「勝」
以前「微分投資家ではなく積分投資家になろう」と言っていたことがあった。
経済指標、スケジュール、政治動向、財政状況。
もろもろの素材を持ち出して隘路に陥ることこそ最悪の状況。
そもそも株式市場にしてもFXにしても、そんなに賢くはない。
だから連立多元方程式を説くことはできないし、因数分解すら不可能だ。
一つのことしか考えられないのが市場なのだから、材料は一つに集約するべきだろう。
ところが微に入り細に入りあれこれ結論の出ない床屋政談をおこなっているのが市場。
そしてそれを高邁に感じる層がいるのも確か。
複雑が好まれ横文字が横行し単純明快な説は愚かしく聞こえてしまいがち。
しかし実は単純明快こそ真実というのは首肯できる見解だ。
難しく語る人はやさしく語ることはできないもの。
その意味では、やさしく言っているようでも難しく聞こえてしまうこともあるかも知れない。
これは自戒になる。
「株は下がれば上がる、上がれば下がる。
下がリ続けないし、上がり続けない」。
簡単な言葉だが、これも本質。
やはりどこかで「フェアバリュー、フェアプライス」に収束するものだ。
「買えば下がり、売れば上がる」というのも実は法則だ。
「常に考えること。常に相場に関連付けて考え抜くこと。
そうすることで、相場の本質に近づけるような気がしてくるものだ」。
データは結果論。
都合の良い数字を持ってきて株価の上昇下落を後追いして開設するもの。
つまり未来などはそこになく、現在すら存在せず過去だけがクローズアップされただけのこと。
だから上がって強気、下がって弱気のオンパレード。
適当な数位を採用しての断定的判断の提供はそもそも違法行為になるかも知れない。
《兜町ポエム》
「必ず最後に株は勝つ」
心配ないからね投資家の思いが
市場に届く明日がきっとある
どんなに困難でくじけそうでも
信じることを決して止めないで
Carry on carry out
傷つけ傷ついて株買う切なさに
少し疲れてもOh・・・、Oh・・・もう一度夢見よう
投資するよろこびを知っているのなら Oh・・・。
大きく動く株みつけるたびに
願いを託し僕らは買ってきた
どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ必ず最後に株で勝つ
Carry on carry out
求めて奪われて与えて裏切られ
株は育つものOh・・・、Oh・・・安ければ安いほど
勝ちとるよろこびはきっと大きいだろう Oh
心配ないからね投資家の勇気が
市場に届く明日はきっとある
どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ必ず最後に株で勝つ
信じることさ必ず最後に株で勝つ
(櫻井)。
