「地球儀の上から俯瞰」

「地球儀の上から俯瞰」

「昨年12月15日以来の大幅な下落率」

3連休明けのNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の下落。
いずれも昨年12月15日以来の大幅な下落率となった。
「総合購買担当者景気指数(PMI)が上昇しFRBの利上げ長期化懸念は背景」との解釈。
S&P500とNASDAQ総合は3日続落。
NYダウは今年の上昇分を全て消した。
ホーム・デポは7.1%下落して3カ月ぶりの安値水準。。
同業ロウズも決算発表を来週に控え5.1%下落。
メタが下落。
ウォルマートの通期利益見通しは市場予想を下回ったが株価は0.6%高。
1月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.7%減の400万戸。
2010年10月以来12年超ぶりの低水準となった。
減少ペースは緩やかとなったが12カ月連続の減少。
1999年以来の長期間の減少が継続。
市場予想は410万戸。
1月の前年同月比は36.9%減だった。
中古住宅価格の中央値は前年同月比1.3%上昇の35万9000ドル。
上昇率は12年2月以降で最小だった。
市場に出ている中古住宅は98万戸と前月比2.1%増、前年同月比15.3%増。
初回購入者の割合は31%と前年同月の27%から上昇。
現金のみによる販売の割合は29%。
前年同月は27%だった。
S&Pグローバル総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.2。
8カ月ぶりの高水準となった。
市場予想の47.5を上回った。
1月の確定値は46.8だった。
2月のサービス業PMIは50.5と1月の46.8から上昇。
2月の製造業PMIは47.8と1月の46.9から上昇。
2月の総合新規受注指数は48.6と1月の47.8から上昇した。
国債利回りは上昇し3カ月ぶりの高水準。
金利先物市場は米金利が7月に5.36%でピークを迎え年末時点で5.18%になるという見方。
10年国債利回りは3.954%。
一時3.962%と、11月10日以来の高水準を付けた。
2年国債利回りは4.729%。
一時11月8日以来の高水準となる4.738%まで上昇した。
2年国債と10年国債のイールドギャプはマイナス0.78%。
S&Pグローバルユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.3。
1月の50.3から予想以上に上昇した。
ドル円は134円台後半。
WTI原油先物3月限は前日比0.18ドル(0.2%)安の1バレル=76.16ドル。
3月限は期日を迎え明日からは4月限が中心限月となる。
SKEW指数は122.89→124.09。
恐怖と欲望指数は67→63。

3連休明けのNYダウは697ドル(2.06%)安の33129ドルと反落。
高値33699ドル、安値33115ドル。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは92.99%(前日104.57%)。
1月26日が143.24、1月3日が91.77だった。
NASDAQは294ポイント(2.50%)安の11492ポイントと3日続落。
高値11684ポイント、安値11491ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは97.68%(前日104.99%)。
2月3日が142.48、1月3日が87.32だった。
S&P500は81ポイント(2.00%)安の3997ポイント3日と続落。
高値4052ポイント、安値3995ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは99.19%(前日108.71%)。
2月3日が146.22、1月3日が85.48だった。
ダウ輸送株指数は490ポイント(3.24%)安の14645ポイントと3日続落。
SOX指数は99ポイント(3.31%)安の2906ポイントと3日続落。
VIX指数は22.87と上昇。
3市場合算出来高は110億株(前日106億株、直近20日平均は116.2億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中195円安の27255円。
ドル建ては大証日中比190円安の27260円。
ドル円は134.99円。
10年国債利回りは3.954%。
2年国債利回りは4.729%。

「アノマリー的には2月最弱の日」

火曜の日経平均は寄り付き45円安。
終値は58円(▲0.21%)安の27473円と反落。
日足は4日ぶりに陰線。
2月10日から日替わりでプラスマイナス反復継続。
SQ値27779円に対して8敗。
TOPIXは2.25イント(▲0.11%)安の1997ポイントと反落。
節目の2000ポイントを上回る場面も前日同様にあった。
昨年11月28日(2004.30)以来2か月半ぶりの水準は守れなかった。
11月25日の2018.80が終値ベースでの上値のフシ。
日銀のETF買い入れナシは12月2日以来継続。
その前は6月18日だった。
プライム市場指数は1.18ポイント安の1027.79と反落。
20日連続で1000ポイント台。
東証マザーズ指数は2.63ポイント(▲0.34%)安の764.34と反落。
プライム市場の売買代金は2兆2796億円(前日は2兆2926億円)と今年最低を更新。
昨年の大納会(12月30日、2兆1399億円)以来の低水準だった。
値上がり999銘柄(前日1310銘柄)。
値下がり756銘柄(前日467銘柄)。
新高値150銘柄(前日109銘柄)と2日連続で3ケタ。
新安値10銘柄(前日13銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは132.58(前日137.17)。
NTレシオは13.75倍(前日13.77倍)。
43日連続で13倍台。
サイコロは5勝7敗で41.66%。
上向きの25日線(27364円)からは△0.40%(前日△0.81%)。
23日連続で上回った。
横這いの75日線は27305円。
21日連続で上回った。
上向きの200日線(27267円)からは△0.76%(前日△0.94%)。
21日連続で上回った。
上向きの5日線は27543円。
3日連続で下回った。
25日線が75日線と200日線を上回った状態は2日連続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.803%(前日▲11.156%)
買い方▲7.057%(前日▲6.897%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.462%(前日▲3.210%)。
買い方▲22.037% (前日▲22.071)。
空売り比率は43.7%(前日42.2%。43日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.5%(前日7.5%)。
7日連続で10%割れ。
2月17日時点の信用売り残は384億円増の9030億円。
7週連続で増加。
同信用買い残は82億円増の3兆2236億円。
3週連続で増加。
信用倍率は3.57倍(前週3.72倍)。
4週連続で3倍台。
1月6日時点は5.30倍だった。
日経VIは16.32(前日15.67)。
16日木曜の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.10倍(前日13.11倍)。
8日連続で13倍台。
13倍台は昨年11月25日以来。
前期基準では13.67倍。
EPSは2097円(前日2100円)。
2月15日が2099円だった。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.18倍(前日1.18倍)。
BPSは23282円(前日23332円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
一時0.505%まで上昇した場面もあった。
日経平均の予想益回りは7.63%。
予想配当り利回りは2.29%。
プライム市場の予想PERは14.05倍。
前期基準では14.37倍。
PBRは1.19倍。
プライム市場の予想益回りは7.11%。
配当り利回り加重平均は2.51%。
プライム市場の単純平均は0.01円安の2486円。
プライム市場の売買単価は2264円(前日2262円)。
プライム市場の時価総額は720兆円(前日721兆円)。
ドル建て日経平均は204.43(前日205.31)と反落。
31日連続で200ドル台。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比195円安の27255円。
高値27520円、安値27250円。
大証先物夜間取引終値は日中比200円安の27250円。
気学では「強象日。押し目買い方針」。
金曜は「人気に逆行して動く日。逆張り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが27699円。
プラス2σが28085円。
マイナス1σが27028円。
アノマリー的には「2月最弱の日」。

《今日のポイント2月22日》

(1)3連休明けのNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の下落。
   いずれも昨年12月15日以来の大幅な下落率となった。
   10年国債利回りは3.954%。
   一時3.962%と、11月10日以来の高水準を付けた。
   2年国債利回りは4.729%。
   一時11月8日以来の高水準となる4.738%まで上昇した。
   ドル円は134円台後半。
   SKEW指数は122.89→124.09。
   恐怖と欲望指数は67→63。

(2)ダウ輸送株指数は490ポイント(3.24%)安の14645ポイントと3日続落。
   SOX指数は99ポイント(3.31%)安の2906ポイントと3日続落。
   VIX指数は22.87と上昇。
   3市場合算出来高は110億株(前日106億株、直近20日平均は116.2億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中195円安の27255円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆2796億円(前日は2兆2926億円)と今年最低を更新。
   昨年の大納会(12月30日、2兆1399億円)以来の低水準だった。
   値上がり999銘柄(前日1310銘柄)。
   値下がり756銘柄(前日467銘柄)。
   新高値150銘柄(前日109銘柄)と2日連続で3ケタ。
   新安値10銘柄(前日13銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは132.58(前日137.17)。
   NTレシオは13.75倍(前日13.77倍)。
   43日連続で13倍台。
   サイコロは5勝7敗で41.66%。

(4)上向きの25日線(27364円)からは△0.40%(前日△0.81%)。
   23日連続で上回った。
   横這いの75日線は27305円。
   21日連続で上回った。
   上向きの200日線(27267円)からは△0.76%(前日△0.94%)。
   21日連続で上回った。
   上向きの5日線は27543円。
   3日連続で下回った。
   25日線が75日線と200日線を上回った状態は2日連続。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.803%(前日▲11.156%)
   買い方▲7.057%(前日▲6.897%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.462%(前日▲3.210%)。
   買い方▲22.037% (前日▲22.071)。

(6)空売り比率は43.7%(前日42.2%。43日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は7.5%(前日7.5%)。
   7日連続で10%割れ。
   2月17日時点の信用売り残は384億円増の9030億円。
   7週連続で増加。
   同信用買い残は82億円増の3兆2236億円。
   3週連続で増加。
   信用倍率は3.57倍(前週3.72倍)。
   4週連続で3倍台。
   1月6日時点は5.30倍だった。
   日経VIは16.32(前日15.67)。
   16日木曜の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.10倍(前日13.11倍)。
   8日連続で13倍台。
   13倍台は昨年11月25日以来。
   EPSは2097円(前日2100円)。
   2月15日が2099円だった。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.18倍(前日1.18倍)。
   BPSは23282円(前日23332円)。
   10年国債利回りは0.500%(前日0.500%)。
   一時0.505%まで上昇した場面もあった。

(8)プライム市場の単純平均は0.01円安の2486円。
   プライム市場の売買単価は2264円(前日2262円)。
   プライム市場の時価総額は720兆円(前日721兆円)。
   ドル建て日経平均は204.43(前日205.31)と反落。
   31日連続で200ドル台。

(9)ボリンジャーのプラス1σが27699円。
   プラス2σが28085円。
   マイナス1σが27028円。
   アノマリー的には「2月最弱の日」。

今年の曜日別勝敗(2月21日まで)

月曜4勝2敗
火曜4勝3敗
水曜4勝3敗
木曜4勝3敗
金曜5勝2敗

囲碁のアマチュアが人工知能(AI)を搭載した最強レベルの囲碁ソフトに圧勝したの報。
AIの弱点をコンピューターで分析し盲点を突いたという。
囲碁は2016年に「アルファ碁」が世界トップ級の棋士を破って以降、AIの実力が人間を上回る状況が続いてきた。
そもそもチェスや将棋でAIが勝てても囲碁は難しいだろうとそれまでは言われていた。
だから勝ったときの衝撃は大きかった記憶がある。
今回はアマチュアの米国人、ケリン・ペルリン氏が最強クラスの囲碁AI「KataGo(カタゴ)」と15回対戦して14勝。
人間なら簡単に見破れる特殊な戦略をAIは気づかなかったという。
AI幅広く活用され始めている。
「この敗北がAIの課題を浮き彫りにしている。
AIは進化を続けているが万能ではない。
超えるべき課題も山積している」。
なにかホッとしたような気もするし残念な気もする。
だからこそ、あらゆる可能性を想定してバックアップするようなリアルタイムソフト技術が必要になる。
囲碁でなく実務の世界で「見破れなかった」とか「想定外」はあり得ないのだから。

にわかに登場してきたのが「シャドートレーディン」や「シャドーインサイダー」の言葉。
当該企業の株式を直接売買するのではなく、関連業界の株価上昇を見込んで競合他社の株式やETFを売買する手法だという。
米規制当局は監視強化に動き出したの話。
M&Aを発表した米企業の20%当該企業の株式が絡む従来型のインサイダー取引が行われていた疑いがあるという。
これはそれこそなかなか見破れないだろう。
「より表面化しにくいシャドーインサイダー取引の件数は膨大になる可能性がある」と指摘されている。

「世界の投資マネーが米国債に押し寄せている」との見出し。
米国外から米国債への資金流入は2022年に過去最大の規模となった。
22年の対米長中期債への買い越しは世界全体で7500億ドル(100兆円)。
22年の長中期債の発行額の約2割。
過去最大だった2010年の7000億ドルを上回り12年ぶりに過去最大を更新。
利上げで投資妙味が増加。
長期投資家やオイルマネーなどの資金流入が目立った。
23年も積極的な投資が見込まれる。
米国外の投資マネーが米国債に集中すれば新興国などから資金流出が進み世界経済のリスク要因となる可能性もある。
米国債利回りが低位に抑え込まれいたので利回りを求めた世界の投資マネーは新興国などハイリスクハイリターン市場に流れ込んだ。
かつて2013年にはリーマン・ショック時に供給された緩和マネーが逆流。
「フラジャイル5(脆弱な5カ国)」と呼ばれたインドネシアなどの新興国通貨が急落する場面もあった。
米国債に投資マネーが集中する今回もこうしたショックが市場を揺るがす事態につながりかねないリスクがある。
傍証は中国で海外からの資金流入が細っているとの報。
10-122月は2年3カ月ぶりに流出が流入を上回った。
輸出減少に加え海外からの債券投資も低迷。
中国特有の要因もあるだろうが、マネーの流れは地球儀の上で見なければならない。

◇━━━ カタリスト━━━◇

セック(3741)・・・動兆

リアルタイムソフトウェア技術に強み。
宇宙分野や車両自動走行含むロボットで開発受託
移動体通信向けXR開発が想定超。
官公庁系や宇宙天文分野も堅調。
24年3月期もXRや官公庁系が伸長。
非接触IC開発も増勢。
高効率・高処理を可能とするエッジAIチップの開発。
「委託開発」から「自主開発」路線の拡大に期待感。

(兜町カタリスト櫻井)

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