NY株式市場は3指数そろって上昇。
NYダウは200ドル超の上昇で一時300ドル超上昇した場面もあった。
フェイスブックなど前日の決算発表を評価したという解釈。
インテルなどの決算も好調だ
耐久財受注統計はコア資本財の受注が前月比0.1%落ち込んで着地。
一方週間新規失業保険申請件数は、48年超ぶりの低水準まで改善。
27日は第1四半期速報値の公表予定。
年率2%の予想となっており昨年第4四半期の2.9%から鈍化する見通しだ。
10年債利回りは3%を割れ込んで推移。
290億ドルの7年債入札が底堅い需要を集めたことが背景とされる。
ECBのドラギ総裁はユーロ圏の経済成長は引き続き「堅調」との認識を示した。
ただECBが金融刺激策を徐々に解除していくとの観測は強まる方向だ。
ユーロは対ドルで一時、1.211ドルと1月半ば以来の安値を記録した。
ドル円は109.46円を付けた後、109円台前半で推移。
東京エレクトロンが主役だった木曜日。
同社株は前日比1635円(8.42%)高と急伸。
1銘柄で日経平均を60円押し上げた。
その日経平均は一時、2月27日の戻り高値22389円(終値ベース)にあと8円まで迫った。
もっともまた26週線(22358円)が壁となり跳ね返された。
75日線も何度も跳ね返されてようやく超えたのだから執拗に追うことが必要だろう。
新高値72銘柄、新安値24銘柄は悪くない。
25日線からは3.1%のプラス乖離。
騰落レシオは117.2%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲12.990%(前日▲12.229%)。
買い方は▲8.061%(前日▲8.164%) 。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方は▲14.61%(前日▲10.98%)。
買い方は▲14.80%(前日▲14.92%)。
相当接近してきた。
空売り比率は39.7%と5日ぶりの40%割れ。
今朝のNY高を予測していたかのような動きに見える。
日経平均採用銘柄のEPSは1701円でPERは13.12倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比115ポイント高の22435円。
日銀金融政策決定会合の結果が発表と引け後の黒田総裁。
朝鮮半島の南北首脳会談開催。米国で1~3月期GDO発表。
決算発表に加えて3連休とその先の大型GW控え。
待ち材料には事欠かない週末。
ポイントはファナックの動向だろう。
「今期営業利益見通しは1517億円(前期比33.4%減)。
コンセンサス2505億円と1000億円近い開き。
ファナックの行方如何だ」という声も聞こえる。
気学では「強日柄にして高きこと多し」となっている。
今年初の月足陽線だ。
NYダウは238ドル高の24332ドルと続伸。
NASDAQは114ポイント高の7003ポイントと反発。
S&P500は27ポイント高の2666ポイントと続伸。
ダウ輸送株指数は94ポイント安の10413ポイント。
CME円建ては大証比115円高の22435円。
ドル建ては大証比130ポイント高の22450ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比120円高の22440円。
ドル円は109.33円。
10年国債利回りは2.992%。
スケジュールを見てみると・・・
27日(金):日銀総裁会見、展望レポート、失業率・有効求人倍率、鉱工業生産、米GDP、英GDP、南北首脳会談、米独首脳会談
週末:昭和の日
30日(月):振替休日で休場、シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅販売仮契約、中国製造業PMI
1日(火):新車販売台数、国債決済が翌日に変更、米FOMC(~2日)、ISM製造業景況感、個人所得、新車販売
2日(水):マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート、ユーロ圏GDP、ASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議
3日(木):憲法記念日で休場、米貿易収支、ISM非製造業景況感、製造 業受注、ADB年次総会
4日(金):みどりの日で休場、米雇用統計
【5月】
1日(火)国債取引の決済を翌日に早期化、米FOMC(~2日)
2日(水)ECB理事会
3日(木)アジア開発銀行総会(マニラ)
7日(月)ロンドン休場(メイ・バンク・ホリデー)
8日(火)変化日
11日(金)SQ
15日(火)新月、MSCI定期見直し(半期)発表
16日(水〉ECB理事会、イスラム圏がラマダン入り、変化日
22日(火〉変化日
29日(水)満月
28日(月)NY、ロンドン休場(メモリアルデー、スプリング・バンク・ホリデー)、変化日
30日(水)米ベージュブック
31日(木)MSCI定期見直し(半期)リバランス、安倍首相がロシア訪問
◇━━━ カタリスト━━━◇
ヤマシン(6240)・・・動兆。
ヤマシンフィルタに注目する。
同社は建設機械の油圧回路に用いるフィルター世界首位。
建機用フィルターは絶好調。
トランプ大統領の掲げる大規模インフラ投資は評価されよう。
中国の一路一帯政策も追い風。
(兜町カタリスト櫻井)
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