がり1076銘柄(前日1385銘柄)。
値下がり1009銘柄(前日703銘柄)。
新高値67銘柄(前日76銘柄)。
新安値60銘柄(前日46銘柄)。
騰落レシオは86.60(前日87.98)と低下。
NTレシオは14.87倍(前日14.82倍)。
8日連続で15倍割れ。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩下がりの25日線(28854円)から▲1.86%。
9日連続で下回った。
右肩下がりの75日線は29217円。
9日連続で下回った。
右肩上がりの200日線(26498円)からは6.86%(前日△6.15%)。
右肩上がりの5日線(28138円)から△0.64%。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.461%(前日▲14.134%)。
買い方▲7.981%(前日▲8.342%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲2.490%(前日▲0.747%)。
買い方▲18.378%(前日▲19.833%)
空売り比率は41.9%(3日連続で40%超:前日43.9%)。
空売り規制なしの比率は8.5%(前日9.8%)。
日経VIは23.05(前日25.75)と低下。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.79倍(前日13.92倍)。
前期基準では17.55倍。
EPSは2053円(前日2018円)。
3日連続で上昇。
(4月30日1367円→30日1411円→5月6日1519円
10日1597円→12日1685円→13日1907円
→14日1950円→1921円→18日1900円→19日2011円)。
225のPBRは1.21倍。
BPSは23403円(前日23415円)
日経平均の益回りは7.25%(前日7.18%)。
配当利回りは1.87%。
10年国債利回りは0.080%。
東証1部全銘柄だと予想PERは16.04倍。
前期基準では20.46倍。
PBRは1.29倍。
東証1部単純平均株価は11円高の2365円。
東証1部売買単価は2293円(前日は2185円)。
東証1部時価総額は707兆円(前日は703円)。
4日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は260.51(前日257.52)。
週末のシカゴ225先物終値は大証日中比30円高の28380円。
高値は28475円、安値は28185円。
225先物大証夜間取引終値は日中比40円高の28390円。
気学では「変化日注意日にして不時安を見ることあり」。
火曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
水曜は「戻りをつけて押し込むことい多し」。
木曜は「初め安いと後高く、初め高いと反落する」。
金曜は「従来保合いの時は、この日より安きこと多し」。
ボリンジャーのマイナス2σが27548円。
マイナス1σが28201円
前日はここがサポート。。
RSIが43.51(前日39.94)。
RCIが18.41(前日14.01)。
日銀は18日連続でETFを買わず。
26週線は28523円。
6か月線は28397円。
アノマリー的には火曜が「変化日」。
水曜が「株高の日」。
そして壮大な天文現象となる満月(スーパームーン)の皆既月食
欠け始めは午後6:45。
皆既状態は8:09から約20分続く。
全国的に皆既月食が見られるエリアに入るのは2018年1月31日以来、約33年ぶり。

週間ベースで日経平均株価は0.8%高。
TOPIXは1.1%高、ともに2週ぶりに反発。
東証マザーズ指数は4.1%高、5週ぶり反発。
日経ジャスダック平均は0.6%高、2週ぶり反発、
東証2部指数は0.4%高、2週ぶり反発。
東証REIT指数は2.3%高、3週ぶりの反発。

《今日のポイント5月24日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
   10年国債利回りは1.623%。
   2年国債利回りは0.155%。
   ドル円は108円台後半。
   SKEW指数は144.51。
   恐怖と欲望指数は37→34。

(2)ダウ輸送株指数は4ポイント高の15475ポイントと5日ぶりに小幅反発。
   SOX指数は0.46%安の3052ポイントと3日ぶりに反落。
   VIX指数は20.15と低下。
   合算売買高は90.8億株(前日は93億株、過去20日平均は100.5億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比30円高の28380円。

(3)東証1部の売買代金は2兆3802億円(前日2兆1734億円)。
   新高値67銘柄(前日76銘柄)。
   新安値60銘柄(前日46銘柄)。
   騰落レシオは86.60(前日87.98)と低下。
   NTレシオは14.87倍(前日14.82倍)。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)右肩下がりの25日線(28854円)から▲1.86%。
   9日連続で下回った。
   右肩下がりの75日線は29217円。
   9日連続で下回った。
   右肩上がりの200日線(26498円)からは6.86%(前日△6.15%)。
   右肩上がりの5日線(28138円)から△0.64%。
   4日連続で上回った。

(5)空売り比率は41.9%(3日連続で40%超:前日43.9%)。
   空売り規制なしの比率は8.5%(前日9.8%)。
   日経VIは23.05(前日25.75)と低下。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.461%(前日▲14.134%)。
   買い方▲7.981%(前日▲8.342%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲2.490%(前日▲0.747%)。
   買い方▲18.378%(前日▲19.833%)

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.79倍(前日13.92倍)。
   前期基準では17.55倍。
   EPSは2053円(前日2018円)。
   BPSは23403円(前日23415円)

(8)東証1部時価総額は707兆円(前日は703円)。
   ドル建て日経平均は260.51(前日257.52)。

(9)ボリンジャーのマイナス2σが27548円。
   マイナス1σが28201円
   前日はここがサポート。
   RSIが43.51(前日39.94)。
   RCIが18.41(前日14.01)。
   日銀は18日連続でETFを買わず。
   26週線は28523円。
   6か月線は28397円。
   アノマリー的には火曜が「変化日」。
   水曜が「株高の日」。

今年の曜日別勝敗(5月21日まで)

月曜12勝6敗
火曜10勝8敗
水曜8勝11敗
木曜13勝5敗
金曜10勝10敗

百田茂樹氏の「幻庵」(文春文庫)を読了。
上巻はスラスラ。
中巻と下巻はジックリで2週間かかった。
最後に記憶に残った言葉。
主人公幻庵の著書「囲碁評伝」の中の「碁は運の芸」。
「皆相手の過ちにて十局に七局は勝てり。
万人これを知らず。憐れむべし」。
短いが重く深い。
解釈は「勝敗を決めるのは妙手ではなく失着」。
相手の失着こそが実は勝利の要因ということ。
最善の妙手を求めながらも失着によって負けることもある。
これが妙に株式投資の世界に投錨されてきてならない。
「買い手の妙手でなく売り手の失着こそ株高への道」。
株式市場で長く棲息して生き抜いてきた先達ならば「株は運の芸」の域に達していることだろう。

察するに世の中の雰囲気はどうも1年以上に渡るコロナ禍で自暴自棄の印象。
そして不思議と望まれそうなのが「自由からの逃走」。
迷走するコロナ対策とその実行力に対する懸念からの「強さ」への欲求。
「徳川家康が総理大臣だったら」で描けれているように徹底的に厳しいコロナ対策への要求は結構多い。
そもそも社会全体に不公平感がない行政というのは理想だが難しいこと。
それを建前上でも行おうとするから、逆に無理と遅延が生じるのだろう。
かつてフロムが提唱したような「自由からの逃走」は、心理的には再来してしまうのかも知れない。
東京都と百貨店が繰り広げているような「ぜいたく品」論争など不毛の極致。
4分の1インチの穴を求めている顧客に電気ドリルの材質論争をしているように映ってならない。
多分参考になるのは愛媛県の動向。
4月25日に緊急事態宣言を発令したが現在の新規感染者数は1ケタ。
東京は人口が違うという声もあるだろうが、既に緊急事態宣言は解除された。
多分背景は厳しい規律。
飲食店は午後8時までの営業短縮。
市の保有施設は営業休止。
道後温泉の宿泊施設も約半数が一時休館したという。
「ダラダラと」が良いのか「一気に」が良いのかは微妙だが、短期決戦の方が経済的にも間違いなく効果的だろう。

《兜町ポエム》

「なないろ」

ヤジロベエみたいな値動きだ
今この相場のすべてが
上がってくれるわけじゃないけど
それでもいい
これは相場の旅

昨夜のNYのことなんか
覚えていないような寄り付きを
昨夜出来た新高値安値
映してキラキラキラキラ
息をしている
高く遠く広すぎるチャートの下

おはよう僕は昨日からやってきたよ
失くせない日足は
傘のように罫線の中で出番を待つ
手探りで今日を歩く今日の株価
あの日見た高値探すこの道を
疑ってしまう時は教えるよ
あの時の心の色

「霧はいつか晴れます」。
「おかえりモネ」に登場する気象キャスター浅岡覚(西島秀俊)の言葉。
妙に刻まれた。
そして主人公の百音は「未来がわかる」に感激。

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◇━━━ カタリスト━━━◇

LTS(6560)・・・動兆

LTSに注目する。
同社はビジネスプロセス可視化・改善・実行支援など展開、
ITビジネスマッチング「アサインナビ」も手掛ける。
デジタル活用サービスはDX需要活発化で新規客着実増。
既存客はグループ会社への横展開進む。
業務内製化で外注費減少。
新中計での4年度売上高120億円、営業益18億円目標。

(兜町カタリスト櫻井)

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