「憧れるのはやめよう」

「憧れるのはやめよう」

「3日ぶりの反落」

水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりの反落。
FRBは予想通り0.25%の利上げを決定。
一時上昇した場面もあった。
ただパウエル議長がインフレ抑制に向けたFRBの姿勢を改めて表明。
「FRBに足かせはない。
必要に応じて利上げを継続する」で引けにかけて売りが優勢になった。
「投資家は今回の利上げ後にFRBが停止状態に入ると見込んでいたのかもしれない。
このため、あと1─2回は利上げを継続するとの見通しに失望感を示した」との解釈だ。
イエレン財務長官のコメント。
「連邦預金保険公社(FDIC)の預金保険対象を全ての預金に拡大することは検討されていない」。
これも売り材料視された。
銀行株は反落し3.7%安。
KBW地方銀行株は5.3%安。
ファースト・リパブリック・バンクは15.5%急落。
ナイキが4.9%下落。
一方ゲーム販売の米ゲームストップは35.2%上昇。
FRB当局者の2023年末の政策金利の予想中央値は5.1%。
2月時から変わずとなった。
ただ見通しは様々で18人のうち7人が追加利上げが適切と考えている。
一方、1人が据え置きを予想した。
FOMCが今年あと1回の利上げで済むとの見解を示したことから国債利回りは低下。
FF金利先物市場ではFRBが5月に0.25%の追加利上げを行う確率と据え置く確率をほぼ同等。
10年国債利回りは3.450%。
2年国債利回りは3.959%。
英国の2月消費者物価指数(CPI)は前年同月比10.4%上昇。
伸び率が前月の10.1%から予想外に拡大した。
これを受けて市場では利上げ観測が強まっている。
英ポンドは1.2268ドルと、0.41%上昇。
ドル円は131円台前半。
WTI原油先物5月限は前日比1.23ドル(1.8%)高の70.90ドル。
ビットコインは2.5%安の27488.00ドル。
SKEW指数は131.34→129.91→127.46→123.16。
恐怖と欲望指数は38→37。

水曜のNYダウは530ドル(1.63%)安の32030ドルと3日ぶりに反落。
高値32761ドル、安値32020ドル。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは80.39%(前日84.62%)。
NASDAQは190ポイント(1.60%)安の11669ポイントと3日ぶりに反落。
高値12013ポイント、安値11666ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは79.08%(前日81.54%)。
S&P500は65ポイント(1.65%)安の3936ポイントと3日ぶりに反落。
高値4039ポイント、安値3936ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは76.96%(前日81.08%)。
ダウ輸送株指数は284ポイント(2.03%)安の13709ポイントと反落。
SOX指数は25ポイント(0.81%)安の3091ポイントと3日ぶりに反落。
VIX指数は22.26と上昇。
NYSE出来高は10.71億株(前日11.96億株)。
3市場合算出来高は118.4億株(前日117.5億株、直近20日平均は127億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中250円安の26980円。
ドル建ては大証日中比180円安の27050円。
ドル円は131.19円。
10年国債利回りは3.450%。
2年国債利回りは3.959%。

「変化日」

水曜の日経平均は寄り付き353円高。
終値は520円(△1.93%)高の27466円と反発。
一時5日ぶりに27500円台を回復した場面もあった。
日足は2日ぶりに陽線。
TOPIXは33.63ポイント(△1.74%)高の1962ポイントと反発。
プライム市場指数は17.33ポイント高の1009.99と反発。
2日ぶりに1000ポイント超。
東証マザーズ指数は13.63ポイント(△1.86%)高の745.61と反発。
プライム市場の売買代金は2兆9372億円(前日は2兆9764億円)。
値上がり1704銘柄(前日98銘柄)。
値下がり110銘柄(前日1723銘柄)。
新高値21銘柄(前日18銘柄)。
新安値7銘柄(前日27銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは114.05(前日103.31)。
NTレシオは13.99倍(前日13.95倍)。
62日連続で13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(27619円)からは▲0.55%(前日▲2.43%)。
6日連続で下回った。
下向きの75日線は27235円。
2日ぶりに上回った。
200日線を下回った。
上向きの200日線(27363円)からは△0.38%(前日▲0.10%)。
6日ぶりに上回った。
下向きの5日線は27148円。
2日ぶりに下回った。
25日線が75日線と200日線を上回った状態は20日連続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.606%(前日▲9.092%)
買い方▲9.531%(前日▲10.849%)。
頻繁に逆転。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.841%(前日▲6.609%)。
買い方▲23.021% (前日▲24.433%)。
空売り比率は41.5%(前日46.7%、8日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.0%(前日8.0%)。
3月17日時点の信用売り残は1022億円減の8583億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は1045億円増の3兆3498億円。
2週連続で増加。
信用倍率は3.90倍(前週3.38倍)。
7週連続で3倍台。
1月6日時点は5.30倍だった。
日経VIは20.48(前日22.80)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.87倍(前日12.63倍)。
6日連続で12倍台。
前期基準では13.36倍。
EPSは2134円(前日2133円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.16倍(前日1.15倍)。
BPSは23678円(前日23638円)。
10年国債利回りは0.320%(前日0.250%)。
日経平均の予想益回りは7.77%。
予想配当り利回りは2.38%。
プライム市場の予想PERは13.85倍。
前期基準では14.08倍。
PBRは1.17倍。
プライム市場の予想益回りは7.21%。
配当利回り加重平均は2.55%。
プライム市場の単純平均は38円高の2442円。
プライム市場の売買単価は2346円(前日2188円)。
プライム市場の時価総額は706兆円(前日694兆円)。
ドル建て日経平均は207.42(前日204.51)と続伸。
50日連続で200ドル台。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比250円安の26980円。
高値27365円、安値26985円。
大証先物夜間取引終値は日中比220円安の27010円。
気学では木曜は「強く見せる大引け売りの時」。
金曜は「安値にある時は急伸する日。押し目買い」。
ボリンジャーのプラス2σが28841円。
プラス1σが28050円。
マイナス1σが27188円。
マイナス2σが26757円。
3月権利配当落ち分は約252円。
SQ通過で29日まで先物と現物の逆ザヤは252円。
アノマリー的には「変化日」。

《今日のポイント3月23日》

(1)水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりの反落。
   10年国債利回りは3.450%。
   2年国債利回りは3.959%。
   ドル円は131円台前半。
   SKEW指数は129.91→127.46→123.16。
   恐怖と欲望指数は38→37。

(2)水曜のダウ輸送株指数は284ポイント(2.03%)安の13709ポイントと反落。
   SOX指数は25ポイント(0.81%)安の3091ポイントと3日ぶりに反落。
   VIX指数は22.26と上昇。
   NYSE出来高は10.71億株(前日11.96億株)。
   3市場合算出来高は118.4億株(前日117.5億株、直近20日平均は127億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中250円安の26980円。
   
(3)プライム市場の売買代金は2兆9372億円(前日は2兆9764億円)。
   値上がり1704銘柄(前日98銘柄)。
   値下がり110銘柄(前日1723銘柄)。
   新高値21銘柄(前日18銘柄)。
   新安値7銘柄(前日27銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは114.05(前日103.31)。
   NTレシオは13.99倍(前日13.95倍)。
   62日連続で13倍台。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)上向きの25日線(27619円)からは▲0.55%(前日▲2.43%)。
   6日連続で下回った。
   下向きの75日線は27235円。
   2日ぶりに上回った。
   200日線を下回った。
   上向きの200日線(27363円)からは△0.38%(前日▲0.10%)。
   6日ぶりに上回った。
   下向きの5日線は27148円。
   2日ぶりに下回った。
   25日線が75日線と200日線を上回った状態は20日連続。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.606%(前日▲9.092%)
   買い方▲9.531%(前日▲10.849%)。
   頻繁に逆転。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.841%(前日▲6.609%)。
   買い方▲23.021% (前日▲24.433%)。

(6)空売り比率は41.5%(前日46.7%、8日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は8.0%(前日8.0%)。
   3月17日時点の信用売り残は1022億円減の8583億円。
   2週ぶりに減少。
   同信用買い残は1045億円増の3兆3498億円。
   2週連続で増加。
   信用倍率は3.90倍(前週3.38倍)。
   7週連続で3倍台。
   1月6日時点は5.30倍だった。
   日経VIは20.48(前日22.80)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.87倍(前日12.63倍)。
   EPSは2134円(前日2133円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.16倍(前日1.15倍)。
   BPSは23678円(前日23638円)。
   10年国債利回りは0.320%(前日0.250%)。

(8)プライム市場の単純平均は38円高の2442円。
   プライム市場の時価総額は706兆円(前日694兆円)。
   ドル建て日経平均は207.42(前日204.51)と続伸。
   50日連続で200ドル台。

(9)ボリンジャーのプラス2σが28841円。
   プラス1σが28050円。
   マイナス1σが27188円。
   マイナス2σが26757円。
   3月権利配当落ち分は約252円。
   SQ通過で29日まで先物と現物の逆ザヤは252円。
   アノマリー的には「変化日」。

今年の曜日別勝敗(3月22日まで)

月曜5勝5敗
火曜6勝4敗
水曜8勝4敗
木曜5勝5敗
金曜8勝3敗

シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー・バンクの突然の破綻。
これを受けFRBは今回のFOMC声明から「目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になる」を削除。
FRBはこの文言を今回の利上げサイクルを開始した2022年3月16日から声明に含めていた。
「徐々にインフレ率を2%に戻すのに十分な制限的な金融政策姿勢を達成するために、
幾分の追加的な金融政策引き締めが適切になるかもしれないと予想する」との文言。
あと1回の0.25%利上げの後は、当面は利上げがいったん停止される可能性があることが示唆された。
パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見の冒頭で、このところの銀行危機に言及。
FRBと他の規制当局が過去2週間に相次いで実施した措置に触れた。
米国の銀行システムは健全だと表明。
「これらの措置は銀行システムにおける全ての預金者の貯蓄が安全であることを示すものだ。
FRBは安全で健全な銀行システムを維持するために、必要に応じてあらゆる手段を用いる用意がある」。

利上げを止めれば金融不安への疑心暗鬼が拡大する。
利上げすれば「歌を忘れていたカナリア」がよみがえる。
この複雑な方程式に加わったのは「FRBの利上げ政策が金融不安の惹起した」との見方。
だから「意地と面子と責任逃れ」みたいな0.25%の利上げ。
9回連続の利上げで政策金利は2007年以来の高水準。
この2007年はパリバショックからリーマンショックへ向かった1年のスタートだった。
つまり、利上げは信用不安と株安の原因だったことは明確。

これはバブル時の日銀も一緒だ。
そして2006年の新興市場バブルの頃も一緒。
だから今の日本は低金利継続。
学習効果があると言っても過言ではなかろう。

WBCの決勝戦を前にして大谷選手が言った。
憧れるのを、やめましょう。
今日、超えるために、トップになるために来たんで。
今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。
さあ、行こう」。
そして試合後の言葉。
「僕らは米国の野球をリスペクトしているし、彼らの野球を見本にしてこれまで頑張ってきたと思う。
今日はたまたま勝ちましたけど、これからもっともっと高いところを目指して、
もっともっと頑張っていきたい」。
「野球」を「市場」に置き換えてもなんら違和感はない。

英ヘッジファンド大手マン・グループのルーク・エリスCEOのコメント。
「米シリコンバレー銀行破綻に端を発した混乱はまだ終わっていない。
2年以内に相当数の銀行が破綻するだろう。
12─24カ月後には存在しない銀行がかなり増えていると思う。
米国の比較的小規模な銀行や地方銀行、英国のチャレンジャーバンクがリスクにさらされる可能性がある。
ただマンは米国の地方銀行にポジションを持っていない。
ソーシャルメディアなどのテクノロジーによって、銀行に対する懸念が広まるスピードが速まった。
物事の起こるスピードが格段に速くなった。
それが危機であろうと、良いニュースであろうとだ」。

◇━━━ カタリスト━━━◇

戸田工業(4100)・・・動兆

顔料・着色材料、磁石材料など柱。
2次電池正極材で独BASFと合弁。
TDKの持分法適用会社
複写機向け機能性顔料は好調。
自動車向け磁石材料に期待。

(兜町カタリスト櫻井)

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