「仲卸」

その昔結構流行った「方向線=75日線」。
先週末時点で2万2759円。
前場で下抜けた。
75日線が上向いているのは救い。
 
 
まもなく消え行く築地という市場の世界。
そこに仲卸という業者がいる。
築地の水産部門では727社あるというから多い。
何をしているのか。
まずは「食材の評価」。
食材を評価して、価格を決めることだ。
食材の品質や鮮度を判断するのは当然。
変化する生産量と消費量のトレンドも把握していないと適正な価格で買えない。
セリでは「瞬時の判断力」も求められる。
これも当然だ。
触っただけでエビの良し悪しがわかる。
見ただけでマグロの中身が見える。
これはプロの域だ。
そして、そのプロの目を信じるのが例えばお寿司屋さん。
プロが選んだプロの品を最終消費者に提供する。
そんな構図は株の世界にもあっても良いだろう。
築地にたくさんの魚が並ぶように兜町にもたくさんの魚がいる。
その中から美味しい魚、あるいは知られていない魚を選んで小分けにして提供する。
これが成長株を選ぶアナリストや評論家。
そして腕によりをかけて絶品に仕上げるのはFPやIFAや営業マン。
美味しいものを提供されれば消費者=投資家は満足する。
マグロを選びマグロに選ばれる。
理想かも知れないし、仲卸不要論もあるから何とも言えないが・・・。
いずれにしても重要なのは「目利き」ということだろう。
目利きが効かなければ、美味しい鮮魚などには出会えないもの。

(櫻井)。

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