「同じ競りでも・・・」
木曜のNY株式市場で主要3指数は反落。
新型コロナに対する警戒感が勝った形。
マイクロソフトやアップルなどのハイテク株中心に売り物優勢となった。
アップルは1.2%安、マイクロソフトは2%安。
過去1週間ではS&P500がNASDAQを約3ポイントアウトパフォーム。
上昇をけん引してきたハイテク株から資金がシフトしているとの見方だ。
時間外取引ではネットフリックスが四半期決算を受けて10%安。
6月の小売売上高は前月比7.5%増と市場予想の5%増を上回った。
7月のフィラデルフィア連銀指数は24.1。前月からやや低下。
ただ市場予想の20.0を上回った。
週間新規失業保険申請件数は130万件。
前週の131万件から減少。
市場予想の125万件までには改善せず引き続き高止まり。
一方6月最終週の時点で何らかの失業手当を受けていた人は約3200万人。
「新型コロナ感染第2波が経済回復の重荷」という解釈だ。
10年国債利回りは0.618%。
2年国債利回りは0.149%。
ドル円は107円台前半。
恐怖と欲望指数は62→62。
SKEW指数は142.44と低下。
木曜の日経平均は寄り付き38円安。
下落幅を拡大し終値175円安の22770円と反落。
SQ値22601円を上回り3勝2敗と勝ち越し。
日足は2日ぶりの陰線。
クジラ幕は7日連続。
NYダウの4日続伸で27ドル高は効かなかった。
コロナへの警戒感というのがとってつけたような解釈だ。
東証1部の売買代金は2兆4595億円。
値上がり721銘柄(前日1860銘柄)。
値下がり1387銘柄(前日260銘柄)。
新高値34銘柄(前日54銘柄)。
新安値銘3柄(前日0銘柄)。
騰落レシオは81.30(前日78.03)。
14日連続の2ケタ。
NTレシオは14.42倍(前日14.44倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩下がりの25日線(22421円)からは△1.56%。
4日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は21014円。
横ばって来た200日線(21927円)から△3.84%。
右肩上がりに転じた5日線(22675円)から△0.42%。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.742%(前日▲17.715%)。
買い方▲9.600%(前日▲9.149%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲17.742%(前日▲17.844%)。
買い方▲17.641%(前日▲16.232%)。
空売り比率は40.5%(2日ぶりの40%超:前日38.2%)。
空売り規制なしの比率は5.9%。
日経HVは17.9、日経VIは23.30。
日経平均採用銘柄の予想PERは18.09倍(前日18.17倍)。
前期基準では17.83倍。
EPSは1258円(前日1262円)。
暫定PERは17.96倍。
計算上のEPSは1267円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは20890円(前日21050円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.53%(前日5.50%)。
配当利回りは2.07%。
東証1部全銘柄だと予想PERは20.54倍。
前期基準では18.95倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は212.91(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は18円安の2094円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1666円(前日1773円)。
東証1部の時価総額は601兆円(前日606兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比25円安の22735円。
高値22935円、安値22650円。
大証夜間取引終値は日中比10円安の22750円。
気学では「初め安いと後高の日。悪目あれば買い狙え」。
月曜は「変化日にして大動きする」。
火曜は「一方に偏して動く。波動について駆け引きせよ」。
水曜は「人気に逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが22703円。
プラス2σが22955円。
微妙に拡大に転じてきた。
一目均衡の雲の上限は21929円。
43日連続で雲の上。
黒い勝手雲の上限は22377円で下限は22234円。
RSIが53.80。
RCIが88.19。
週足陽線基準は22784円。
前週末は22290円だった。
月足陽線基準は22121円。
今年の曜日別勝敗(7月16日まで)
↓
月曜12勝13敗
火曜14勝12敗
水曜13勝13敗
木曜12勝16敗
金曜13勝13敗。
《今日のポイント7月17日》
(1)ダウ輸送株指数は53ポイント高の9791ポイント。
SOX指数は0.40%下落。
VIX指数は27.96。
恐怖と欲望指数は62→62。
SKEW指数は142.44と低下。
(2)騰落レシオは81.30(前日78.03)。
14日連続の2ケタ。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩下がりの25日線(22421円)からは△1.56%。
右肩上がりに転じた5日線(22675円)から△0.42%。
いずれも4日連続で上回っておりサポートだ。
(3)SQ値22601円を上回り3勝2敗と勝ち越し。
日足は2日ぶりの陰線でクジラ幕は7日連続。
8日連続なら日足は陽線。
(4)ボリンジャーのプラス1σが22703円。
プラス2σが22955円が抵抗帯。
ただボリンジャーは微妙に拡大に転じてきた。
(5)週足陽線基準は22784円。
前週末は22290円だった。
月足陽線基準は22121円。
日経新聞元旦朝刊の見出し。
「さび付く成長の公式 (競争・革新 新たな挑戦)」だった。
半年経過して思うのは「今年もそんな動き」ということ。
成長の公式はコロナ禍で確かにさびついた。
これは誰もが感じるところ。
ただ「新たな挑戦」というのも「新常態」や「新しい生活」などで実感するところ。
マイナスとプラスがいつも混在しているのが世界。
だとすれば差し引きプラスであれば世界は回る。
そう考えたい局面だ。
15日に行われた北海道釧路でのサンマの初競り。
国で初めて水揚げされた生サンマの競り。
サンマはわずか197匹しか獲れず歴史的不漁だという。
重さ20.9キロ。
2018年の742キロ、記録的不漁だった昨年の48.3キロの半分以下。
この歴史的不漁から、競りでは1キロあたり4万1040円の過去最高値で落札。
1匹約5980円。
ご祝儀もあるとはいえ驚異的な価格だ。
まもなく21日に土用の丑の日がやってきてウナギが供される。
ウナギよりサンマが高いというのは常識の転換でもある。
ただ、沼や川で潜んでいるウナギよりはピチピチ跳ねるサンマの方が株式市場的には似合いそうだ。
一歩で金沢のブドウのルビーロマン。
今年の初競りは一房140万円で過去最高値。
最初に競りが行われた2008年は一房10万円。
2017年に111万円。
昨年は120万円。今年が140万円。
ご祝儀の上昇を株式市場も享受したいものだ。
NYダウは135ドル安の26734ドルと5日ぶりの反落。
NASDAQは76ポイント安の10473ポイントと反落。
S&P500は10ポイント安の3215ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は53ポイント高の9791ポイント。
SOX指数は0.40%下落。
VIX指数は27.96。
3市場の売買高は96億株と低調(過去20日平均は117億株)。
225先物CME円建ては大証日中比25円安の22735円。
ドル建ては大証比日中比5円高の22765円。
ドル円は107.26円。
10年国債利回りは0.618%。
2年国債利回りは0.149%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
upr(7065)・・・動兆
uprに注目する。
同社は物流、製造現場向け箱型荷台(パレット)等のレンタル・販売が中核。
物流のIoTも手掛けている。
パレットレンタル需要は増勢。
家庭紙業界向けの共同利用も拡大。
業績は好調。
家庭紙業界の活況で恩恵を受けた格好。
今8月期第3四半期の連結経常利益は前年同期比34.6%増。
対通期進捗率は売上高で75.3%、経常利益で93.7%。
今通期および来期に期待だ。
(兜町カタリスト櫻井)
