「マーフィーの法則」

「マーフィーの法則」

マーフィーの法則というのがある。
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」
「うまく行かなくなり得るものは何でも、うまく行かなくなる」
「何事であれ失敗する可能性のあるものは、いずれ失敗する」
「作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する」
洗車しはじめると雨が降る。雨が降って欲しくて洗車する場合を除いて」
「食パンを落とすと必ずバターが付いているほうが下」はマーフィーの法則の中の「選択的重力の法則」の一種。
これらが基礎編。
根本にあるのは「何かをやろうとしたときに、いつも悪いほうの結果が起きてしまう」。
「失敗するかな、駄目かな」と考えると「やっぱり駄目だった」。
以下はその応用。
「満員の時、自分の立っている前の席だけが空かない」。
「自分が席に座った時、疲れている時ほど目の前にお年寄りの人が乗り込んでくる」。
「切符を買う時、自分の並んだ列がいつも遅い」。
「バスは、いつもは予定時刻に来ないが、自分が予定時刻に遅れた時に限って定刻にやって来る」。
「バスは、自分が急いでいる時ほど、渋滞にまき込まれる」。
「ビデオに撮ってまで見たい番組は、必ず野球中継が延長する」。
「試験のヤマは外れ、勉強しなかったところに限って出題され」る。
「計算間違いに気がついて、念のためにもう一度計算し直すと、第3の答えを導き出してしまう」。
「傘を持って家を出た日に限って、雨が降らない」。
「天気予報の雨の予報は、傘を忘れた日に限って的中する」。
「傘を置き忘れてしまう確率は、傘の値段による」。
「自分がコピーしている時に限って、紙切れが発生する」。
「コピーの紙詰まりを直すと、トナーが切れる」。
「机の上のお茶は、いつも最も重要な書類のほうに向かってこぼれる」。
「電話は、席をはずした時にかかってくる」。
「LANケーブルは長すぎるか短すぎる。ちょうど良い長さのLANケーブルは存在しない」。
「ネット通販で注文を確定した直後は、もっと安いサイトを見つける確率が高まる」。
「サイトの『よくある質問』には、あなたが求める質問も答えもない」。
「いちど認めた例外は、次からは当然の権利となる」。
「機械が動かないことを誰かに証明して見せようとすると、動きはじめる」。
「人は誤解により友人になろうとし、理解により離れていく」。
「どうでもよいときに絶好調となる」。
「探していない物は、必ず見つかる」。
「勝ちは続かない。負けは継続する」。

普段考えていることは潜在意識に刻まれる。
無意識的に行動へとつながる。
何をどうしたいかをより明確にすればするほどそれは現実になってくる。
つまり「自分の思っていることが結果を引き寄せている」。
人は「不安や恐怖に支配されやすいもの」。
それらに支配されていると不安や恐怖が現実の事になってしまうことが多いということだ。
これを株式市場に当てはめてみると・・・。
「起こって欲しくないことは起こる」。
「多額の投資ほどよく失敗する」。
「失敗する可能性のある投資はいずれ失敗する」。
「複数のシナリオの中に破局にいたるものがあれば誰かがそれを実行する」。
「株を買うと下がる」。
「買った株が暴落する確率は、投資金額に比例する」。
市場はこういった法則というか経験則が邪魔をすることが多い。
「えっ」というよりは「やはり」という下げを何となく納得してしまう気持ち。
これが良くないことは分かってはいるもののなかなか脱却できないところが古今の東京市場の弱さ。
次は逆マーフィーの法則でも見つけることが大切なのだろう。

2016年7月に言っていたこと。

電子端末では先物の逆ザヤに関する考察。
(1)先物の爆買いがなくなった
7月第2週以降、キャッシュ比率を高めていた年金や投信が一気に株・債券買い。
海外投資家は現物3512億円買い越し。
先物6495億円買い越し(現先合計1兆7億円)
(2)スワップ関連
米銀などはマイナス金利でドルを円転できる。
だから先物割安・現物割高の局面でも先物売り現物買いが可能。
だから先物が売られる構図。
マイナス0.3%で調達してマイナス0.2%で運用して利益が出る。
マイナス0.2%の運用だけみるとマイナスだが全体では0.1%のプラス。
(3)現物株の貸出フィーが上昇
先物売り・現物買いのポジションが減っており、現物貸出フィーが上昇。
裁定買いをやる気が減っている。
となると、もしもマイナス金利幅は増加するとさらに裁定買いは減少することになる。
やや複雑だが・・・。

(櫻井)。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次