「悪夢のエヴェレスト?」

「悪夢のエヴェレスト?」

「週明けのNYはプレジデンツデーで休場」

週明けのNY株式市場はぷプレジデンツデーで休場。
ロンドンFTSE100種総合株価指数は0.12%高と小幅に反発。
20日のアジア株が上昇した流れを引き継いだとの解釈。
素材株への買いが指数を支えた。
フランクフルトDAX指数は0.03%安と小幅続落。
NY市場が休場で低調な取引。
「持ち高調整の売りが優勢」との解釈。
エネルギー株や化学株に下げが目立った。
週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウは反発。
S&P500とNASDAQは続落。
マイクロソフトが1.6%安。
エヌビディアが2.8%安。
エクソン・モービルが3.8%安。
テスラは3.1%高。
VIX(恐怖)指数は2日連続で20ポイント超。
週間ではS&Pが0.3%安、NYダウが0.1%安、NASDAQ総合は0.6%高。
コンファレンス・ボード(CB)景気先行指数は前月比0.3%低下。
12月は0.8%低下。
景気先行指数は過去6カ月間で3.6%低下している。
1月の輸入物価指数は前月比0.2%下落。
市場エコノミスト予想と一致した。
下落は7カ月連続。
主にエネルギー製品価格の下落で押し下げられた。
前年比では0.8%上昇。
上昇率は前月の3.0%から縮小し20年12月以降で最小。
輸出物価は前月比0.8%上昇。
市場予想は0.2%下落だった。
前月までは6カ月連続で下落していた。
10年国債利回りは3.816%。
一時3.929%と、昨年11月半ば以来の水準に上昇した。
2年国債利回りは4.616%。
一時4.677%と、昨年11月半ば以来の水準に上昇した。
2年国債と10年国債のイールドギャプはマイナス0.797%。
14日に付けたマイナス0.913%からは縮小。
ゴールドマン・サックスとバンク・オブ・アメリカの予想。
「FRBが年内にあと3回、それぞれ0.25%ずつ金利を引き上げる」との見方。
FF金利先物市場では同金利が7月に5.29%に達し年間を通じて5%以上にとどまる見通し。
ドル円は134円台前半。
WTI原油先物3月限は前日比2.15ドル(2.74%)安の1バレル=76.34ドル。
週間ベースでは、3.38ドル(4.24%)下落。
SKEW指数は121.36→123.09→122.89。
恐怖と欲望指数は69→69。

週末のNYダウは129ドル(0.3%)高の33826ドルと反発。
高値33846ドル、安値33517ドル。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは104.57%(前日105.75%)。
NASDAQは68ポイント(0.58%)安の11787ポイントと続落。
高値11803ポイント、安値11673ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは104.99%(前日108.31%)。
S&P500は11ポイント(0.28%)安の4079ポイントと続落。
高値4081ポイント、安値4047ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは108.71%(前日109.53%)。
ダウ輸送株指数は73ポイント(0.48%)安の15135ポイントと続落。
SOX指数は49ポイント(1.62%)安の3005ポイントと続落。
VIX指数は20.02。
3市場合算出来高は106億株(前日110億株、直近20日平均は117億株)。
先物決済のウィッチングの割には少なかった。
シカゴ225先物円建ては大証日中45円高の27505円。
ドル建ては大証日中比50円高の27510円。
ドル円は134.27円。
10年国債利回りは3.816%。
2年国債利回りは4.616%。
週明けのNYはプレジデンツデーの休場で3連休。
SKEW指数は121.36→123.09→122.89。
恐怖と欲望指数は69→69。

週間ベースでNYダウは0.1%安、3週続落(累計0.4%下落)。
NASDAQ総合指数は0.6%高、2週ぶり反発。
S&P500指数は0.3%安、2週続落(同1.4%下落)。

「まだ日替わりでプラスマイナス反復」

週明けの日経平均は寄り付き16円安。
値幅は今年3番目の小ささ。
終値は18円(△0.07%)高の27531円と高値引けで反発。
日足は3日連続で陽線。
2月10日から日替わりでプラスマイナス反復。
SQ値27779円に対して8敗。
後場の値幅は28円。
49円→42円→28円とだんだん狭まってきた。
日中値幅は105円と2021年12月24日以来の狭さ。
TOPIXは7.78イント(△0.39%)高の1999ポイントと反発。
節目の2000ポイントを上回る場面もあった。
昨年11月28日(2004.30)以来2か月半ぶりの水準は守れなかった。
11月25日の2018.80が終値ベースでの上値のフシ。
日銀のETF買い入れナシは12月2日以来継続。
その前は6月18日だった。
プライム市場指数は3.98ポイント高の1028.97と反発。
19日連続で1000ポイント台。
東証マザーズ指数は0.92ポイント(△0.12%)高の766.97と反発。
プライム市場の売買代金は2兆2926億円(前日は2兆6692億円)。
値上がり1310銘柄(前日617銘柄)。
値下がり467銘柄(前日1134銘柄)。
新高値109銘柄(前日63銘柄)と3ケタ。
新安値13銘柄(前日19銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは137.17(前日126.73)。
NTレシオは13.77倍(前日13.81倍)。
42日連続で13倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
上向きの25日線(27310円)からは△0.81%(前日△0.99%)。
22日連続で上回った。
横這いの75日線は27307円。
20日連続で上回った。
上向きの200日線(27261円)からは△0.94%(前日△0.99%)。
20日連続で上回った。
上向きの5日線は27569円。
2日連続で下回った。
25日線が75日線と200日線を上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.156%(前日▲11.298%)
買い方▲6.897%(前日▲7.400%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.210%(前日▲3.258%)。
買い方▲22.071% (前日▲22.211)。
空売り比率は42.2%(前日44.1%。43日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.5%(前日8.4%)。
6日連続で10%割れ。
日経VIは15.67(前日15.40)。
16日木曜の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.11倍(前日13.07倍)。
7日連続で13倍台。
13倍台は昨年11月25日以来。
前期基準では13.69倍。
EPSは2100円(前日2105円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.18倍(前日1.18倍)。
BPSは23332円(前日23316円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
2月10日以降7日連続で0.500%。
日経平均の予想益回りは7.63%。
予想配当り利回りは2.28%。
プライム市場の予想PERは14.07倍。
前期基準では14.38倍。
PBRは1.19倍。
プライム市場の予想益回りは7.10%。
配当り利回り加重平均は2.51%。
プライム市場の単純平均は10円高の2486円。
プライム市場の売買単価は2262円(前日2397円)。
プライム市場の時価総額は721兆円(前日718兆円)。
ドル建て日経平均は205.31(前日204.19)と反発。
30日連続で200ドル台。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比45円高の27505円。
高値27590円、安値27380円。
大証先物夜間取引終値は日中比50円安の27470円。
高値27520円、安値27450円。
気学では火曜は「よく動く日。相場の足取りについて駆け引きせよ」。
水曜は「強象日。押し目買い方針」。
金曜は「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが27722円。
プラス2σが28133円。
マイナス1σが26899円。
アノマリー的には「変化日」。
水曜が「2月最弱の日」。

《今日のポイント2月21日》

(1)週明けのNY株式市場はぷプレジデンツデーで休場。
   ロンドンFTSE100種総合株価指数は0.12%高と小幅に反発。
   フランクフルトDAX指数は0.03%安と小幅続落。
   NY市場が休場で低調な取引。

   週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   NYダウは反発。
   S&P500とNASDAQは続落。
   10年国債利回りは3.816%。
   2年国債利回りは4.616%。
   ドル円は134円台前半。
   SKEW指数は121.36→123.09→122.89。
   恐怖と欲望指数は69→69。

(2)ダウ輸送株指数は73ポイント(0.48%)安の15135ポイントと続落。
   SOX指数は49ポイント(1.62%)安の3005ポイントと続落。
   VIX指数は20.02。
   3市場合算出来高は106億株(前日110億株、直近20日平均は117億株)。
   週末のシカゴ225先物円建ては大証日中45円高の27505円。
   大証先物夜間取引終値は日中比50円安の27470円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆2926億円(前日は2兆6692億円)。
   値上がり1310銘柄(前日617銘柄)。
   値下がり467銘柄(前日1134銘柄)。
   新高値109銘柄(前日63銘柄)と3ケタ。
   新安値13銘柄(前日19銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは137.17(前日126.73)。
   NTレシオは13.77倍(前日13.81倍)。
   42日連続で13倍台。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)上向きの25日線(27310円)からは△0.81%(前日△0.99%)。
   22日連続で上回った。
   横這いの75日線は27307円。
   20日連続で上回った。
   上向きの200日線(27261円)からは△0.94%(前日△0.99%)。
   20日連続で上回った。
   上向きの5日線は27569円。
   2日連続で下回った。
   25日線が75日線と200日線を上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.156%(前日▲11.298%)
   買い方▲6.897%(前日▲7.400%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.210%(前日▲3.258%)。
   買い方▲22.071% (前日▲22.211)。

(6)空売り比率は42.2%(前日44.1%。43日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は7.5%(前日8.4%)。
   6日連続で10%割れ。
   日経VIは15.67(前日15.40)。
   16日木曜の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.11倍(前日13.07倍)。
   7日連続で13倍台。
   13倍台は昨年11月25日以来。
   前期基準では13.69倍。
   EPSは2100円(前日2105円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.18倍(前日1.18倍)。
   BPSは23332円(前日23316円)。
   10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
   2月10日以降7日連続で0.500%。

(8)プライム市場の単純平均は10円高の2486円。
   プライム市場の時価総額は721兆円(前日718兆円)。
   ドル建て日経平均は205.31(前日204.19)と反発。
   30日連続で200ドル台。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27722円。
   プラス2σが28133円。
   マイナス1σが26899円。
   アノマリー的には「変化日」。
   水曜が「2月最弱の日」。

今年の曜日別勝敗(2月20日まで)

月曜4勝2敗
火曜4勝2敗
水曜4勝3敗
木曜4勝3敗
金曜5勝2敗

MSCIはスタイルインデックスの見直しを発表した。
スタイルインデックスにはGPIFが国内株式を対象としてESGのパッシブ運用を行うMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(ESG)とMSCI日本株女性活躍指数(WIN)が含まれる。
ESGは新規採用、除外ともになかった。
WINは新規採用がなく、三菱UFJ(8306)など4銘柄が除外となった。
リバランスは他のMSCI指数同様、28日の引けで発生する。

・想定パッシブ需要
        銘柄名    売買代金(百万ドル)売買日数(日)
  8306 三菱UFJ      -183.42           -0.33
  5713 住友鉱           -47.25           -0.84
  7261 マツダ           -4.38            -0.12
  4631 DIC           -2.55            -0.51

15日までに発表された金融除くTOPIX(東証株価指数)採用銘柄のうち3月決算企業の10ー12月期決算集計。
TOPIX採用銘柄の今3月期の会社予想の純利益は0.2%減の見通し。
期初予想比率6.1%上方修正された。
業種別で上方修正率が高かったのは、「鉱業」のプラス109%、「精密機器」のプラス48%、「海運」のプラス46%、
「電気・ガス」のプラス31%、「卸売」のプラス28%など。
純利益の上方修正額では、三菱商事(8058)の3000億円、商船三井(9104)の3000億円、
三井物産(8031)の2800億円、川崎汽船(9107)の2800億円。
一方で純利益の下方修正額が大きかったのは、東京電力(9501)の3170億円、住友化学(4005)の1250億円、
デンソー(6902)の1120億円、日本電産(6594)の1050億円。

モルガン・スタンレーnのレポートは「空へ─『悪夢のエヴェレスト』(ジョン・クラカワー著)を引用。
「空へ」は1996年3月のネパール入国からベースキャンプ設営に始まり、5月10日の大量遭難にいたるまでを描いた山岳ノンフィクション。
MSの指摘。
「そこにはリスクに対し適切な判断を下すことなく山頂を目指そうとする多くのクライマーが見せる人間の最良と最悪の両方の特性が詳細に描かれている。
これは今日の株式投資家が置かれている立場を説明するのに最適な例え。
過去10年間で何度も経験していることだ」との見解。
リポートでは、エベレスト登山になぞらえて今の株式市場を取り巻く状況を解説してる。

○直近の株価上昇は低バリュエーション(株価収益率・PERで15倍、株式リスクプレミアム・ERP270bp)ではるかに安全な水準にあった22年10月から始まった。
中国のリオープニングが近づき、中国株といった景気敏感株がけん引した。
しかし、12月に入ると酸素は再び薄くなりPERは18倍に戻り、ERPは225bpまで下落した。
我々はベースキャンプまで引き返すことを決断したが、酸素の少ないデス・ゾーンのさらに先を目指した投資家の多くを昨年末の最後の数週間で失うこととなった。

○新たな年となり、生き残っていたクライマー(投資家)たちは再び登頂アタックを試み、今までより危険なルートを選択。
相場は投機的な銘柄がけん引した。
2月FOMC以降の利上げは停止、年後半には利下げへとの思惑が新たな投資の筋書きとなり、インフレに関しては急速な下落が続くと想定された。
まるで酸素吸入が楽になり、デス・ゾーンがベースキャンプのように感じたのだろう。
PERで18.6倍、ERPで155bpの現在、我々は2009年に始まった流動性主導の長期強気相場で最も空気の薄い水準にいる。
インフレは再び上昇し、金利は上振れ、FRBの利上げ停止も予定外となった。
市場は追加利上げを織り込み、ターミナル・レートは5.25%とみられている。

○結論として、10月から始まったベアマーケット・ラリーはFRBの利上げ停止/ピボットへの期待から投機的な狂乱へと化した。
FRBは金融引き締めを実行しているが、金融状況は引き続き緩和的だ。
他の中央銀行(主に中国人民銀行と日銀)が流動性を供給しているうえ、中国のリオープン、ドル安の影響もある。
10月以降、世界のマネーサプライM2は6兆ドルもの膨大な増加となり、投資家がデス・ゾーンでも生き残れるくらいの酸素を追加供給している。
酸素供給はもう少し続き、登山者を本当は行くべきではない標高へと押し上げてくれるかも知れないが、実際の状況より安全との錯覚を起こす可能性もある。
その場合は代償を払うことになるだろう。

(兜町カタリスト櫻井)

株ちゃんofficial xはこちら!
目次