「憧憬と羨望」
33000円→34000円→35000円。
1日ずつ千円の大台を駆け上がる日経平均株価。
33年11か月という時間軸を左に振り返るよりも、バブル高値に向かった1988年の気分をたどる方が相場観に役立つだろう。
33年の呪縛から解き放たれないかから「今日の日経平均のレンジ」が滑稽なほどに当たらない。
しかも暫定SQ値は36000円台。
このスピード感に体が慣れていないのだろう。
とはいえ「山より大きなイノシシ」は上でも下でも登場しない。
PERは15倍台。
200日線からは10%のプラスかい離。
少なくとも異常値ではない。
「憧憬と羨望の的だった世界株式への逆襲」あるいは「時間差をおいての追従」と考えればなんてことなない。
昨年の日経平均の高値メドは35200円だったが、年始5日で越してしまった。
いろいろと「解き放つ」ことは多い。
(櫻井)。
