「初雪は汚れを払拭」

「初雪は汚れを払拭」

週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
NYダウは過去最高値を付ける場面もあったがウォルト・ディズニーの下落でマイナス圏に転じた。
S&P500も一時1%近く上昇したが反落。
新型コロナウイルスワクチン接種が開始。
追加経済対策がいずれ成立するとの根強い期待が買い材料だった。
ただロンドン市が最も厳格な封鎖を発表。
ニューヨーク市長が全面的なロックダウンの可能性を警告。
これらを嫌気しての下落。
NASDAQは反発。
FOMCを控えて債券市場は小動き。
10年国債利回りは0.898%。
2年国債利回りは0.119%。
ドル円は104円水準。
SKEW指数は139.29。
17日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は76ポイント→69ポイントに低下。
市場心理は「超強気→強気」に。

週明けのNYダウは184ドル安の29861ドルと反落。
高値は30325ドルで史上最高値を更新した。
NASDAQは62ポイント高の12440ポイントと反発。
高値は12543ポイント。
S&P500は15ポイント安の3647ポイントと4日続落。
ダウ輸送株指数は289ポイント安の12382ポイントと3日続落。
SOX指数は1.19%高の2736ポイントと反発。
VIX指数は24.72。
3市場の売買高は104億株。
(前日98.2億株。過去20日平均は115億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比35円安の26655円。
ドル建ては大証日中比変わらずの26690円。
ドル円は104.03円。
10年国債利回りは0.898%。
2年国債利回りは0.119%。

週明けの日経平均は寄り付き7円高。
終値79円高の26732円と3日ぶりの反発。
朝方は日銀短観の景況感改善を好感し圧倒的買い物優勢。
日経平均は一時220円以上上昇した局面もあった。
暫定SQ値26713円47銭は上回って1勝1敗。
日足は2日ぶりに陽線。
TOPIXは続伸。
一時2年ぶりに1800ポイント台に乗せた場面もあった。
東証マザーズ指数は続伸。
日経ジャスダック平均は続伸。
東証1部の売買代金は2兆3331億円(前日2兆8820億円)。
32日連続の2兆円超え。
値上がり1333銘柄(前日1396銘柄)。
値下がり755銘柄(前日696銘柄)。
新高値96銘柄(前日50銘柄)。
新安値1銘柄(前日9銘柄)。
騰落レシオは110.80(前日111.12)。
NTレシオは14.93倍(前日14.96倍)。
2日連続15倍割れ。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩上がりの25日線(26160円)からは△2.19%。
28日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は24320円。
右肩上がりの200日線(22319円)からは△19.77%(前日△19.50%)。
2日連続▲20%割れ。
右肩上がりに転じた5日線(26685円)から△0.18%。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.662%(前日▲18.662%)。
買い方▲6.232%(前日▲6.857%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.549%(前日▲12.197%)。
買い方▲18.045%(前日▲18.821%)。
空売り比率は39.1%(4日連続の40%割れ:前日37.8%)。
空売り規制なしの比率は8.9%(前日8.8%)。
日経VIは19.53と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは24.99倍(前日24.87倍)。
前期基準では19.98倍。
EPSは1069円(前日1071円)。
225のPBRは1.19倍。
BPSは22464円(前日22397円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.00%(前日4.02%)。
配当利回りは1.73%。
東証1部全銘柄だと予想PERは27.50倍。
前期基準では21.72倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.31倍。
ドル建て日経平均は256.94(前日256.15)。
東証1部単純平均株価は9円高の2345円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2022円(前日2247円)
東証1部時価総額は680兆円(前日677兆円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比35円安の26655円。
高値26800円、安値26550円。
225先物大証夜間取引終値は日中比10円安の26680円。
気学では「戻り売りの日。但し急落したら利入れのこと」。
水曜は「前日より安きは底入れ。買い仕込め」。
木曜は「押し目買いの日なれど上寄り高き時は見送り」。
金曜は「不時安をみせる日。戻り売りで駆け引きせよ」。
ボリンジャーのプラス1σが26779円。
プラス2σが27398円。
一目均衡の雲の上限が23668円。
29日連続で雲の上。
勝手雲の上限は26402円。
29日連続で勝手雲の上。
RSIが64.14(前日71.95)。
RCIが62.09(前日71.70)。
アノマリー的には今日も「株安の日」。
株価よりも売買エネルギーの減少の有無に注目したい今年勝ち越しの火曜日。
「越えられるか時価総額の壁」がクローズアップされてきた。

《今日のポイント12月15日》

(1)週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
   SKEW指数は139.29。
   17日連続の130ポイント超。
   恐怖と欲望指数は76ポイント→69ポイントに低下。
   市場心理は「超強気→強気」に。

(2)ダウ輸送株指数は289ポイント安の12382ポイントと3日続落。
   SOX指数は1.19%高の2736ポイントと反発。
   VIX指数は24.72。
   3市場の売買高は104億株。
   (前日98.2億株。過去20日平均は115億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比35円安の26655円。
   配当落ち分は70円程度。
   この先2週間は現先の逆ザヤを考慮しなければならない。

(3)東証1部の売買代金は2兆3331億円(前日2兆8820億円)。
   32日連続の2兆円超え。
   新高値96銘柄(前日50銘柄)。
   新安値1銘柄(前日9銘柄)。
   騰落レシオは110.80(前日111.12)。
   NTレシオは14.93倍(前日14.96倍)。
   2日連続15倍割れ。

(4)右肩上がりの25日線(26160円)からは△2.19%。
   28日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(22319円)からは△19.77%(前日△19.50%)。
   2日連続▲20%割れ。
   右肩上がりに転じた5日線(26685円)から△0.18%。
   4日連続で上回った。

(5)空売り比率は39.1%(4日連続の40%割れ:前日37.8%)。
   空売り規制なしの比率は8.9%(前日8.8%)。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.662%(前日▲18.662%)。
   買い方▲6.232%(前日▲6.857%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.549%(前日▲12.197%)。
   買い方▲18.045%(前日▲18.821%)。

(7)ドル建て日経平均は256.94(前日256.15)。
   東証1部時価総額は680兆円(前日677兆円)。

(8)ボリンジャーのプラス1σが26779円。
   プラス2σが27398円。
   RSIが64.14(前日71.95)。
   RCIが62.09(前日71.70)。
   アノマリー的には今日も「株安の日」。
   株価よりも売買エネルギーの減少の有無に注目したい今年勝ち越しの火曜日。
   「越えられるか時価総額の壁」がクローズアップされてきた。

今年の曜日別勝敗(12月14日まで)

月曜25勝21敗
火曜25勝19敗
水曜25勝23敗
木曜19勝27敗
金曜22勝26敗

株価が高いと登場する明るい解釈。
「コロナウイルスのワクチン供給開始や米追加経済対策の早期成立期待が背景。
景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた」。
株価が安いと登場する暗い解釈。
「コロナ拡大に対する警戒感が高まり、米追加経済対策に対する疑念も台頭。
景気敏感株を中心に幅広い銘柄が売られた」。
解釈が先にあるのではなく、株価動向に左右される解説。
たった1日で状況が変わる訳もないが、それでも日々変わる「おかわり解説」。
1杯目が強気でも2杯目は弱気。
この繰り返しで時間と株価が推移する興味深い状態。
市場関係者や市場参加者は違和感は感じているに違いない。
それをわかって上で甘受されているのだろうが、解釈する方にもう少し知恵が欲しいもの。
どんな時も十年一日。
結局、株価上昇の時は「期待感台頭」。
あるいは「損失覚悟の買戻し」。
株価下落の時は「警戒感台頭」。
あるいは「利益確定売り」。
これで片づけられる。
だったら材料は何でも良いとも言える。

無駄で空しいことが分かっているのにこの時期流行の質問は「来年の株価は?」。
質問する方のマスコミに相場の方向感はないから疑念もなく他人に聞くのだろうか。
「みんな無駄がわかっているけど、あえて聞く」。
誰がどんな予測をしようと市場がそれに縛られることはない。
だったらアッチもコッチも紙面を埋めるだけの無駄は止めた方が良い。

そもそも証券会社が株を語らなくなって久しい。
経済マスコミも株よりも為替重視の姿勢。
「海外のことを語っていれば賢く聞こえる。
外国株も同様。
しかし国内のナマ株を語っていると愚かしく聞こえる」。
そんな考えが正しいとは思えないのだが・・・。
明治時代からの「舶来信仰」は消えていない。
「脱亜欧入」ならぬ「脱日米入」。
丁半博打の実態を糊塗するために提供される海外経済指標とスケジュール。
そして何にでも通用する罫線という不思議な紙芝居。
為替に毒された思考法を株式市場から清掃することが必要かも知れない。

横浜では昨夜チラホラと初雪との話。
市場の汚濁を払って欲しいもの。

◇━━━ カタリスト━━━◇

UTグループ(2146)・・・動兆

UTグループに注目する。
同社は製造業派遣・請負大手で半導体向け、自動車向けが強い。
半導体・電子部品向けは5G関連などが復調。
技術者派遣に期待感。

(兜町カタリスト櫻井)

 

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