「星の逆行」
よく聞かれる相場予測。
「25日線を下回らなければ株価は上昇し深押しはない。
25日線を割れれば株価は下落し2番底の可能性もある。
話の中身はほとんど根拠レスに近い観測だが曲者は25日線。
具体的数字があるので微妙に納得することは多いもの。
しかしこれを天気予報に当てはめてみると・・・。
「明日は晴れですが雲が出てくると雨が降るかも知れません」。
あるいは「明日は雨模様ですが、雲が消えれば太陽がでて晴れになります」。
こんな予報を聞いて役に立てる人がいるだろうか。
仮定条件を加えた結論など求めている人はないに等しい。
それにそんなことくらい言われなくてもわかる。
言われなくてもわかることを「そうか」と錯覚させつ技術に市場関係者は秀でているのだろう。
日々市場関係者の言葉を分析してみると、きっと大したことは言っていないことに気が付くのかも知れない。
当たり前のことを言っているのにそれを特別な分析と思い込むのは不思議な行動原理でもある。
これは、罫線屋さんに限ったことではない。
世界情勢を滔々と述べる市場関係者も多い。
トランプ大統領も習近平主席も知り合いのような語り口
しかしあったことがある市場関係者のコメントではない。
だったら自宅の居間でテレビを見ながらああでもないこうでもないと言っている人と変わらないのが現実。
不思議な光景はあちこちにある。
「スポーツ以外の分野では、多くの分野で専門家は理論武装で脚色して無誤謬を装う者」。
あながち間違っていないかも知れない。
明日から7月12日まで水星逆行。
逆行といっても本当に回転が逆になるわけではなく見かけの話。
ちなみに今年は3回ある。
最初は2月17日→3月10日だった。
ここがコロナ禍の下落の端緒だったことは記憶に新しい。
次は10月14日→11月4日。
ちなみに今は今年一度しかない金星の逆行中。
5月14日→6月25日だ。
火星の逆行も今年1回。
9月10日→11月13日だ。
木星は5月15日→9月12日まで逆行中。
土星は5月12日→9月30日まで逆行中。
天王星は8月16日→来年1月14日まで逆行。
海王星は6月24日→11月28日に逆行。
冥王星は4月26日→10月4日まで逆行中。
全天体の巡行は1月12日→2月16日。
3月11日→4月25日だった。
6月19日→23日は5天体逆行。
6月24日→25日は6天体逆行。
6月26日→7月11日は5天体逆行。
8月16日→9月9日は5天体逆行。
9月10日→12日は6天体逆行。
9月13日→30日は5天体逆行。
調べ始めるとキリがない。
(櫻井)。
