「ロスカットが9」

 
「ロスカットが9」
 
NY株式は大幅反落。
NYダウは1464ドル安と前日の上昇幅を打ち消した。
下落幅は市場2位の大きさ。
直近高値からの下落率は20%を超えた。
リーマンショック以降初めてベア相場入りした。
S&P500とNASDAQは同19%下の水準。
WHOのテドロス事務局長は「新型コロナ感染拡大がパンデミックに相当する」と表明。
警戒感が高まった。
またホワイトハウスが新型コロナの高官会議を機密扱いにするよう命じたという報道も悪材料視された。
「トランプ政権による財政刺激策の詳細が見えてこないことも不透明感」という見方もある。
ボーイングが18.2%、ナイキが4.9%の下落。
3市場の売買高は約151株。
VIX指数は50%を上回った。
2月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が0.1%上昇したが影響は限定的。
国債利回りは上昇。
10年国債利回りは0.877%。
2年国債利回りは0.521%。
ドル/円は1円近い円高トレンドで104円台半ば。
恐怖と欲望指数は6→4。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き109円安、一時プラス場面もあったが終値451円安と反落。
日足は2日ぶりの陰線。
TOPIXも再度1300ポイント台。
「トランプ政権の経済対策がまだ固まっていないらしい」との疑心暗鬼が台頭。
CMEのNYダウ先物が一時は700近くマイナスとなったことを悪材料視した格好。
後半はほとんどジリ安の推移。
NYダウの1167ドル高は東京では見えなかった。
東証1部の売買代金は3兆1263億円と3日連続の3兆円超(28日連続の2兆円超)。
値上がり393銘柄(前日1645銘柄)。
値下がり1718銘柄(前日477銘柄)。
新高値0銘柄(前日0銘柄)。
新安値19銘柄(前日1442銘柄)。
騰落レシオは57.10(前日57.33)。
NTレシオは14.02倍と低下。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(22354円)からは13.14%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は23164円。
右肩下がりにの200日線(22158円)からは12.37%のマイナスかい離。
5日線(20212円)は4日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方△1.280%(前日▲0.642%) 。
買い方▲25.050%(前日▲23.324%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△10.928%(前日△6.750%)。
買い方▲39.319%(前日▲36.170%)。
空売り比率は48.4%で21日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.9%。
Qiock調査の3月6日時点の信用評価損率は▲20.39%と4週ぶりの改善。
前週は▲21.35%だった。
3月6日時点の裁定売り残は4032億円増の1兆3152億円。
2週連続の増加。
当限は4151億円増の1兆1185億円。
翌限以降は118億円減の1967億円。
同裁定買い残は70億円増の4290億円。
3週ぶりの増加。
当限は239億円増の3403億円。
翌限以降は310億円増の886億円。
日経HVは31.5、日経VIは47.09。
日経平均採用銘柄の予想PERは11.91倍。
EPSは1630円。
PBRは0.98倍。
BPSは20877円。
225先物採用銘柄の益回りは8.40%。
ドル建て日経平均は186.32(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は36円安の1785円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1566円(前日1483円)。
東証1部の時価総額は528兆円。
シカゴ225先物終値は日中比205円安の19165円。
高値19985円、安値18930円。
大証夜間取引終値は日中比240円安の19130円。
今週から5時半に終わる大証夜間取引終値の方が直近値。
気学では「気味の急変をみる日なり」。
金曜は「初め高いと後安の日。吹き値あらば売り狙え」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が18076円。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が19502円。
RSIが12.92。
RCIが2.75。
過去の指標はほぼ限界値だが、明るさは見えない木曜日。
 
米トランプ大統領は日本時間午前10時から演説の予定。
内容は「経済や医療の問題について」。
トランプ大統領のツイート。
吉と出るのか凶とでるのか。
微妙な前場だ。
唯一言えるのは「現実がパンデミックであって金融危機でも貿易摩擦でもない」ということ。
多元連立方程式の解を求めようとすることに無理があろうか。
 
今年の曜日別勝敗(3月11日まで)

月曜2勝6敗
火曜4勝5敗
水曜6勝4敗
木曜5勝4敗
金曜4勝5敗
 
NYダウは1464ドル安の23553ドルと大幅反落。
NASDAQは392ポイント安の7952ポイント。
S&P500は140ポイント安の2741ポイント。
ダウ輸送株指数は394ポイント安の8126ポイントと反落。
SOX指数は5.67%上昇。
VIX指数は53.90。
3市場の売買高は約151億株(直近20日平均119.2億株)。
225先物CME円建ては大証日中比205円安の19165円。
ドル建ては大証比日中比210円安の19160円。
ドル円は104.53円。
10年国債利回りは0.877%。
2年国債利回りは0.521%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ミクロン精密(6159)・・・動兆
 
ミクロン精密に注目する。
同社は心なし研削盤国内首位でシェア4割。
自動車増産投資低調で心なし研削盤、内面研削盤は国内外の自動車向け出荷縮減。
ただ医療機器の部品加工メーカー向けに研削盤に期待感。

(兜町カタリスト櫻井)

 

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