「地球上で初めて米朝会談実現の可能性を評価する」  

週末のNY株式はマチマチの動き。
NYダウとS&P500は続落。
「原油価格の急落でエネルギー株の下落が響いた。
ただ半導体や小売セクターが上昇。下落は限定的だった」との?声が聞こえる。
NASDAQは半導体セクターの堅調から続伸。
週間ベースではNYダウが0.2%、S&P500は0.3%、NASDAQは1.1%それぞれ上昇した。
4月の米耐久財受注は前月比マイナス1.7%で着地。
市場予想のマイナス1.4%を下回ったがほとんど影響薄。
週末に 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は韓国の文在寅大統領と会談。
トランプ大統領との首脳会談開催への意欲を改めて示しており情勢は変化した格好。
トランプ大統領も26日に「北朝鮮との首脳会談に向けた調整はうまく進んでいる」とコメント。
6月12日のシンガポールでの米朝会談開催を依然として目指す考えを示している。
債券市場は買い物優勢の展開。
イタリア新政権やスペインの政治情勢を懸念して、低リスクとされる米国債が買われた格好だ。
ユーロは下落。
ドル円は109円台前半。
週明け月曜はメモリアルデーの休場。
 
 
週末の日経平均株価は4日ぶりの反発。
もっとも値下がり銘柄数の方が多くTOPIXもJPX400も新興市場も下落。
「日経平均の13円高はご愛嬌のようなもの。
週末らしい買い戻しで反発という格好」という声もある。
日経平均は週間では約479円の下落。
週足では9週ぶりに陰線。
日経平均の週間上昇記録は8週で止まり、止まった週に一気に下げた。
「8週陽線などと数え始めるとその記録は途絶える」という法則の典型的な例でもあろうか。
貿易摩擦問題や米朝会談中止の話題などが悪材料で企業業績とはかけ離れた展開の週だった。
しかし月末を控え外部材料の変化に期待したいところでもある。
25日線(22528円)からは0.3%のマイナスかい離。
まずはこの奪還が重要だ。
空売り比率は42.2%で4日連続の40%超。
日経VIは15.76まで低下した。
日経平均のEPSは1661円でPERは13.51倍。
気学では「変化日にして前後場歩調が変わる日」。
火曜は「吹き値売りの日。
ただし後場急落したら買い狙え」となっている。
月末31日の雲のねじれにも期待だろうか。
NYはメモリアルデー。
地球上で一番最初に米朝会談の可能性を評価するのが東京市場となる。
 
日経朝刊での報道は「働きやすさと株価相関」。
アナリスト協会は野村アセットのアナリストらに「証券アナリストジャーナル賞」を授与するという。
受賞論文は「働きやすい会社のパフォーマンス」。
上位企業は粗利率やROEが高い傾向があったという。
株価の上昇傾向もあり、特に中堅企業でこの傾向が高いという。
しかし働きやすさから業績が良いのかどうかなどの因果関係は示されていないとの記事。
何だかなあという感じ。
因みに日経の「人を活かす会社」調査が基準という。
 
 
 
NYダウは58ドル安の24753ドルと続落。
NASDAQは9ポイント高の7433ポイントと反発。
S&P500は6ポイント安の2721ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は44ポイント高の10900ポイント。
3市場の売買高は58億株と減少。
CME円建ては大証比95円安の22345円。
ドル建ては大証比80ポイント安の22360ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比90円安の22350円。
ドル円は109.38円。
10年国債利回りは2.931%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
乃村工芸(9716)・・・動兆。
 
乃村工藝社に注目する。
同社は展示施設、商業施設等の企画・設計・施工・運営監理の最大手。
都内の駅前再開発、大型商業施設開業等が強い追い風。
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(兜町カタリスト櫻井)

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