「奇跡?」

「奇跡?」
 
水曜のNY株式はNYダウ平均とS&P500が反落。
NASDAQは続伸。
「中国が貿易合意を順守しない可能性がある」というトランプ大統領の発言が悪材料。
ADP全米雇用レポートで民間部門雇用者数は2023万6000人減少。
減少幅は過去最悪。
明日の雇用統計に対する警戒感が高まっての軟調展開。
4月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が2185万3000人減少の見通し。
金融危機に見舞われた2009年3月の80万人を大幅に超える落ち込み予想。
失業率も16%と1982年11月に記録した10.8%を超える見込み。
「今回の雇用統計は飛び抜けて過去最悪の結果になるだろう。
1930年代の世界恐慌や2008年の金融危機とは異なり失業者の急増が一時的にとどまれば、
経済が速やかに持ち直す可能性はある」という声もある。
10年国債利回りは0.709%。
2年国債利回りは0.180%。
ドルは対円で上昇し106円台前半。
恐怖と欲望指数は43→40。
 
NYダウは東京市場の休み前4月30日比681ドル(2.8%)下落。
S&P500は同64.01ポイント(2.2%)下落。
NSDAQは同35.16ポイント(0.4%)安。
 
「GAFA」と呼ばれる米IT大手4社の2020年1-3月期決算。
全社増収を確保。
「巣ごもり消費」が売り上げを支えた。
アップル 売上高583億1300万ドル 増収率1% 最終利益112億4900万ドル ▲3%
アマゾン・ドット・コム 754億2500万ドル 26% 25億3500万ドル ▲29%
グーグル(アルファベット)411億5900万ドル 13% 68億3600万ドル 3%
フェイスブック 177億3700万ドル 18% 49億200万ドル 102%
 
週末の日経平均は寄り付き202円安、終値574円安と大幅に反落。
昨日の422円高をすっかり帳消しにした。
日足は2日ぶりの陰線。
週足陽線基準は19783円(終値基準)だったので2週間ぶりの陰線。
始値基準(19410円)では週足陽線だがこれは間違い。
もっとも週間では約357円の上昇となった。
TOPIXは4日ぶりの反落。
東証マザーズ指数は6日ぶりの反落。
アンジェスが大幅高で10連騰。
東証1部の売買代金は2兆2980億円。
値上がり324銘柄(前日1490銘柄)。
値下がり1807銘柄(前日630銘柄)。
新高値21銘柄(前日53銘柄)。
新安値4銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは103.73(前日108.36)。
NTレシオは13.71倍。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩上がりの25日線(19215円)からは2.10%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20937円。
横ばって来た200日線(21740円)から9.76%のマイナスかい離。
右肩上がりになった5日線(19725円)から0.54%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.602%(前日▲10.945%)。
買い方▲15.238%(前日▲14.131%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.678%(前日▲14.026%)。
買い方▲23.247%(前日▲23.288%)。
空売り比率は46.1%(2日ぶりの40%超)。
空売り規制なしの比率は8.7%。
日経HVは32.0、日経VIは40.15。
日経平均採用銘柄の予想PERは16.50倍(前日16.07倍)。
EPSは1189円(1331円→前日1256円)。
東証1部の全銘柄だと予想PERは17.85倍。
PBRは0.94倍。
BPSは20871円。
225先物採用銘柄の益回りは6.06%。
ドル建て日経平均は183.29(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は32円安の1917円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1683円(前日1780円)。
東証1部の時価総額は548兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比270円安の19360円。
高値19750円、安値19355円。
大証夜間取引終値は日中比140円安の19490円。
気学では「良く動く日にして前後場仕成りが変わる」。
金曜は「変化注意日」。
ボリンジャーのプラス1σが19807円。
プラス2σが20399円。
一目均衡の雲の上限は20237円。
下限は19021円。
勝手雲の上限は19387円で15日連続勝手雲の上。
RSIが51.27。
RCIが60.44。
5連休明けながらサプライズは少なかった。
先週まで2連勝の木曜日。
ポイントは4月SQ値4月SQ値は19577円。
任天堂の決算は午後4日の予定。
世界的な「巣ごもり」需要からゲーム機「ニンテンドースイッチ」に追い風。
新作ソフト「あつまれ どうぶつの森」の売れ行きも想定を超える快走。
 
 
今年の曜日別勝敗(5月1日まで)

月曜5勝10敗
火曜8勝8敗
水曜8勝8敗
木曜7勝10敗
金曜7勝9敗
 
4月7日に安倍首相が記者会見で宣言を発表した時のコメント。
「東京でこのペースで新型コロナの感染拡大が続けば2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超える」。
しかしほぼ1か月経過したが東京の累計感染者数は4712人。
新規感染者数は減少傾向。
最近は「日本の奇跡」とも言われることがある。
「恐怖商法・霊感商法・極論商法」の勝利という見方もあるが・・・。
 
米最大のヘッジファンド運用会社ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏
「コロナ後には世界の秩序が大きく変化し、中国の覇権が鮮明になる。
1930年から45年に起きたように地政学的パワー・バランスが崩れ、世界の秩序が大きく変わる。
国同士でも国内でも富と権力を巡る対立が激化する。
米国の次に覇権を握るのは中国だ。
サプライチェーンやテクノロジーの進化で誰が主導権を握るのかを巡って世界秩序の再編が起きるなか、中国が主役となる。
債務水準が高く、価値の安定していない自国通貨での紙幣印刷しかできない新興国は、信用危機やインフレ加速という問題に直面する。
日本のように円という国際決済通貨を持つ国には国際的な購買力があるので日銀の政策が効力を発揮するだろう」。
 
新型コロナ拡大で労働環境にも変化
【働く場所がオフィスの外に】
 ・通勤や子供の送迎の時間が短縮・不要に
 ・自宅内にワークスペース、共働きに悩みも
 ・食事の用意や子供の世話、家庭内で新たな役割分担
【対面・同席せずにコミュニケーション】
 ・オンライン会議活発に、オフィスの会議室不足気にならず
 ・だらだら会議はNG、効率化へ工夫
 ・飲み会やランチ、休憩中の雑談もオンラインで
【デジタルツールを活用】
 ・チャットやオンライン会議ツールの使い方知るきっかけに
 ・ヘッドセットやウエブカメラの需要拡大
 ・外出自粛の空き時間、オンライン講座でスキルアップ
 
水曜のNYダウは218ドル安の23684ドルと3日ぶりの反落。
NASDAQは45ポイント高の8854ポイントと続伸。
S&P500は20ポイント安の2848ポイント。
ダウ輸送株指数は115ポイント安の7831ポイントと反落。
SOX指数は1.08%上昇。
VIX指数は34.11。
3市場の売買高は97億株と減少(過去20日平均は118億株)。
225先物CME円建ては大証日中比270円安の19360円。
ドル建ては大証比日中比235円安の19395円。
ドル円は106.15円。
10年国債利回りは0.709%。
2年国債利回りは0.180%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ピアラ(7044)・・・動兆
 
ピアラに注目する。
同社はヘルスケア、ビューティ、食品領域でKPI保証サービスを展開するマーケティングコミットカンパニー。
越境ECも展開。
業績は絶好調。
今12月期も前期に引き続き2ケタの増収増益見通し。
4月に「新型コロナの影響は軽微」と発表。

(兜町カタリスト櫻井)

株ちゃんofficial xはこちら!
目次