「指をくわえているだけでなく」

 
「指をくわえているだけでなく」
 
 
火曜のNY株式市場でNYダウは200ドル超の上昇。
NASDAQとS&P500は過去最高値を更新した。
NASDAQは新型コロナ禍前の高値を21.7%上回る水準。
S&P500は4%超上回った。
NYダウ平あと3%。
ISM製造業景気指数は56.0。
前月の54.2から上昇し2018年11月以来の高水準。
これを好材料視した格好。
ただ雇用指数はなお低調で労働市場の回復は失速しつつあるとの見方。
新型コロナ追加対策の協議の進展の可能性も好感された。
アップルは3.98%高。
一方株式売り出しで最大50億ドルを調達すると発表したテスラは4.7%安。
FRBのブレイナード理事は「新戦略の下で新たな緩和措置を打ち出す必要がある」とコメント。
10年国債利回りは0.672%。
2年国債利回りは0.132%。
ユーロは節目となる1.20ドルを2018年以来初めて上抜けた場面があった。
ドル円は105円台後半。
SKEW指数は142,28。
恐怖と欲望指数は75→76。
 
火曜の日経平均は寄り付き50円安。
終値1円安の23138円と反落。
日足は4日ぶりに陽線。
「1日を通じてみるとマイナス水準での時間帯が圧倒的に長かった。
底堅いが、上を買うほどの力はない」という見方だった。
東証1部の売買代金は1兆8613億円と2日ぶりの2兆円割れ。
新興2市場は続伸。
マザーズ指数は年初来高値更新。
値上がり915銘柄(前日1605銘柄)。
値下がり1162銘柄(前日492銘柄)。
新高値38銘柄(前日50銘柄)。
新安値6銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは96.61(前日100.33)。
NTレシオは14.32倍(前日14.30倍)。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(22810円)からは△1.43%。
16日連続で上回っておりサポート。
右肩上がりの75日線は22378円。
微妙に右肩下がりの200日線(22016円)からは△5.09%。
右肩下がりの5日線(23132円)から△0.03%。
3日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.922%(前日▲19.961%)。
買い方▲7.230%(前日▲7.158%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.349%(前日▲26.207%)。
買い方▲11.910%(前日▲13.601%)。
空売り比率は42.3%(3日連続の40%超:前日40.6%)。
空売り規制なしの比率は7.5%。
8月28日時点の信用売り残は381億円減の9007億円。
2週連続の減少。
同信用買い残は530億円増の2兆2823億円。
2週連続の増加。
2兆円台は16週連続。
金額ベースでの信用倍率は2.53倍(前週は2.37倍)。
日経HVは14.6、日経VIは22.86。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.98倍(前日22.04倍)。
前期基準では18.13倍。
EPSは1052円(前日1049円)。
暫定PERは21.97倍。
計算上のEPSは1053円。
225のPBRは1.10倍。
BPSは21034円(前日21036円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.55%(前日4.54%)。
配当利回りは1.96%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.92倍。
前期基準では19.40倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.21倍。
ドル建て日経平均は218.97(前日219.04)。
東証1部単純平均株価は0.59円安の2137円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1811円(前日1752円)。
東証1部の時価総額は614兆円(前日615兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比35円高の23195円。
高値23210円、安値22990円。
大証夜間取引終値は日中比20円高の23180円。
気学では「後場大動きする日。前止め足取りにつくべし」。
木曜は「不時高を見る日。押し目買い方針良し」。
金曜は「逆行性強く、前日の足取りに反して動く」。
ボリンジャーのプラス1σが23215円。
昨日は上値で頭を抑えた。
プラス2σが23619円。
一目均衡の雲の上限が22582円。
21日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22866円で下限は22524円。
2日連続で雲の上。
RSIが57.13。
RCIが57.14。
今日は天赦日。
 
興味深いのは日経平均の月足。
6カ月線(22057円)が24ヶ月線(21719円)を上抜いた。
そして12ヶ月線(22124円)も上抜く気配。
罫線からみる長期の心理は変化しつつあるようだ。
 
日経平均採用銘柄の定期入れ替えではソフトバンク(9434)が新規採用。
日本化薬(4272)が除外。
指数への反映は10月1日。
 
《今日のポイント9月2日》
 
(1)NYダウは200ドル超の上昇。
   NASDAQとS&P500は過去最高値を更新した。
   ダウ輸送株指数は131ポイント高の11316ポイントと続伸。
   SOX指数は1.96%高と反発。
 
(2)日経平均日足は4日ぶりに陽線。
   マザーズ指数は年初来高値更新。
   東証1部の売買代金は1兆8613億円と2日ぶりの2兆円割れ。
 
(3)右肩上がりの25日線(22810円)からは△1.43%。
   16日連続で上回っておりサポート。
   微妙に右肩下がりの200日線(22016円)からは△5.09%。
   右肩下がりの5日線(23132円)から△0.03%。
   3日ぶりに上回った。
 
(4)新高値38銘柄(前日50銘柄)。
   新安値6銘柄(前日1銘柄)。
   騰落レシオは96.61(前日100.33)。
 
(5)空売り比率は42.3%(3日連続の40%超:前日40.6%)。
   8月28日時点の信用売り残は381億円減の9007億円。
   2週連続の減少。
   同信用買い残は530億円増の2兆2823億円。
   2週連続の増加。
   2兆円台は16週連続。
   金額ベースでの信用倍率は2.53倍(前週は2.37倍)。
 
(6)ボリンジャーのプラス1σが23215円。
   昨日は上値で頭を抑えた。
   プラス2σが23619円。
   一目均衡の雲の上限が22582円。
   21日連続で雲の上。
 
(7)興味深いのは日経平均の月足。
   6カ月線(22057円)が24ヶ月線(21719円)を上抜いた。
   そして12ヶ月線(22124円)も上抜く気配。
   罫線からみる長期の心理は変化しつつあるようだ。
      
(8)シカゴ225先物終値は大証日中比35円高の23195円。
   高値23210円、安値22990円。
   大証夜間取引終値は日中比20円高の23180円。
   今日は天赦日。
   気学では「後場大動きする日」。
 
今年の曜日別勝敗(9月1日まで)

月曜16勝15敗
火曜18勝15敗
水曜15勝17敗
木曜13勝20敗
金曜15勝17敗。
 
 
週明けのNYダウは215ドル高の28645ドルと反発。
NASDAQは164ポイント高の11939ポイントと3日続伸。
S&P500は26ポイント高の3526ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は131ポイント高の11316ポイントと続伸。
SOX指数は1.96%高と反発。
VIX指数は26.12。
3市場の売買高は89.3億株(20日平均は91.4億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比35円高の23195円。
ドル建ては大証日中比45円高の23205円。
ドル円は105.95円。
10年国債利回りは0.672%。
2年国債利回りは0.132%。
 
興味深いのは内閣支持率。
日本経済新聞が先週末実施した世論調査で安倍内閣の支持率急騰。
先月29日と30日に世論調査を実施。
安倍内閣の支持率は55%で、先月の調査より12%ポイントも上昇していた。
これは2019年10月以降最も高い支持率水準。
過去20年間歴代政権終盤部の世論調査と比較しても最も高い。
このように内閣支持率が上昇したのは、次期内閣に対する期待と7年8カ月にわたる安倍内閣の長期執権に伴う疲労感が反映されたとの解釈。
同じ世論調査で約88%が「安倍氏の辞任は妥当だった」と答えた。
読売新聞は安倍氏が「びっくりした。こんなことがあるんだね」という反応を示したと伝えた。
聞こえてくるのは「3回目がある?」の観測。
 
日経朝刊では「世界株、時価総額最高に」の見出し。
8月末の世界の株式時価総額は89兆ドル(約9400兆円)。
月末ベースで昨年12月以来8か月ぶりに過去最高を更新した。
1→3月にコロナ渦で減少した約20兆ドルを米中がけん引して戻したということ。
指数で見るよりは実感がある数字である。
ちなみにアメリカは37兆ドルで世界の42%。
(10年前は30%)。
中国はコロナからの早期回復で時価総額の落ち込みは少なかったが昨年末より4割増の8.7兆ドル。
日本の6.1兆ドルをはるかに上回っているし日本の過去最高は18年1月だった。
その過去最高からは1割下にいるのが現実、
「外国人投資家が買わないから」なんて指をくわえているだけではことは進まない。
市場は他力ではなく自力の存在だ。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
LTS(6560)・・・動兆
 
LTSに注目する。
同社はビジネスプロセス可視化・改善・実行支援など展開、
ITビジネスマッチング「アサインナビ」も 
前期買収のソフトウェア開発子会社が通年化。
柱のデジタル活用支援は企業のRPA導入追い風に伸長。
1部上場以降の動きに変化の兆し。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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