「引け味の悪い展開」

「結果を見て原因を探すからつじつまが合わなくなる」

「引け味の悪い展開」

週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って引け味の悪い展開。
NYダウは利上げ長期化懸念の後退で買いが先行。
だが次第に目先の利益を確定する目的の売りに押された。
ディフェンシブ株の下落も相場の重荷。
NYダウの上昇幅は一時300ドルを超え場面もあった。
「12日発表の消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたい投資家が多い」という声もある。
NASDAQ総合株価指数は上昇幅を縮小しながらも続伸。
テスラ、エヌビディアなどが上昇した。
債券市場では「市場ではFRBが長期間にわたり金利を高水準に維持することに懐疑的な見方。
あるいはFRBがインフレ低下と低調な経済指標を踏まえいずれかの時点で利下げに転じるという期待の交錯」
そんな見方だ。
10年国債利回りは3.526%。
2年国債利回りは4.207%。
ユーロ/ドルは0.96%高の1.0747ドルと6月9日以来の高値。
ポンド/ドルは0.87%高の1.21975ドル。
スイスフランは対ドルで0.82%上昇の0.92フランと3月上旬以来の高値。
「FF金利先物市場では2月の1回の利上げとその後の年末の利下げの可能性が織り込まれている」との見方。
中国は8日、新型コロナウイルス感染対策の入国時の隔離義務を撤廃。
香港からの入境時の隔離も廃止し昨年12月から段階的に緩和してきたゼロコロナ政策が事実上終了。
オフショア人民元は対ドルで5カ月ぶりの高値。
ドル円は131円台後半。
WTI原油先物2月限は前日比0.86ドル(1.17%)高の1バレル=74.63ドル。
SKEW指数は112.67→113.86→114.42。
恐怖と欲望指数は46→48。

週明けのNYダウは112ドル(0.34%)安の33517ドルと反落。
高値33935ドル、安値33487ドル。
高値からは400ドル超の下落で引け味は悪い。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは98.14%(前日97.35%)
NASDAQは65ポイント(0.62%)高の10634ポイントと続伸。
高値10807ポイント、安値10619イント。
高値からは200ポイント近く値を消しほぼ安値引け。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは92.90(前日92.04%)
S&P500は2ポイント(0.08%)安の3892ポ゚イントと反落。
高値3950ポイント、安値3890ポイント。
サイイコロは5勝7敗。
騰落レシオは91.69%(前日91.69%)。
ダウ輸送株指数は142ポイント(1.03%)高の14018ポイントと続伸。
SOX指数は50ポイント(1.91%)高の2686ポイントと続伸。
VIX指数は21.96と上昇。
3市場合算出来高は113.5億株(前日111.5億株、直近20日平均は109億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の26195円。
ドル建ては大証日中比295円高の26225円。
ドル円は131.88円。
10年国債利回りは3.526%。
2年国債利回りは4.207%。

「雇用統計通過で2%超の反発」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の反発。
12月の雇用統計で非農業部門雇用者数は22万3000人増。
市場予想は20万人増加だった。
堅調な雇用の伸びを維持し、失業率も3.5%に改善した。
12月の時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。
11月は0.4%上がっていた。
12月の賃金上昇率は前年同月比4.6%と11月の4.8%から低下。
21年8月以来の低い伸びとなった。
22年通年としては、雇用は450万人増加。
月間では平均37万5000人増だった。
ISM非製造業総合指数(NMI)は49.6と20年5月以来、2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
新型コロナウイルス流行時を除くと09年後半以来の低水準。
長期的な景気後退期の水準とされる50.1も下回った。
「賃金の伸びが鈍化しインフレ面では良いニュース。
労働参加率は再び上昇し、雇用もまだ創出されている。
これは経済にとってある意味ウィン─ウィン。
ただ一方で、ISM非製造業は本当に軟調で広範囲にわたって弱かった。
このため、ここ数十年で最も積極的なFRBの引き締めサイクルが終わりに近づいている」との見方。
週間ではS&P500が1.45%、NASDAQが0.98%、NYダウ1.46%上昇した。
S&P500とNASDAQ総合が5週ぶりの反発。
コストコ・ホールセールが12月の売上高の大幅な伸びを発表したことで7%上昇。
バイオジェンは2.8%高。
FDAが6日、エーザイとバイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を承認した。
エーザイの米国株は4%高の64.20ドルとなった。
ファイザーが2.5%高。
生活雑貨販売ベッド・バス・アンド・ビヨンドは22%と続落。
11月の製造業新規受注は前月比1.8%減。
市場予想(0.8%減)以上の落ち込みとなった。
FF金利先物市場が織り込む2月FOMCでの0.25%利上げ確率は73%。
雇用統計発表前の54%から上昇。
0.5%利上げ確率は27%。
10年国債利回りは3.559%。
2年国債利回りは4.257%。
ドル円は132円台前半。
WTI原油先物2月限は前日比0.10ドル(0.14%)高の1バレル=73.77ドル
SKEW指数は112.14→112.67→113.86。
恐怖と欲望指数は43→46。

週末のNYダウは700ドル(2.13%)高の33630ドルと反発。
高値33710ドル、安値32997ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは97.35%(前日96.32%)
NASDAQは264ポイント(2.57%)高の10569ポイントと反発。
高値10604ポイント、安値10265ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは92.04(前日92.72%)
S&P500は86ポイント(2.28%)高の3895ポ゚イントと反発。
高値3906ポイント、安値3809ポイント。
サイイコロは6勝6敗。
騰落レシオは91.69%(前日91.81%)。
ダウ輸送株指数は453ポイント(3.38%)高の13876ポイントと反発。
SOX指数は117ポイント(4.67%)高の2636ポイントと反発。
VIX指数は21.13と低下。
3市場合算出来高は111.5億株(前日102.1億株、直近20日平均は108.4億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。
ドル建ては大証日中比265円高の26160円。
ドル円は132.07円。
10年国債利回りは3.559%。
2年国債利回りは4.257%。

週間ベースでNYダウは1.5%高、2週ぶり反発。
NASDAQ総合指数は1.0%高、S&P500指数は1.5%高。
それぞれ5週ぶりの反発。

「10年国債利回りは0.500%と5年半ぶりの高水準」

週末の日経平均は寄り付き80円安。
終値は153円(△0.37%)高の25973円と続伸。
一時26000円台を回復した場面もあった。
日足は4日ぶりに陽線。
週間では120円下落。
週足は4週ぶりに陽線。
28日に空いた窓は26447円→26354円。
29日に空いた窓は26199円→26126円。
大発会で空いた窓は26067円→25840円。
TOPIXは6.86ポイント(△0.37%)高の185ポイントと続伸。
プライム市場指数は3.54ポイント高の965.17と続伸。
東証マザーズ指数は6.65ポイント(△0.93%)高の720.48と続伸。
プライム市場の売買代金は2兆5008億円(前日は2兆5881億円)。
値上がり1054銘柄(前662銘柄)。
値下がり696銘柄(前日1114銘柄)。
新高値9銘柄(前日7銘柄)。
新安値59銘柄(前日66銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは81.12(前日75.92)。
前日はプライム市場開設以来の低水準に落ち込んでいた。
NTレシオは13.85倍(前日13.82倍)。
12日連続で13倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(27094円)からは▲3.98%(前日▲4.82%)。
14日連続で下回った。
下向きの75日線は27241円。
14日連続で下回った。
上向きの200日線(27271円)からは▲4.78%(前日▲5.31%)。
13日連続で下回った。
下向きの5日線は25939円。
6日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.170%(前日▲9.551%%)
買い方▲11.239%(前日▲11.901%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.541%(前日▲3.608%)。
買い方▲28.209% (前日▲28.852%)。
空売り比率は48.5%(前日51.0%。14日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.6%(前日11.9%)。
6日ぶりに10%割れ。
12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
3週ぶりに好転。
12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
2週連続でで増加。
同裁定買い残は177億円増の3911億円。
5週ぶりに増加。
当限は売り残が210億円増の4475億円。
買い残が185億円増の2385億円。
翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
買い残が7億円減の1525億円。
日経VIは18.21(前日18.93)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.07(前日12.02倍)。
前期基準では12.88倍。
EPSは2151円(前日2148円)。
11月15日の過去最高水準は2238円。
225のPBRは1.09倍(前日1.09倍)。
BPSは23829円(前日23688円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.420%)。
日銀が12月に引き上げた長期金利の上限に達した。
2015年7月以来5年半ぶりの高水準。
日経平均の予想益回りは8.29%。
予想配当り利回りは2.43%。
プライム市場の予想PERは12.89倍。
前期基準では13.64倍。
PBRは1.10倍。
プライム市場の予想益回りは7.75%。
配当り利回り加重平均は2.64%。
プライム市場の単純平均は7円高の2332円
プライム市場の売買単価は2329円(前日2294円)。
プライム市場の時価総額は677兆円(前日675兆円)。
ドル建て日経平均は193.70(前日195.08)と3日続落。
9日連続で200ドル割れ。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の26195円。
高値26435円、安値26140円。
週末の大証先物夜間取引終値は日中比240円高の26170円。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。
高値26190円、安値25685円。
週末の大証先物夜間取引終値は日中比240円高の26170円。
気学では「天底の転換日となる」。
火曜は「週末来の足取りに変化を見せる日」。
水曜は「相場の分岐を司る重要日」。
木曜は「波乱あるも戻り売り」。
金曜は「上寄りは売り。下放れ買い」。
ボリンジャーのマイナス1σが26207円。
マイナス2σが25355円。
マイナス3σが24528円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。
七十二候では「水泉動く」で泉の水が温かみを持つ頃。
明日が鏡開き。
15日が「雉初めてなく」。
ケンもほろろの語源でもある。

《今日のポイント1月10日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って引け味の悪い展開。
   10年国債利回りは3.526%。
   2年国債利回りは4.207%。
   ドル円は131円台後半。
   SKEW指数は112.67→113.86→114.42。
   恐怖と欲望指数は46→48。

   週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の反発。
   10年国債利回りは3.559%。
   2年国債利回りは4.257%。
   ドル円は132円台前半。
   SKEW指数は112.14→112.67→113.86。
   恐怖と欲望指数は43→46。

(2)週明けのダウ輸送株指数は142ポイント(1.03%)高の14018ポイントと続伸。
   SOX指数は50ポイント(1.91%)高の2686ポイントと続伸。
   VIX指数は21.96と上昇。
   3市場合算出来高は113.5億株(前日111.5億株、直近20日平均は109億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の26195円。
   
   ダウ輸送株指数は453ポイント(3.38%)高の13876ポイントと反発。
   SOX指数は117ポイント(4.67%)高の2636ポイントと反発。
   VIX指数は21.13と低下。
   3市場合算出来高は111.5億株(前日102.1億株、直近20日平均は108.4億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆5008億円(前日は2兆5881億円)。
   値上がり1054銘柄(前662銘柄)。
   値下がり696銘柄(前日1114銘柄)。
   新高値9銘柄(前日7銘柄)。
   新安値59銘柄(前日66銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは81.12(前日75.92)。
   前日はプライム市場開設以来の低水準に落ち込んでいた。
   NTレシオは13.85倍(前日13.82倍)。
   12日連続で13倍台。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)下向きの25日線(27094円)からは▲3.98%(前日▲4.82%)。
   14日連続で下回った。
   下向きの75日線は27241円。
   14日連続で下回った。
   上向きの200日線(27271円)からは▲4.78%(前日▲5.31%)。
   13日連続で下回った。
   下向きの5日線は25939円。
   6日ぶりに上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.551%(前日▲9.339%%)
   買い方▲11.901%(前日▲12.181%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.608%(前日▲3.402%)。
   買い方▲28.852% (前日▲29.112%)。

(6)空売り比率は48.5%(前日51.0%。14日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は9.6%(前日11.9%)。
   6日ぶりに10%割れ。
   12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
   3週ぶりに好転。
   12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
   2週連続でで増加。
   同裁定買い残は177億円増の3911億円。
   5週ぶりに増加。
   当限は売り残が210億円増の4475億円。
   買い残が185億円増の2385億円。
   翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
   買い残が7億円減の1525億円。
   日経VIは18.21(前日18.93)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.07(前日12.02倍)。
   EPSは2151円(前日2148円)。
   11月15日の過去最高水準は2238円。
   225のPBRは1.09倍(前日1.09倍)。
   BPSは23829円(前日23688円)。
   10年国債利回りは0.500%(前日0.420%)。
   日銀が12月に引き上げた長期金利の上限に達した。
   2015年7月以来5年半ぶりの高水準。

(8)プライム市場の単純平均は7円高の2332円
   プライム市場の時価総額は677兆円(前日675兆円)。
   ドル建て日経平均は193.70(前日195.08)と3日続落。
   9日連続で200ドル割れ。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが26207円。
   マイナス2σが25355円。
   マイナス3σが24528円。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。

今年の曜日別勝敗(1月6日まで)

月曜0勝0敗
火曜0勝0敗
水曜0勝1敗
木曜1勝0敗
金曜1勝0敗

12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
3週ぶりに好転。
12月30時点の信用売り残は1675億円減の6313億円。
3週連続で減少。
同信用買い残は575億円減の3兆3423億円。
3週ぶりに減少。
信用倍率は5.29倍(前週4.26倍)。
9月30日時点以来の5倍台。
12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
2週連続でで増加。
同裁定買い残は177億円増の3911億円。
5週ぶりに増加。
当限は売り残が210億円増の4475億円。
買い残が185億円増の2385億円。
翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
買い残が7億円減の1525億円。

週間ベースで日経平均株価は0.5%安、4週続落(累計6.9%下落)。
TOPIXは0.8%安、4週続落(同4.4%下落)。
東証プライム市場指数は0.8%安、4週続落。
東証マザーズ指数は1.4%安、2週ぶり反落。
東証スタンダード市場指数は0.6%安、2週ぶり反落。
東証グロース指数は1.4%安、2週ぶり反落。
東証REIT指数は2.6%安、2週ぶり反落。

NYで主要株価指数が2%超上昇。
理由は雇用者数の伸びが予想以上だったが賃金の伸びが鈍化したこと。
ISM非製造業の50%割れでサービス業の縮小が示されたこと。
「FRBの利上げ路線に関する懸念が緩和された」という勝手な解釈。
「失業率が53ぶり低水準となったことが真の問題。
米金融当局が労働市場のひっ迫解消に向けて2022年は全く進展しなかったことを示唆している。
しかし、平均時給の伸びが11月分で下方修正された上、12月は予想を下回った。
FOMCは時間稼ぎができる」。
あるいは「これまでと違って、良いニュースは良いニュースのようだ。
強い雇用の数字は時として悪いニュースとなるが、この日は楽観が広がっている。
賃金の伸び鈍化はパウエルFRB議長のさらなる引き締め計画に冷や水を浴びせている」。
でも結局は「イベントを通過したことが上昇の大義」だろう。
「来週の米消費者物価指数(CPI)の数字次第」。
懲りないというか賢くないというか。
理路整然とせず、勝手気ままな市場解釈の横行をグルーバルスタンダートと錯覚するからややこしくなる。
市場にうごめく両替屋や先物屋さんの偽物チックな国際経済論の展開。
「雇用は増えたが賃金の伸びは鈍化した」。
これで株高になったのではなく、イベント通過と下落限界線の位置にいたから反発したのだろう。
市場では結果と原因は得てして反対に位置するものなのだ。
つまり原因があって結果があるのではなく、結果を見て原因を探すからつじつまが合わなくなる。

クレディ・スイス証券のリポートは「日本株で2023年に持つべき銘柄・避けるべき銘柄」)。
、デジタル化や脱炭素化社会の推進といった潜在成長率の底上げに注目している。
 
◇アナリストが推奨する持つべき銘柄
ナブテスコ(6268):23年に向けて悪材料が概ね出尽くしたとみられるほか、22年12月期通期計画の達成確度が高いことや減速機の安定成長などといった需要回復局面を想定し、セクター内で相対的に高い増益率を予想。

太陽誘電(6976):積層セラミックコンデンサー(MLCC)の減速は旧正月後の4月前半まで続くものの、5月以降は前年同月比でのハードルが大きく低下することから、急速に改善に向かうと予想。中国スマホ関連も缶製品在庫の解消による部品取り込みの改善が予想され、5月以降のモメンタム改善が見込まれる。

アステラス製薬(4503):26年度まで主力製品の1つである過活動膀胱治療薬ベタニスのジェネリック参入を阻止できるという前提の下、業績は安定的に伸長し、コア営業利益は2桁増益を確保する予想。他の新薬についても米食品医薬品局(FDA)による承認などといったイベントが控える。

ヤクルト本社(2267):中国での新型コロナの規制緩和により、消費者の自己防衛意識が生まれることで乳酸菌飲料に多少の追い風。医薬品事業の抜本的改革、株主還元進展の可能性。

F&LC(3563):短期的には消費者庁による措置命令やテレビCMの自粛といった業績悪化からの回復が業績をけん引。中期的には海外での店舗展開が業績拡大をけん引へ。

SMBC日興証券の「株価の波動構成上、2023年に年間を通して注目される10銘柄」。
(1)12年以降、緩やかに上昇基調が継続しており、06-07年高値を超えていない銘柄
(2)15年以降、停滞が続いたが、20年に底打ちして22年に底割れせずに二番底固めが終わった銘柄
(3)20年秋ー21年春の急騰後、急激な反動安に見舞われたものの22年7月ごろまでに下げ止まり、
   底割れせずに下値固めが進んだ銘柄。
 
        銘柄名        当面のサポート 当面の上値フシ 中期的な上値目途
                                     (1)  (2)  (1)  (2)
  1802 大林組                   960 1,190   1,390   1,470   1,700
  3382 7&I-HD           4,930 7,180   7,860   9,060   10,240
  5401 日本製鉄               2,000 2,470   2,960   3,960   5,470
  6098 リクルートHD         3,970 5,330   6,080   6,720   7,130
  6702 富士通                15,400 21,380 22,000 26,810 32,110
  7012 川 重                 2,630 3,520   3,850   4,490   6,190
  8591 オリックス             1,980 2,550   2,770   3,150   3,330
  8802 菱地所                 1,550 2,280   2,800   3,280   3,520
  9503 関西電                 1,170 1,360   1,510   1,620   1,920
  9684 スクエニHD           5,800 7,180   9,010   9,630   10,840

みずほ証券もクオンツリポートは「2月中旬に予定されているFTSEオール・ワールドの定期見直し発表」。
日本株が対象となるFTSEジャパン(ラージ・ミッド)に8銘柄の新規採用を、除外はなしと予想した。
リバランスは3月17日引けで発生する。
見直しでは東証の市場再編に伴う選定対象の拡大による影響が生じると説明。
 
        銘柄名        パッシブ需要(100万円)  売買日数   確度
  2702 マクドナルド          12,950.6           3.1      High
  4816 東映アニメ            3,346.6            3.46     High
  7564 ワークマン            3,314.8            1.59     High
  4385 メルカリ              8,476.7            0.43     High
  6324 ハーモニック          5,367.2            2.68     High
  7071 アンビス              2,452.2            4.39     High
  8963 INV                2,985.0            2.4      High
  5803 フジクラ              3,793.1            1.77     High
  9810 日鉄物産               906.8             0.76      Low
  8174 日ガス                2,991.5            4.96      Low

(兜町カタリスト櫻井)

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