「年足陽線トライ」
週末のNY株式は主要3指数がそろって大幅上昇。
NYダウは一時100ドル超上昇。
NASDAQは一時終値ベースの過去最高値を超えた場面もあった。
NYダウとS&P500はともに最高値から10%以内の水準まで回復した。
背景はプラスに転じた雇用統計。
非農業部門雇用者数が前月比250万9000人増と市場予想の800万人減に反してプラスに転じた。
4月は約2070万人減と1930年代の大恐慌以降で最大の落ち込みだった。
失業率は13.3%と戦後最悪だった4月の14.7%から改善。
市場予想は19.8%だった。
「新型コロナウイルス感染拡大抑制策の緩和を受け雇用市場が改善している」との解釈だ。
「回復の形はV字型になるとのメッセージが金融市場全体に広まった」という声もある。
個別ではボーイング、アメリカン航空、ティファニーが上昇。
雇用統計を受けて国債が売られ利回りは上昇。
10年国債利回りは0.893%。
2年国債利回りは0.210%。
ドル円は109円台半ば。
産油国が減産延長について協議するため6日に会合を開くことから原油先物価格は5%超の上昇。
恐怖と欲望指数は62→66。
週間ベースでNYダウは6.8%高、3週続伸(累計14.5%上昇)。
NASDAQは3.4%高、3週続伸(同8.9%上昇)。
S&P500は4.9%高、3週続伸(同11.5%上昇)。
水曜の日経平均は寄り付き82円安、終値167円高と今年初の5日続伸。
昨年10月18日ー29日(7日続伸)以来の続伸。
日足は2日ぶりに陽線。
前場安と引け際の魔術師の綱引きの週末だった。
今週は負けなし5連騰。
日経平均は週間で985円上昇。
週足は3週連続陽線。
東証1部の売買代金は2兆4543億円。
値上がり1154銘柄(前日1032銘柄)。
値下がり943銘柄(前日1026銘柄)。
新高値49銘柄(前日79銘柄)。
新安値銘2銘柄(前日2銘柄)。
騰落レシオは138.53(前日145.02)。
NTレシオは14.18倍(3月9日14.18、3月9日12.90)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
右肩上がりの25日線(20892円)からは9.44%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20172円。
右肩上がりの200日線(21693円)から.40%のプラスかい離。
右肩上がりの5日線(22512円)から1.56%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.705%(前日▲17.053%)。
買い方▲5.098%(前日▲5.890%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲24.186%(前日▲22.555%)。
買い方▲7.176%(前日▲8.736%)。
空売り比率は36.9%(5日連続40%割れ)。
空売り規制なしの比率は6.0%。
日経HVは18.7、日経VIは26.02。
日経平均採用銘柄の予想PERは20.00倍(前日20.79倍)。
EPSは1143円(前日1091円)。
暫定PERは17.40倍。
計算上のEPSは1314円。
225のPBRは1.11倍。
BPSは20597円(前日20632円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.00%(前日4.81%)。
配当利回りは1.76%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.59倍(前日24.28倍)。
前期基準では19.32倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.22倍。
ドル建て日経平均は209.28(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は0.45円高の2148円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1762円(前日1774円)。
東証1部の時価総額は614兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比270円高の23140円。
高値23305円、安値22560円。
大証夜間取引終値は日中比290円高の23160円。
いずれも2月21日-25日の23378円-22950円のマドの中。
気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
火曜は「人気に逆行して動く日」。
水曜は「転機を司どる重要日。波動につくべし」。
木曜は「保合いの日なれど不二の高下を見ることあり」。
金曜は「吹き値売り方針の日」。
ボリンジャーのプラス2σが22900円。
プラス3σが23903円。
拡大継続。
一目均衡の雲の上限は20133円。
14日連続で雲の上。
週足の一目均衡の上限(22158円)を15週間ぶりに明確に上抜けた。
日足の勝手雲の上限は20706円で36日連続勝手雲の上。
RSIが92.38。
RCIが98.63。
日銀のETF買いは5月13日以来15日連続でゼロ。
《今日のレコードポイント6月8日》
(1)今年初の5日続伸。
昨年10月18日ー29日(7日続伸)以来。
(2)シカゴ225先物終値は大証日中比270円高の23140円。
高値23305円、安値22560円。
大証夜間取引終値は日中比290円高の23160円。
いずれも2月21日-25日の23378円-22950円のマドの中。
(3)ダウ輸送株指数は297ポイント高の9872ポイントと4日続伸。
SOX指数は2.57%上昇し4日続伸。
ドル円は109円台半ば。
3市場の売買高は177億6000万株(前日144.6億株)と増加、
(過去20日平均は120.3億株)。
(4)空売り比率は36.9%(5日連続40%割れ)。
(5)NTレシオは14.18倍と3月9日の14.18に並んだ。
あの時も3月メジャーSQ前だった。
目指すは23000円台のSQ値。
12月SQ値23854円、1月23857円、2月23744円、3月17052円。
(6)日銀のETF買いは5月13日以来15日連続でゼロ。
(7)10年国債利回りは0.045%と2カ月ぶりの高水準
(8)25日線(20892円)からは9.44%のプラスかい離。
ボリンジャーのプラス2σが22900円。
(9)週間ベースで日経平均株価は4.5%高、2週続伸(累計14.1%上昇)。
TOPIXは3.1%高、3週続伸(同10.9%上昇)。
東証マザーズ指数は1.4%高、9週続伸(同67.8上昇)。
日経ジャスダック平均は1.2%高、6週続伸(同12.1%上昇)、
東証2部指数は4.3%高、6週続伸(同16.8%上昇)。
東証REIT指数は1.1%高、6週続伸(同10.8%%上昇)。
マザーズ指数は最安値(3月13日527.30)→直近高値(6月3日1011.39)まで93.9%%上昇。
(10)年足陽線基準は23204円、昨年末比プラス基準は23782円。
今年の曜日別勝敗(6月5日まで)
↓
月曜9勝10敗
火曜11勝9敗
水曜11勝9敗
木曜10勝12敗
金曜10勝11敗。
週間ベースで日経平均株価は4.5%高、2週続伸(累計14.1%上昇)。
TOPIXは3.1%高、3週続伸(同10.9%上昇)。
東証マザーズ指数は1.4%高、9週続伸(同67.8上昇)。
日経ジャスダック平均は1.2%高、6週続伸(同12.1%上昇)、
東証2部指数は4.3%高、6週続伸(同16.8%上昇)。
東証REIT指数は1.1%高、6週続伸(同10.8%%上昇)。
マザーズ指数は最安値(3月13日527.30→直近高値(6月3日1011.39まで93.9%%上昇)。
雇用統計は非農業部門雇用者数が一転増加。
失業率も予想外に改善した。
市場では「底打ち」の声。
失業率は13.3%と戦後最悪だった4月の14.7%から改善。
市場予想は19.8%だった。
非農業部門雇用者数も前月比250万9000人増。
市場予想の800万人減に反しプラスに転じた。
4月は約2070万人減と1930年代の大恐慌以降で最大の落ち込みだった。
トランプ大統領のツイート。
「実に素晴らしい雇用統計だ。
トランプ大統領は良い仕事をしている(ジョークだが事実だ)!」。
そして「今日はおそらく米国史上、最高の復活の日だ。
われわれは好調だった頃よりも一段と力強くなるだろう」とコメントした。
加えて矛先はバフェット氏にも。
「ウォーレン・バフェット氏は新型コロナウイルス禍で航空株を手放したことは判断ミスを犯した。
バフェット氏のことは大変尊敬している。
しかし彼のような人でも時には間違いを犯すことがある。
航空株は今日急騰しており、持ち続けるべきだった」。
コメントの矛先を一投資家に向ける大統領というのも珍しいものだ。
バイデン前副大統領は「米経済の再建には多大な取り組みが残されている。
雇用統計が予想外に好調だったことで米国史上最高の復活の日などと讃えたトランプ大統領を批判した。
週末のNYダウは829ドル高の27110ドルと5日続伸。
上昇幅は一時1000ドルを超え高値は27338ドルだった。
NASDAQは198ポイント高の9814ポイントと反発。
一時終値ベースの高値を更新した。
S&P500は81ポイント高の3193ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は297ポイント高の9872ポイントと4日続伸。
SOX指数は2.57%上昇し4日続伸。
VIX指数は24.52。
3市場の売買高は177億6000万株(前日144.6億株)と増加、
(過去20日平均は120.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比270円高の23140円。
ドル建ては大証比日中比275円高の23145円。
ドル円は109.58円。
10年国債利回りは0.893%。
2年国債利回りは0.210%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
インフォム(4348)・・・動兆
インフォコムに注目する。
同社は帝人系で電子コミックとシステム開発が柱、
医療・介護関連や管理ソフトが拡大基調。
ヘルスケアでのアジア進出も。
電子コミック市場や医療機関向けITサービスが拡大。
(兜町カタリスト櫻井)
