「惑星は巡行」
NY株式市場は4日ぶりに急反発。
前日に2000ドル超下落したNYダウは1167ドル高。
ただ2日の1293ドル96セントの過去最高の上昇幅には届かなかった。
3月のNYダウは△1293→▲785→△1173→▲969→△256→▲2013→△1167。
4ケタの変動が4回とボラは大きい。
トランプ大統領が景気を下支えするため給与税の引き下げなどの措置を協議するコメント。
「政府による景気刺激策への期待から安値拾いの買いが入った」との解釈だ。
「最大の恩恵は実際に何が行われるかではなく、計画があるように見えること。
何かを行うという意欲が見られ、これがおそらく市場の支援材料になった」という結構いい加減な姿勢もある。
1991年の湾岸戦争以来となる大幅な下落率(▲25%)を記録した原油価格は8%上昇と反発。
市場の心理をやや好転させた。
前日172億株だった3市場の売買高は約158.1億株。
10年国債利回りは0.799%。
2年国債利回りは0.546%。
ドル円は105円台半ば。
恐怖と欲望指数は3→6。
欧州株式は揃って続落。
火曜の日経平均は寄り付き244円安、終値168円高と4日ぶりの反発。
日足は4日ぶりの陽線でマドは二つで終わった。
TOPIXも反発し1400ポイント台回復。
NYダウは2013ドル安。
前日のCMEで日経平均先物は一時18580円。
「様々な短期底入れ指標が示すようなセリング・クライマックスを見たのではないか」と市場関係者。
東証1部の売買代金は3兆8120億円と2日連続の3兆円超(27日連続の2兆円超)。
値上がり1645銘柄(前日22銘柄)。
値下がり477銘柄(前日2139銘柄)。
新高値0銘柄(前日0銘柄)。
新安値1442銘柄(前日1254銘柄)。
騰落レシオは57.33(前日56.76)。
NTレシオは14.12倍。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(22496円)からは11.69%のマイナスかい離。
右肩下がりになった75日線は23217円。
右肩下がりになった200日線(22166円)からは10.37%のマイナスかい離。
5日線(20548円)は3日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲0.642%(前日△2.645%) 。
買い方▲23.324%(前日▲25.246%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.750%(前日△13.671%)。
買い方▲36.170%(前日▲39.039%)。
空売り比率は40.0%で20日連続の40%台。
空売り規制なし銘柄の比率は8.3%。
3月6日時点の信用売り残は50億円増の7485億円。
2週ぶりの増加。
同信用買い残は242億円増の2兆3721億円。
2週ぶりの増加。
信用倍率は3.17倍(前週3.16倍)。
日経HVは30.5、日経VIは44.43。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.12倍。
EPSは1639円。
PBRは0.94倍。
BPSは21135円。
225先物採用銘柄の益回りは8.25%。
ドル建て日経平均は190.19(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は29円高の1821円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1483円(前日1375円)。
東証1部の時価総額は538兆円。
シカゴ225先物終値は日中比165円高の19975円。
高値20190円、安値18885円。
気学では「下寄り買いの日なれど、上寄り付きは飛びつき警戒」。
木曜は「気味の急変をみる日なり」。
金曜は「初め高いと後安の日。吹き値あらば売り狙え」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が18604円。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が19901円。
RSIが17.57。
RCIが2.75。
水星の逆行は3月10日に終わり4月25日まですべての惑星が順行。
今年6勝3敗の水曜は「株高の日」そして「SQ週の荒れる水曜日」。
2月12日以来の連続陽線が欲しい。
今年の曜日別勝敗(3月10日まで)
↓
月曜2勝6敗
火曜4勝5敗
水曜6勝3敗
木曜5勝4敗
金曜4勝5敗
3月9日朝の段階での世界株式の年初来騰落。
↓
NYダウ▲16.42%。
S&P500▲14.99%。
NASDAQ▲11.39%。
日経平均▲16.73%。
FTSE▲20.90%。
DAX▲19.81%。
CAC▲21.25%。
ハンセン▲11.17%。
上海▲3.50%。
台湾加権▲8.50%。
イタリア▲21.40%。
ロシア▲18.78%。
ブラジル▲25.58%。
今週からNYはサマータイム。
あまり関係ないかも知れないが、引けが東京時間午前6時→午前5時に早まる。
これは早朝から市場ウォッチをする身にしてみると結構大きい。
11月の第一日曜までは少し余裕のある朝を迎えられる。
そして3.11から9年。
なぜか暗い世相は新型コロナウィルスの影響で似てきたような気がする。
☆関東大震災時の動向
1923年9月1日関東大震災
9月27日、日銀震災手形割引損失補償令公布
翌年3月対米通貨暴落
6月株式底入れ
結果的には底入れまで9カ月、円安示現後3か月で底入れ
直前数年間の安値レベルが底入れ水準だった。
☆阪神大震災時の動向
1995年1月17日地震発生
直後2週間程度の市場混乱
4月3日、5日、日米協調介入
4月14日、日銀利下げ
7月7日、日米協調介入、株価底入れ
結果的に底入れまで6カ月、円安示現後3カ月で底入れ。
☆東日本大震災の動向
2011年3月11日東日本大震災発生
直後から売り注文が増加(日経平均は179円安の10254円)
3月14日
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故による不透明感により日経平均が1万円割れ
(633円安安の9620円)。
東京電力・東北電力・日立製作所・JR東日本など被災地域・インフラ関連銘柄がストップ安。
3月15日
日経平均が大幅下落(1015円安の8605円)
東証1部の売買高は約57億7700万株と過去最高。
日銀黒田総裁が「異次元緩和」を打ち出した2013年4月5日(64億4900万株)で破られた。
8月
S&Pが米国債を「AAA」から「AAプラス」に格下げ、世界同時株安(米国債ショック)。
11月21日
東証が株式の取引時間30分延長を実施。
ドル円は81円台→一時76円台までの円高
日経平均は7月に一時1万円台を復活したものの翌年12月まで8000円台で横ばい
当時フィナンシャルタイムズに掲載されたコラムの題名。
「日本の奇跡は終わっていない」。
そして続く。
「タクシーの運転手は今もお辞儀する。
車内は今も白いレースで飾られている。
小売店の店主は今も顧客にサービスするために駆け寄ってくる。
地震の当日は何万人もの人がオフィスに泊まり、何百万人の人がアリの行列のように
何キロも歩いて自宅に帰った。
月曜になると、電車の運行が限られていたにもかかわらず、大勢の人が何とかして職
場に戻ってこようとしたという」。
結論は「日本の奇跡を生み出したのは彼ら日本人。
また、世界がこの国の経済停滞にうんざりし、幻滅した時でさえ、別の種類の日本の
奇跡を守り通してきた人々だ」。
多分にエールの感があるが・・・。
加えて市場では「積極財政、そして日銀引き受け、円安誘導。
これらは昔のデフレ局面で高橋蔵相が採用したデフレ対策そのもの。
夜明けが見えてきました」との声。
夜明けかどうかはまだ見えないかも知れないが、歴史に学べることがあるというのも現実。
結果論にしか過ぎないが当時のコメント。
「単純平均は200.51円まで低下。
08年10月のリーマンショック時の203.05円を下回った」。
単純平均の上では、リーマンショック時以上の凄まじさという印象。
時価総額は264兆円。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.04倍、東証1部全銘柄は13.52倍。
日経平均採用銘柄のPBRは1.02倍、東証1部全銘柄のPBRは0.96倍と1倍割れ。
そして東証1部全銘柄の配当利回りは2.3%。
日経平均株価のHVは48ポイント、日経ボラティリティ指数は29ポイント上昇し69ポイント。
また日経平均の騰落レシオは72.82ポイント。
200日移動平均線は9833.45円で再度下向き」。
しかし、昨日の東証1部の単純平均は1821円(換算すれば182.1円)。
東日本大震災時よりも安いから不思議だ。
NYダウは1167ドル安の25018ドルと4日ぶりに大幅反発。
ほぼ高値圏で終了し25000ドル台を回復。
NASDAQは393ポイント高の8344ポイント。
S&P500は135ポイント高の2882ポイント。
ダウ輸送株指数は437ポイント高の8520ポイントと反発。
SOX指数は6.31%上昇。
VIX指数は47.30。
3市場の売買高は約158.1億株。
前日の172.2億株からは減少(直近20日平均115.2億株)。
225先物CME円建ては大証日中比165円高の19975円。
ドル建ては大証比日中比170円高の19980円。
ドル円は105.63円。
10年国債利回りは0.799%。
2年国債利回りは0.546%。
《兜町ポエム》
「化粧」
化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど
せめて期末だけでもきれいになりたい
大引けで株価は戻しにゆくから
最後の最後に戻しにゆくから
あたしが払った追証の束を返してよ
誰かと一緒にするのはやめてよ
儲かり続けた昔を胸に抱えたら
見慣れた市場を振り返らずに帰る
流れるな涙、心で止まれ
流れるな涙、明日寄るまで
馬鹿だね馬鹿だね馬鹿だねあたし
株で儲けられると思っていたなんで
馬鹿だね馬鹿だね馬鹿のくせに
FXで儲けられるつもりでいたなんて
◇━━━ カタリスト━━━◇
日本PCサービス(6025)・・・動兆
日本PCサービスに注目する。
同社は全国にサービス網を展開するITサポート企業。
メーカーや量販店とも提携。
前期買収のスマホ修理店運営とスマホ部材仕入れ販売の2社に期待。
家庭にある複数パソコン、デジタル家電をまとめて保証する会員サービス開始。
IoT・ロボットと時代は修理を必要とするハズだ。
セントレックスだけに目立たないのが残念。
(兜町カタリスト櫻井)
