「北向く」
NY市場で主要3指数はそろって反落。
下院情報特別委員会はトランプ米大統領のウクライナ圧力疑惑に関する内部告発書を公表。
弾劾を巡る不透明感が高まった。
「1年前の中間選挙で民主党が下院の過半数を握ってからトランプ大統領弾劾の話は出ていた。
下院各委員会のトップにとってトランプ氏弾劾は最終目標であることは周知の事実。
今はその方向に向かって動いている」という見方もある。
債券市場はリスク許容度が低下し国債利回りは低下。
10年国債利回りは一時1.7%を割れ込んだ。
第2四半期実質国内総生産(GDP)の確報値(季節調整済み)は年率換算で修正なしの前期比2.0%増。
ただ設備投資と企業利益が改定値から下方修正された。
ドル円は107円台後半。
権利付き最終日の木曜の日経平均は寄り付き140円高。
一時マイナス場面もあったが終値28円高と小幅に反発。
「5日移動平均線を割り込んでの終値。底堅いが、まだ微調整局面。
相対的に強いTOPIX日足が幅広なかぶせの陰線」との見方だ。
とはいえTOPIXは年初来高値を更新。
新興市場もジャスダック平均は14日続伸だ。
東証1部の売買代金は2兆6582億円。
値上がり1357銘柄、値下がり718銘柄。
新高値178銘柄、新安値ゼロ。
ここだけ見れば悪くない。
騰落レシオは129.28。
NTレシオは13.58と3日続落。
25日線からは3.8%、200日線からは3.9%のプラスかい離。
サイコロは10勝2敗で83.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.089%
買い方▲9.092%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.783%。
買い方▲14.186%。
9月20日時点のQuick調査の信用評価損率は▲13.74%。
3週連続の改善。
空売り比率は45.5%で133日連続40%超。
規制なし銘柄の比率は10.7%と上昇。
9月20日時点の裁定買い残は482億円増の3829億円。
3週ぶりの増加。
当限は547億円増加の3115億円。
翌限以降は65億円減の714億円。
同裁定売り残は1909億円減の1兆7419億円。
2週連続の減少。
当限は2089億円減の1兆6053億円。
翌限以降は179億円増の1366億円。
日経HVは11.0、日経VIは17.17。
日経平均採用銘柄のPERは12.58倍でEPSは1752円。
PBRは1.10倍でBPSは20043円。
シカゴ225先物終値は大証日中比105円高の21965円。
高値22015円、安値21820円。
25日線は21232円。
75日は21236円。
200日線は21225円。
25日線と75日線は200日線を上抜け形は整った。
週足陽線基準は22098円円。
6週連続の陽線になるかどうかが課題だ。
ボリンジャ─のプラス1σが21885円。
プラス2σが22538円。
気学では「目先のポイントをつくる注意日」。
月曜は「強日柄にして後場高のこと多し」。
中間期末の権利配当落ち日。
配当落ちの影響は160円程度。
見た目の水準は切り下がる可能性が高いが、落ち分を早々に埋めることができるかがポイント。
これは常識だろう。
ちなみに・・・
3月月中平均は21414円(TOPIXは1602ポイント)。
昨年9月月中平均は23188円。
NYダウは79ドル安の26891ドルと反落。
NASDAQは46ポイント安の8030ポイントと反落。
S&P500は7ポイント安の2977ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は24ポイント安の10409ポイント。
SOX指数は0.03%の上昇。
VIX指数は16.11。
225先物CME円建ては大証日中比105円高の21965円。
ドル建ては大証比日中比125円高の21985円。
大証夜間取引終値は日中比110円高の21970円。
ドル円は107.84円。
10年国債利回りは1.700%。
2年国債利回りは1.663%。
スケジュールを見てみると・・・
27日(金):米耐久財受注、個人所得・支出
30日(月):鉱工業生産、中国製造業PMI
1日(火):日銀短観、失業率、消費税10%に増税、幼児教育無償化、改正電気通信事業法施行
米ISM製造業景況感、建設支出、中国建国70周年記念式典、国慶節、第4回全体会議 中国休場(7日迄)
2日(水):マネタリーベース、消費動向調査、米ADP雇用レポート
3日(木):米ISM非製造業景況感、製造業受注
4日(金):投資の日、臨時国会招集、米雇用統計、貿易収支
週末:中朝修好70周年
【10月】(8勝6敗で6位、陽線確率は57.1%)
1日(火)消費税10%に引き上げ、幼児教育の無償化開始、薬価引き下げ、国慶節、変化日
4日(金)投資の日、上げの特異日
7日(月)変化日
8日(火)下げの日
9日(水)ECB理事会
11日(金)SQ、大幅高の日
14日(月)体育の日で休場、満月、大幅高の日
15日(火)家電IT見本市「シーテックジャパン」(幕張)、変化日
16日(水)上げの特異日
17日(木)EU首脳会議(ブリュッセル)
18日(金)IMF・世銀年次総会(ワシントン)、鬼宿日
19日(土)プロ野球日本シリーズ開幕
20日(日)スイス総選挙
21日(月)カナダ総選挙
22日(火)即位礼正殿の儀
24日(木)東京モーターショー(ビッグサイト)、ECB理事会
25日(金)変化日
26日(土)バニラエア運行終了
27日(日)アルゼンチン大統領選挙、ウルグアイ大統領選挙
28日(月)新月
29日(火)変化日、FOMC
30日(水)日銀金融政策決定会合、米GDP速報値
31日(木)ECBのドラギ総裁任期満了、ユーロ圏GDP速報値
良い週末を・・・。
(兜町カタリスト櫻井)
