「ワークマン」
NY株式市場で主要y3指数は揃って反発。
S&P500は終値ベースの最高値を更新した。
FOMCは市場予想通りに0.25%の利下げで通過。
FOMC声明は景気拡大を維持するために「適切に行動する」との文言を削除。
利下げを今後休止する可能性があることを示唆した。
ただパウエル議長は「金融政策は良い状況にある」とコメント。
「経済見通しに大きな変更がなければ政策金利が継続的に据え置かれる可能性が高い」と好解釈された。
利益が市場予想を上回ったGMが11%超の上昇。
第3四半期の実質GDP速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比1.9%増。
市場予想の1.6%増を上回ったことも好材料。
ADP全米雇用リポートで民間部門雇用者数は12.5万人増と市場予想の12万人増をやや上回った。
10年国債利回りは1.775%。
2年国債利回りは1.601%と低下。
チリのピニェラ大統領が11月に予定していたAPEC首脳会議の開催を断念すると発表。
APEC首脳会議では米中首脳会談が予定されていただけにやや懸念材料視。
開催断念はドルの下げ要因となったという声もある。
ドル円は108円台後半で動意薄。
引け後に発表されたフェイスブックの決算は四半期収益が予想上回って着地。
時間外で株価は約3%上昇。
同様にアップルも売上高と利益が予想を上回り年末商戦の見通しも市場予想を上回って着地。
同社株も時間外取引で約3%の上昇。
水曜の日経平均は寄り付き21円安、終値131円安。
8日ぶりの反落で続伸記録をストップした。
「東証1部上場銘柄のうち1341(62%)が上昇。
実勢はプラス。
逆に日経平均225銘柄のうち141銘柄が値下がり。
ハイテク比率の高い銘柄の売りが目立った」という見方だ。
TOPIXは新値追い。
昨年12月の1696ポイントが見えてきた。
その先は昨年10月の1838ポイントだ。
東証1部の売買代金は3兆3796億円。
浮動株比率の見直しに伴う売買があったために膨らんだ格好。
ちなみに昨年10月30日は4兆円台まで増えていた。
来年のために記憶しておくべきスケジュールと記録だろう。
値上がり1341銘柄、値下がり757銘柄。
新高値214銘柄と増加。新安値3銘柄。
騰落レシオは124.81。
NTレシオは13.87倍と過去最高水準。
25日線からは3.3%、200日線からは7.2%のプラスかい離。
サイコロは10勝2敗で83.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.224% 。
買い方▲6.877%。
常識論では信用評価損率が▲5%よりも改善すると第一次警戒ゾーン。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方プラス0.432%。
またプラス圏に浮上した。
買い方▲13.750%。
空売り比率は48.9%。
154日連続40%超。
少し甘くなるとすぐに50%に近づく傾向は変わっていない。
空売り規制なし銘柄の比率は7.1%。
10月25日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.64%と3週連続の改善。
昨年12月21日時点の▲19.21%をボトムに今年の最低水準となってきた。
昨年12月14日時点で4.00倍だった信用倍率。
9月20日時点で1.82倍まで低下し直近は2.11倍。
1兆円を超えていた信用売残の減少が寄与した格好だ。
売り残のアローワンスあと2000億円程の度減少。
一方買い残のアローワンスはあと1兆円の増加と見込まれよう。
また10月25日時点の裁定売り残は1702億円減の1兆3687億円。
減少は7週連続。
当限は1917億円減の1兆1906億円。
翌限以降は215億円増の1780億円。
同裁定買い残は571億円増の5729億円。
増加は2週連続。
当限は655億円増の5331億円。
翌限以降は84億円減の397億円。
結局9月6日時点から裁定売り残の解消が約1兆円。
日経平均の同期間の上昇(21199円→23008円)は1809円だった。
売り残解消1兆円で日経平均2000円高。
5000億円減で日経平均1000円高と計算できようか。
日経HVは13.1、日経VIは15.49。
日経平均採用銘柄のPERは12.89倍。
EPSは1772円。
PER13倍で23036円と計算できる。
PBRは1.13倍。
BPSは20215円。
日経平均の益回りは7.76%。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円高の22825円。
高値22850円、安値22710円。
気学では木曜は「押し目買いの時点にある時は買い方針。逆なら見送れ」。
金曜は「下放れたら買い。上放れたら売り方針良し」。
月足陽線基準は21885円。
2か月連続の月足陽線は間違いないだろう。
これで今年は月足で6勝4敗。
負けはなくなる。
「10月高→翌年2月高」のアノマリーの前提条件は整った。
日経では「次のワークマンを探せ」の記事。
↓
株高の流れに乗り遅れていた中小型株が息を吹き返している。
相場全体が持ち直し、大型株が個別業績に反応しにくくなる中、機関投資家の関心は中小型株に向かう。
投資余力の回復してきた個人投資家も再び参戦する。
時価総額が年初から2倍強になった作業服販売のワークマンに続く銘柄はどこか。
海外投資家の間で「次のワークマン」を探す動きが広がれば、日本株全体への関心を取り戻すきっかけになりそうだ。
これに対して投資家さんのコメント。
↓
第2、第3の○○(大きく上がったような銘柄)と言われる場合もあります。
しかしなかなか第2、第3の○○はないように・・・。
ワークマンの次は、やっぱりワークマンとも・・・。
「大型株中心だったヘッジファンドも割安に気がついて中小型株に」
「出遅れ感のある中小型株」
「個別要因で手掛けやすい」
「中小型のリビジョンインデックスは1年1日月ぶりにプラスに浮上」
「中小型株は内需関連が多いが、消費増税という山を越えた」。
礼賛ばかりが聞こえてくる。
確かチャートは今年も右肩上がりだ。
個人的にも何度か注目株に上げた。
GWのセミナーでは「現場の作業着がファッションになると誰も考えていなかったと思う。
ファッショナブル、プライベートブランドも出してきている。
今、ワークマンのFCをやりたい人が非常に増えている。
とても売れているため。新形態のワークマンプラスで業績が安定した上昇になってきている。
ものつくり等々を絡めて面白い動きをしてくる会社かなと思っています」とコメント。
株価は5000円水準(分割換算後)だった。
昨年12月12日のメルマガ。
「ワークマンに注目する。
同社は作業服、関連用品の専門チェーン。
アウトドア等向けPB需要旺盛で客数拡大。
アウトドアやスポーツ、雨具のPBに特化した専門店を東京・立川にオープン。
11月度の売上高は、既存店が前年同月比20.1%増で、全店は同24.1%増。
「フィールドコア」「ファインドアウト」「イージス」の主力3ブランドが大幅に伸びた。
防寒の「ヒートアシスト」などPB商品も好調」。
株価は3000円水準だった。
結果論としては株価が長期上昇だから悪くはない。
しかし・・・。
株価が動意づいていないかった頃も一生懸命、地道にIRを行っていた姿勢が脳裏には浮かぶ。
確か昨年の秋。
確か福岡だったと思うが、同社の製品を展示しながらトップが一生懸命アピールしていた。
「これが売れているんですよ」と聞きながら黄色い作業衣や雨具を見たことを思い出す。
そしてそこにたくさん集まっていた投資家さんの姿も・・・。
こういう地道なIR活動がきっと今年の瞠目するべき株価動向に繋がったのだろうと思う。
IFRSだ、ESGだ、企業価値の算定だ、統合報告書だ。
学問チックに横文字に流れる高尚なIRも重要かも知れない。
でも・・・。
やはり現場でのIR行動が一番大切だと思われる事例でもある。
ワークマンの動向は忘れていたものを思い出させてくれたような気がする。
NYダウは115ドル高の27186ドルと反発。
NASDAQは27ポイント高の8303ポイント。
S&P500は9ポイント高の3046ポイント。
過去最高値を更新した。
ダウ輸送株指数は190ポイント安の10639ポイント。
SOX指数は0.06%の下落。
VIX指数は12.33。
225先物CME円建ては大証日中比90円高の22930円。
ドル建ては大証比日中比100円高の22940円。
大証夜間取引終値は日中比100円高の22940円。
ドル円は108.83円。
10年国債利回りは1.775%。
2年国債利回りは1.601%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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(兜町カタリスト櫻井)
