月曜は10勝8敗、火曜は12勝9敗、水曜は4勝16敗。
そして木曜はおそらく14勝8敗、金曜は11勝9敗。
今は魔の水曜。しかし「魔の木曜日」という頃も2013年にはあった。
日経平均先物の当時の値動き。
5月23日(木)1080円安(1480円幅)
5月30日(木)590円安(560円幅)
6月6日(木)710円安(800円幅)
6月13日(木)880円安(590円幅)
つまり曜日と株価は、ほとんど因果関係はないとも言える。
因みに当時の数値。
↓
3市場合計の信用残高は前週に比べ777億円増加し3兆99億円。
再び3兆円台を回復。
信用倍率は7倍台に乗せ、約13年ぶりの高水準となった。
需給面は悪化したとはいえ、下落局面はしっかり買っていたという構図。
「経験則では買い残の増加は高値からの最初の調整局面で増えやすい」という指摘も聞かれる。
OECDは日本の実質成長率を1.2%に下方修正した。
前回3月予想から0.3ポイントの下方修正。
1~3月のマイナスを考慮した結果だという。
リスクは「政府債務の多さ」。
財政健全化に向け消費税率の段階的引き上げが必要というおせっかいまでついている。
雇用は拡大するが賃金は依然として停滞という分析。
国連の経済協力開発機構ながら、依然として霞が関チックな見方だ。
29日の大引け間際。
一部報道やSNSで「インフォテリ、モナコイン消失で6月1日に説明会」という内容が伝えられた。
株価は29日に急落し30日に反発した。
しかしこの報道は誤報だった。
正しくは「ブロックチェーン推進協会 (BCCC)が、
モナコイン問題の解説をインフォテリアのセミナールームで開催する」だ。
会社側の厳重な抗議の結果17時過ぎに訂正記事は出た。
「訂正 モナコインに関する記事」となっている。
インフォテリアの平野社長のツイッターでの29日のコメント。
「今回の記事で私が怒っているのは内容の間違いだけではありません。
そもそもBCCCが報道機関に送ったものは『報道発表』ではなく、
会員と報道機関のみ向けの「説明会のご案内」なのです。
それをあたかもニュースのように報道したことについてメディアとしての責任を問うています」。
これは正しい姿勢だろう。
そもそも・・・。
報道のご案内で記事を書く姿勢というのはいかがなものだろう。
そして、大引け間際という待ったなしのタイミングで確認もせずに流すといういい加減さは否定できない。
マスコミというのはえてして「記事は表現の自由だ」的発想をしがちだ。
トップインタビューをした記事を確認しないということも何回も目にした。
フツーの仕事であれば「受発注と中身の確認」というのは間違いなくする。
株の発注だって「売り買いの別、株数、値段」の確認は原理原則だ。
瞬発芸みたいな見出しで「モナコイン消失で説明会」と来れば反射神経だけは達者な機械は誤読する。
市場報道というのは、かなり神経質になってもなりすぎることはない。
これは自戒でもある。
ところで・・・。
インフォテリアは社名を変更予定。
20年間使ってきた「インフォテリア」を「アステリア」に変更する予定だ。
「より独自性、認知性、拡張性の高い名前にして世界ブランドを確立することが狙い」と平野社長。
「今まで以上に、さらに多くのモノやコトを「つなぐ」ことへの新たな一歩。
新しい『アステリア』という名前は、ギリシャ語で『星座』という意味です。
星座は、輝く星々を繋いでいくことで様々なカタチを創っています。
今回の社名変更は、Informationという枠の中だけでなく、
世の中にある様々な輝くものをつないで行き、新しいカタチ、新しい価値を創っていきたい
との願いを込めているのです。
東証一部に上場した1958年にソニーは社名を東京通信工業株式会社から変更しました。
世界に大きく羽ばたくために。
私たちインフォテリアも、創業時より目指している世界市場に大きく羽ばたくために、
より大きな翼を広げることにしたのです。
それが、これからの新たな20年にかけて私が社名変更に込めた念いです。」
ということは、アステリアもソニーも干支は戌年で一緒になる。
(櫻井)。
