「大統領選前年の3月高がアノマリー」
週明けのNY株式は続伸。
NYダウは60ドル高の26091ドルと昨年11月8日以来ほぼ3ヵ月半ぶりの高値水準を回復した。
トランプ大統領が中国製品への関税引き上げの延期を表明。
「米中の貿易協議が進展するとの期待が高まった」との解釈だ。
キャタピラーやボーイング、GS、GEなど幅広い銘柄が買い物優勢の展開。
もっとも上昇幅は一時200ドルを超えた場面もあり上値も重かった印象。
引け値は一日の安値水準となった。
VIX(恐怖)指数は14.90。
シカゴ連銀全米活動指数は予想に反してマイナス。
ダラス連銀製造業活動指は市場予想を上回って着地とマチマチ。
債券は反落。
ドル円は111円台前半での推移。
小型株中心のラッセル2000は9週続伸と堅調展開。
昨年10月16日以来の高値水準。
アノマリーは「大統領選挙前の年の3月に中小型株は強含む」。
1979年以降の10回のうちラッセル2000が上昇したのは10回とパーフェクト。
1950年以降ではNYダウとS&P500が13勝4敗。
1971年以降のNASDAQも10勝2敗と勝ち越し。
「新高値18、新安値ゼロは悪くない」
週明けの日経平均は反発。
3ケタの上昇で終値ベースの21500円台を回復した。
寄り付き142円高、終値102円高で残念ながら日足は6日ぶりの陰線。
ただ東証マザーズ指数とジャスダック平均は6日続伸。
日経平均の日中値幅は85円。
東証1部の売買代金は1兆9870億円と2日連続の2兆円割れ。
新高値18銘柄は今年と記録を更新したのは微かな期待感へつながろう。
しかも新安値はナシだった。
値上がり1585銘柄、値下がり467銘柄。
騰落レシオは110.64。
NT倍率は13.28倍。
25日線からは2.9%のプラスかい離。
200日線からは2.5%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲9.069%。
買い方▲10.388%と接近。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.855%。
買い方▲17.878%。空売り比率は42.9%と54日連続40%超。
日経HVは15.9、日経VIは17.04。
日経平均採用銘柄のPERは12.37倍。EPSは1740円。PBRは1.14倍
シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の21570円。高値21625円、安値21445円。
気学では「初高後安の日。吹き値売り方針良し」。
水曜は「不時安をみせる日。戻り売りで駆け引きせよ」。
木曜は「前場安いと後場引き返す日」。
金曜は「人気に逆行して動くこと多し」。
(兜町カタリスト櫻井)
