「仕切り直し」

 
「仕切り直し」
 
週末のNY株式市場は反発。
値動きは荒くS&P500は一時約3%上昇した後、約0.6%安となる場面もあった。
「前日の大幅安を受け安値拾いの買い」との解釈だが戻りは物足りない。
週間ではNYダウが5.6%、S&Pが4.8%、NASDAQが2.3%それぞれ下落。
3月20日の週以来の大幅な下げ率を記録した。
国債利回りは上昇。
10年国債利回りは0.710%。
2年国債利回りは0.194%。
株価が反発したことからドルは安全通貨とされる円とスイスフランに対して上昇。
ドル円は107円台前半。
来週はEU復興基金を巡る協議や、英国のEU離脱交渉、イングランド銀行などの金融政策会合が予定。
FRBのパウエル議長の半期に一度の議会証言などもある。
恐怖と欲望指数は55→54。
 
週間ベースではNYダウは5.6%安、NASADAQは2.3%安、S&P500は4.8%安。
それぞれ4週ぶりの反落。
 
週末の日経平均は寄り付き390円安、終値167円安と3日続落。
日足は2日ぶりに陽線。
日足は陽線、週足は陰線。
週間では約558円の下落。
週足は4週ぶりに陰線。
高値警戒感と押し目買いの交錯で下値を切り上げ後場は下落幅を縮小。
日中値幅は563円と約2カ月ぶりの大きさ。
SQ値22071円は上回っで「幻のSQ値」は回避できた。
200日線(21749円)水準で踏みとどまって500円以上引き戻した格好。
「ちょっとしたガス抜き(アク抜け)」という見方もある。
東証1部の売買代金は3兆3247億円。
値上がり241銘柄(前日203銘柄)。
値下がり1899銘柄(前日1939銘柄)。
新高値19銘柄(前日61銘柄)。
新安値銘4銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは116.33(前日131.64)。
NTレシオは14.20倍(3月9日14.18、3月9日12.90)。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(21481円)からは3.84%のプラスかい離。
右肩下がりながら横ばいに近づいてきた75日線は20131円。
右肩上がりの200日線(21749円)から2.56%のプラスかい離。
右肩下がりに転じた5日線(22834円)から2.32%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.290%(前日▲16.048%)。
買い方▲7.394%(前日▲6.432%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲30.992%(前日▲26.377%)。
買い方▲8.383%(前日▲7.006%)。
空売り比率は41.1%(2日連続の40%超)。
空売り規制なしの比率は7.8%。
日経HVは20.6、日経VIは33.42。
日経平均採用銘柄の予想PERは18.64倍(前日18.78倍)。
EPSは1196円(前日1196円)。
暫定PERは17.29倍。
計算上のEPSは1290円。
225のPBRは1.08倍。
BPSは20653円(前日20617円)。
225先物採用銘柄の益回りは5.36%(前日5.32%)。
配当利回りは1.89%。
東証1部全銘柄だと予想PERは22.19倍(前日23.16倍)。
前期基準では18.88倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
ドル建て日経平均は208.00(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は29円安の2093円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1746円(前日1823円)。
東証1部の時価総額は599兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比10円高の22150円。
高値22425円、安値21640円。
大証夜間取引終値は日中比50円高の22190円。
気学では「初め安いと後場にかけて強いこと多し」。
火曜は「後場不二高を見せる日。悪目あらば買え」。
水曜は「戻り売り方針の日。逆に高いと翌日安し」。
木曜は「高下しても結局安し」。
金曜は「下げ続けてきた時は小底入れとなる日」。
ボリンジャーのプラス1σが22589円。
一目均衡の雲の上限は20082円。
19日連続で雲の上。
雲が白くねじれるのは18日。
RSIが72.64。
RCIが83.24。
4日ぶりの反発と2日連続の日足陽線期待。
 
週間ベースでは日経平均株価は2.4%安。
TOPIXは2.6%、ともに4週ぶりの反落。
東証マザーズ指数は0.3%高、10週続伸(68.3%上昇。
日経ジャスダック平均は1.1%安、7週ぶりに反落。
東証2部指数は0.0%安、7週ぶりに反落。
東証REIT指数は0.2%安、4週ぶりの反落。
 
《今日のポイント6月15日》
 
 
(1)NY株式は物足りないながらも一応乱高下しての反発。
   ダウ輸送株指数は242ポイント高の9081ポイント。
      739ポイント安後の242ポイント。
      SOX指数は1.45%上昇。
 
(2)SQ値22071円は上回って「幻のSQ値」は回避。
 
(3)右肩上がりの25日線(21481円)からは3.84%のプラスかい離。
   右肩上がりの200日線(21749円)から2.56%のプラスかい離。
   金曜は200日線がサポートした。
   右肩下がりに転じた5日線(22834円)から2.32%のマイナスかい離。
 
(4)空売り比率は41.1%と2日連続の40%超。
   騰落レシオは116.33%と過熱感は低下。
 
(5)日経平均採用銘柄の予想PERは18.64倍(前日18.78倍)。
   EPSは1196円(前日1196円)。
   暫定PERは17.29倍。計算上のEPSは1290円。
   EPSは近づいてきた。   
 
(6)シカゴ225先物終値は大証日中比10円高の22150円。
   高値22425円、安値21640円。
   大証夜間取引終値は日中比50円高の22190円。
 
(7)4日ぶりの反発と2日連続の日足陽線期待。
 
 
今年の曜日別勝敗(6月12日まで)

月曜10勝10敗
火曜11勝10敗
水曜12勝9敗
木曜10勝13敗
金曜10勝12敗。
 
《ニューヨーク株式市場の1日の下げ幅》
 
1位2997.10ドル安(2020年3月16日)翌日1048.86ドル高 2日後1338.38ドル安
2位2352.60ドル安(20年3月12日) 翌日1985.00ドル高 2日後2997.10ドル安
3位1013.76ドル安(20年3月9日)  翌日1167.14ドル高 2日後1464.94ドル安
4位1861.82ドル安(20年6月11日)  翌日477.37ドル高  2日後(6月15日) 
5位1464.94ドル安(20年3月11日)  翌日2352.30ドル安 2日後1985.00ドル高
 
週末のNYダウは477ドル高の25605ドルと4日ぶりに反発。
1861ドル安後の477ドルは物足りない。
NASDAQは96ポイント高の9588ポイントと反発。
527ポイント安後の96ポイント高。
S&P500は39ポイント高の3081ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は242ポイント高の9081ポイント。
739ポイント安後の242ポイント。
SOX指数は1.45%上昇。
VIX指数は36.09。
3市場の売買高は130億8000万株(過去20日平均は129億株)。
225先物CME円建ては大証日中比10円高の21150円。
ドル建ては大証比日中比100円高の22240円。
ドル円は107.34円。
10年国債利回りは0.710%。
2年国債利回りは0.194%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
EG(6050)・・・動兆
 
イー・ガーディアンに注目する。
同社はネットセキュリティでWeb取引監視、ゲーム問い合わせ代行、ネット広告審査が中核。
eコマース増加を背景に拡大する本人認証、取引監視は拡大。
外出自粛で利用が増える動画監視が増勢。

(兜町カタリスト櫻井)

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