「変化」

大証に225先物、東証にTOPIX先物が上昇したのが1988年9月3日。
指数先物30周年記念日となる。
ちなみに1988年9月3日は土曜日。
システムの負荷を考えて土曜の半日立会だったのだろうか。
というか歴史を感じる話。
あそこが日本株暴落の伏線だったというのは時間の経過しか説明できなかったのが残念。

先週末はお台場の東京ビッグサイトで日経IR2018。
2日間で約2万人が来場された。
ここ数年感じているのは参加者の微かな変化。
以前のようにキャリーバッグやベビーカーを持ってグッズ集めに余念がない人達は減少した印象。
品物よりも企業の中身を知ろうという姿勢の方が感じられるようになってきた。
そして、シニア層が減った訳ではないのだろうが、20~40代の世代が増えてきたような印象。
常連から新規へというような格好だ。
たぶん投資の世代交代が「目にはさやかには」見えていないが起こっているのだろう。
これはセミナーでも一緒だ。
ここは東京市場の力になると考えたいところでもある。
なぜなら、シニアとヤングの違いは資金力にもあるが、一番大きいのは時間だ。
長期という概念は引退世代にはなかなか馴染まない。
時間をかけて分散投資をするという理想的な投資は若年層にとってこそ可能なところ。
そういう意味で、マーケットの力には間違いなくなってくるだろう。
あるセミナーで冗談めかして言ったことがある。
「保有株を相続させるのはお孫さんにしてください。
現役真っ只中のお子さんに相続させても生活に追われて売ってしまうことが多いでしょう。
せっかく保有してきた株ですから、長く持っていただけるお孫さんこそ保有に相応良い。
できるなら女のお孫さんだとマーケットも華やかになります」。
そういえば・・・。
月曜の朝に兜町で行っている「朝勝つ」もシニアの混じって20代の女性が増えてきている。

前場の日経平均は104円安。
月足陽線の基準は低いほうが良いのかも知れない。

(櫻井)。

 

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