「勝ち組の筈」

「勝ち組の筈」
 
NY株式は反発。
前日とは異なりなだらかな右肩上がりの展開だった。
トランプ大統領が前日「国内の新型コロナウイルス感染はおそらくピークに近づきつつある」とコメント。
これを受けて寄りから堅調展開。
ニューヨーク州のクオモ知事は「新型コロナ抑止に向けたソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)は奏功している」とコメント。
これも好感された。
民主党のバーニー・サンダース上院議員が大統領候補指名争いから撤退すると表明。
これも好材料視され特にヘルスケアセクターが上昇。
OPECとロシアなど非加盟産油国による減産合意への期待から原油先物が6%超上昇。
エネルギー株の上昇につながった。
10年国債利回りは0.770%。
2年国債利回りは0.256%。
ドルは上昇。
株式市場と違って「新型コロナウイルス流行がピークに近いとの期待が薄れた。
経済への影響が懸念される中、安全資産とされるドルが買われた」という解釈だ。
ドル円は108円台後半。
恐怖と欲望指数は26→31に上昇。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き97円高、終値403高と4日続伸。
約1カ月ぶりに終値で19000円台を回復した。
4日続伸は今年初。
今週に入って3日間で1500円超の上昇。
昨年11月22日→27日以来。
日足は3日連続の陽線。
日中値幅は約720円。
右肩上がりに転じた5日線(18503円)を3日連続で上回った。
プラスかい離は4.59%。
東証1部の売買代金は2兆8115億円。
6日連続の3兆円割れ(47日連続の2兆円超)。
値上がり1634銘柄(前日1877銘柄)。
値下がり478銘柄(前日255銘柄)。
新高値27銘柄(前日19銘柄)。
新安値2銘柄(前日1銘柄)。
騰落レシオは86.35(前日77.34)。
NTレシオは13.58倍。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩下がりの25日線(18664円)からは3.69%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は21839円。
右肩下がりの200日線(21884円)からは11.57%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.698%(前日▲6.885%)。
買い方▲19.775%(前日▲21.047%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り▲13.195%(前日▲14.475%)。
買い方▲36.740%(前日▲39.011%)。
空売り比率は43.8%で10日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率8.9%。
Quick調査の4月3日時点の信用評価損率は▲30.51%(前週▲25.07%)と2週ぶりに悪化。
3月27日時点の裁定売り残は134億円減の1兆6045億円。
3週連続の減少。
当限は213億円減の1兆4693億円。
翌限以降は79億増の1352億円。
同裁定買い残は541億円減の6466億円。
4週ぶりの減少。
当限は358億円減の5428億円。
翌限以降は183億円減の1038億円。
日経HVは58.6、日経VIは42.45。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.82倍。
3日連続で12倍台。
EPSは1509円(前日1501円)。
PBRは0.94倍。
BPSは20588円。
225先物採用銘柄の益回りは7.80%。
ドル建て日経平均は177.85(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は35円高の1858円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1671円(前日1657円)。
東証1部の時価総額は545兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比225円高の19145円。
高値19435円、安値18705円。
大証夜間取引終値は日中比210円高の19130円。
気学では「人気に逆行し前後場仕成りを変える日」。
金曜は「目先のポイントを作る注意日」。
ボリンジャーのプラス1σが19977円。
勝手雲の下限は18483円
上限は19038円で9日ぶりに勝手雲脱出。
RSIが66.67。
RCIが53.85。
昨日のピンクムーンは世界株高につながった格好。
今年5勝8敗の木曜日はアノマリー的には「下げの日」。
明日はオプションSQ。
そして海外は聖金曜日でNY株などが休場。
OECDは「新型コロナウイルス危機により主要国の経済活動を示す月次の先行指標が過去最大の落ち込みになった」と発表。
「経済活動の低下にいつ歯止めがかかるのか予見できない。
先行指標はほとんどの主要国で過去最大の落ち込みになった」。
現実の景気は甘くない。
とはいえ・・・。
4日連続日足陽線、5日続伸に期待したい。
 
OECDの3月景気先行指数は前月を0.8ポイント下回り98.8。
下げ幅は過去最大。
水準は2009年9月以来10年半ぶりの低さ。
国別では、日本98.4(前月比▲0.5)、米国98.9(▲0.6)、中国98.8(▲0.3)。
 
 
今年の曜日別勝敗(4月8日まで)

月曜4勝8敗
火曜7勝6敗
水曜8勝6敗
木曜5勝8敗
金曜6勝6敗
 
日経朝刊1面のコラムは「コロナと世界」。
登場したのはフランスの経済学者ジャック・アタリ氏。
「世界経済を立て直すための優先事項は、ワクチンと治療薬に極めて多額の資金を充てること」。
ココは明確だ。
「歴史上、大きな感染症は権力の変容を生んできた。
16世紀のペスト発生を機に教会から治安当局に権力が移った」。
これもコロナ後を考えれば社会の変革という形で登場するに違いない。
特に日本ではテレワークなどの浸透で「選別・淘汰」が起きてくるに違いない。
そして・・・。
「日本は危機対応に必要な要素、すなわち国の結束、知力、技術力、慎重さをすべて持った国だ。
島国で出入国を管理しやすく、対応も他国に比べると容易だ。
危機が終わった時に日本は国力を高めているだろう」。
外から言われると面映ゆい気がしないでもないが・・・。
しかしそう考えている人は少ないに違いない。
 
水曜のNYダウは779ドル高の23433ドルと反発。
高値は23513ドルまであった。
NASDAQは203ポイント高の8090ポイント。
S&P500は90ポイント高の2749ポイント。
ダウ輸送株指数は286ポイント高の8152ポイント。
SOX指数は3.44%上昇。
VIX指数は43.11。
3市場の売買高は115.6億株(過去20日平均は152.5億株)。
225先物CME円建ては大証日中比225円高の19145円。
ドル建ては大証比日中比380円高の19300円。
ドル円は108.81円。
10年国債利回りは0.770%。
2年国債利回りは0.256%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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