「先憂後楽というよりは先楽後楽に」

「先憂後楽というよりは先楽後楽に」
 
欧米市場はグッドフライデーで休場。
週間ベースでNYダウは0.6%高、2週ぶり反発。
NASDAQは0.2%高、4週続伸(累計4.7%上昇)。
S&P500指数は0.1%安、4週ぶり反落。
NYダウは終値ベースの最高値更新まで270ドル。
 
 
週末の日経平均株価は反発。
寄り付き148円高、大引け110円安は日足は2日連続陰線。
値がさ株中心に高値圏キープ。
個別でけん引役となったのは任天堂。
14%超の上昇で一時昨年10月18日以来の4万円台を回復した。
「ファーストリテイリングがいくら上昇しても周辺への連想買いや追随買いはほとんど起こらない。
任天堂が人気になれば刺激を受ける銘柄は多い」という声も聞こえる。
もっともファーストリテイリングも11連騰だ。
日経平均は週間では約330円上昇。
週足は陽線。
値上がり1147銘柄、値下がり899銘柄。
新高値106銘柄、新安値97銘柄。
騰落レシオは100.5。
NT倍率は13.73倍と拡大。
25日線からは2.4%、200日線からは1.5%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.030%。買い方▲9.255%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.546%。買い方▲15.866%。
空売り比率は43.5%で33日連続の40%超。
日経HVは17.4、日経VIは15.21。
日経平均採用銘柄のPERは12.53倍。
EPSは1771円と増加継続。
PBRは1.13倍。
225先物大証夜間取引終値は日中比10円安の22190円。
200日線(21880円)は数日で上向きに転じる気配。
週末までには25日線(21640円)が200日線(21811円)を上抜ける予想。
週足の一目均衡の雲の下限21397円奪還が望まれる。
週足のボリンジャのプラス2σが22306円。プラス3σが23051円。
日足のボリンジャのプラス2σが22350円。プラス3σが22687円。
気学では「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
火曜は「前後場逆行して動く日」。
水曜は「上寄りしたら売り方針の日、逆なら見送れ」。
木曜は「戻り売り方針の日。但し急落したら利入れせよ」。
金曜は「安値にある時は小底入れを見る日」。
 
 
週間ベースで日経平均株価は1.5%高、3週続伸(累計4.7%上昇)。
TOPIXは0.7%高、2週ぶり反発。
東証マザーズ指数は1.9%高、2週続伸(同2.3%上昇)、
日経ジャスダック平均は0.2%高、2週ぶり反発。
東証2部指数は0.9%高、2週ぶり反発。
ファーストリテイリングは11連騰で累計10110円上昇。
18.6%高。
ソフトバンクグループは11日で5勝6敗。
その間605円(5.5%)高。
日経平均株価は11営業日で475.61円(2.2%高)。
NTレシオも13.73と11日続伸。(変わらずを含めば15日続伸)。
4月1日の13.31以来上げっぱなしだ。
市場でじゃ「プットオプション(売る権利)の売買活発」の声。
日経平均株価が5月10日時点で2万円を下回っていると利益が出るタイプの建玉(未決済取引の残高)。
足元で3月末比6割増えたという。
「現物株を持っている投資家がリスク軽減のためプットを買っている」というコメント。
その投資家が個人なのか、機関投資家なのかは記されていない。
チョッと誤解を招きそうな表現だ。
ヘッジをする個人投資家がどれだけおられるのかというのは結構疑問なところ。
「持たざるリスク」と同じような錯覚を惹起してしまいそうだ。
一方で機関投資家対象に野村証券が実施したアンケート。
「連休前に日本株の持ち高を圧縮する」との回答が4割超。
先憂後楽というよりは先楽後楽になってくれれば良いのだが・・・。
因みに・・・。
日経平均株価の過去10年のGW明けは4勝6敗、最高上昇率10.5%。
上昇したときの平均は4.09%。
下落率最高4.2%。平均下落率2.5%。
 
 
NY市場はグッドフライデーで休場。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
GMOペパポ(3633)・・・動兆
 
GMOペパポに注目する。
同社は個人向けレンタルサーバーやネット店舗支援が中核。
ハンドメイド品フリマアプリ「ミンネ」が拡大基調。
EC支援に期待感。
ワークショップなどリアルでの収益化も今後展開。
次世代クリエイターや起業家育成支援を目的とした教育関連事業者との連携も強化の方向。
 
 
(兜町カタリスト櫻井)

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次